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■特集 「日中文化観光交流ウィーク」
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中国の伝統楽器である二胡の世界的奏者である馬さん。 「日中文化観光交流ウイーク」開幕式では、多くの観客の心に神秘的な音色を響かせてくれました。取材翌日にはカナダへコンサートのために発つ馬さんにインタビュー。

二胡奏者 馬暁暉さん



---ステージでは素敵な演奏ありがとうございました。

中国文化と日本文化の架け橋となる、意義あるイベントに参加できたことを誇りに思っています。私自身も日本には縁があり、年に2度ほどレコーディングやコンサートで日本に行っているんですよ。

---馬さんと二胡の出会いについて。

私は、両親ともに理系の教授をしている家庭で育ちました。両親が音楽好きということもあり、いつも音楽が身近にありました。小さい頃はバイオリンを習っていたのですが、首痛になってしまい続けることが困難になって、二胡を始めました。
6歳半で初めてステージに立ったのですが、緊張のあまりステージで転んでしまい、涙ながらに演奏した思い出があります( 笑)。13歳になった年、親元を離れて上海の音楽学校に入学しました。キャンパスですれ違う人たちからは、「古くさい二胡なんかやめて、もっとお洒落なバイオリンやチェロを選んだらいいのに」なんてことを言われたこともあります。とても悔しかったですね。私が二胡を世界的なものに、お洒落なものに変えてやる!と強く思ったことを覚えています。20歳の頃から海外でコンサートを開く機会が増え、二胡の素晴らしさを世界に伝えることができてうれしく思います。先日開催されたスペシャルオリンピックスや2010年に開かれる上海万博において、親善大使に任命されました。とても名誉あることだと思っています。

---海外でもコンサートを開いてらっしゃいますが、反応は?

当然、文化が違うと好む音楽が変わるので、その国の方たちが好みそうな曲を選曲することはありますが、言葉や文化は違っても、美しいものを美しいと感じる人の心は万国共通だといつも感じてい
ます。最近ではオーケストラや他楽器とのセッションも多く、お洒落な新しい音楽として気に入ってもらっていると思います。

---忙しい毎日を送る、馬さんのリラッ クス方法は?

散歩をしたり本を読んだり、友人と食事に出かけたりしています。リラックスと身体の治療を兼ねて、マッサージにもよく行きますね。私の名前を見て、友人から「輝く朝の陽を浴びて、世界中を忙しく走り回る馬」と言われたことがあります。まったくその通りだと思いますね。ハードなスケジュールで世界を飛び回っていると、心身ともに疲れきってしまうことがあります。でも、そんな生活が私には合っているし、大好きなんです。

---これからの目標は?

もっと世界に二胡を広めていきたいですね。そしていつの日か、中国にいる日本人のためのコンサートを開きたいです。人生とは四季のようなもので、厳しい冬が過ぎれば暖かな春が来る。そんな断片的な出来事を紡いでいると、まるでひとつの曲のようだと思いませんか?私の人生も素敵な曲になるといいなぁと思います。

馬暁暉 プロフィール
上海音楽学院卒業。国家1級芸術員に認定され、アメリカへの訪問学者を務める。オスカー映画祭において音楽部門で最優秀賞を獲得した 「グリーン・デスティニー」の二胡演奏を担当し、 世界的チェロ奏者ヨーヨ・マとも共演。

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