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■ 特集 春の特選お出かけプレイス
  Part1  Part2
近郊旅行 紹興・徽州
茴香豆を肴に茶碗で紹興酒を1杯ほろ酔い加減で春を感じよう
小説家魯迅、書道家王義之、詩人陸遊、数々の文化人が足跡を残す文化の香り漂う地
● 伝説の地で桜を楽しむ

紹興に桜の林があることをご存知だろうか?場所は観光地会稽山景区より車で10分程度の宛委山(香格里拉別墅そば) というところ。1998年に紹興市人民対外友好協会と浙江省会稽山旅遊度假区管理委員会が共同で造り上げた中日友好桜花林で、600アール以上の敷地には1000本以上の桜が植樹されている。今年は3月後半から開花の見込み、これにあわせて3月25日には紹興市主催により桜まつりが開催される予定だそうだ。












会稽山景区にはいくつかの見所があるが、有名なのは大禹陵だ。今より4000年以上も前、治水に務め、初の世襲王朝である夏王朝の祖となった禹はここで亡くなり、葬られたのだという。水辺を抜けて木々の間を歩いていくと「大禹陵」と赤い文字で書かれた碑が見えてくる。この碑は江沢民の親筆なのだそうだ。そこを過ぎて参道を行き階段を上るとけっこうこぢんまりとした建物、禹廟に到着だ。中にはカラフルに彩色された禹像や古代の楽器が置かれている。
間もなくこの大禹陵の入口付近には水郷の街を模した禹陵村というリゾートも間もなく完成する予定だ。

● 天然の山水大盆景

紹興の市街地から東へ1.5キロほど行ったところにある湖が東湖。ここはもともと湖ではなく、もとは青石山という山があるだけの場所だった。ここが有名になったきっかけは秦の始皇帝、彼が紹興にやって来た時にはここで休息を取り馬に餌を与えたのだそうだ。清代末になってやっとここに湖ができあがった。陶淵明の後代である陶浚宜がここを訪れ、運河から水を引いて湖を造り上げたのだ。長くのびる江南風の白い壁(@)に囲まれて外界と隔絶され、東湖には一種独特のゆったりとした時間が流れている。
東湖は湖自体はそれほど大きくはないが、その名はよく知れ渡っている。烏蓬船(A)(3人乗り、100元/3人)に乗って、紹興酒の女児紅、ピーナツ、茴香豆(D)を味わいながらゆったりと景色を楽しめば、その理由が自ずとわかることだろう。
ここの風景は実に独特だ。ここには湖の中に3つの洞窟がある。桃の形に似た仙桃洞、洞内に進むと井戸の底に入ったように感じるほど細くて深い陶公洞、洞窟の真ん中で声を上げると向かいにある橋の上まで良く声が通る喇叭洞だ。これらの洞窟は自然に形成された物ではなく、隋代に人工的に石を切り出した際にできたものだ。石を切り出す時にできた黒と白の模様もまるで天然の山水画のように見えて美しい(B)。
洞窟を出ると行く手から歌声が水上を流れてくる。船の最終点付近の水上に造られた舞台で2人の役者が紹興の劇を歌っているのだ(C)。茴香豆を肴に紹興酒を味わいながら船上で劇を楽しめば、魯迅の作品「社戯(村芝居)」の世界にいるように感じることだろう。

● 魯迅時代の学校を体験


紹興と言えば魯迅の故郷として有名。その名も魯迅中路にある「魯迅故里」には魯迅の故居、先祖の家、魯迅が通った私塾である三昧書屋、魯迅の遊んだ百草園などたくさんの見所があり、また通りに沿っておみやげ屋さんも軒を列ねているのでのんびりショッピングしながら散策を楽しむことができる。道に沿って流れる細いクリークには烏蓬船という小舟がたむろしており、紹興独特の黒いフェルト帽をかぶったおじさんたちがお客さんが来るのを待っている。烏蓬船に揺られて狭いクリークに掛かる橋の下をくぐったりするのはちょっぴりスリリングで楽しい。
三昧書屋では日に何度か当時の塾の様子を再現した劇を見せてくれる。うまく行けば教室の席に座って儒教の子供用教科書「三字経」を教わることができるかも知れない。しっかり声を張り上げて教科書を読もう。先生役のおじいさんの紹興なまりも味があっていい。




● 悲しく美しい悲恋の舞台


沈園は魯迅故里から徒歩数分、南宋の時代に沈という商人が築いた江南庭園だ。この沈園には詩人の悲恋のエピソードが伝わっている。 若い頃陸遊は唐婉という女性と結婚し相思相愛だったが、彼女は陸遊の母と折り合いが悪く家を出されてしまう。2人はやがて他の人と結婚したが、忘れることができない。そんなおりにこの沈園で偶然の再会を果たすのだ。その時に感じた思いのたけをこの庭園の壁に描いたのが「釵頭鳳」という詩だ。沈園は今もしっとりとした趣をたたえ、また2人の悲恋を彩ったであろう花々も咲き乱れている。

● 優雅な書道の聖地


蘭亭の歴史は古く春秋戦国時代まで遡るが、なんといってもここで一番有名なのは「蘭亭序」だろう。東晋の書道家王義之はこの蘭亭で宴を開き、小川に酒杯を浮かべてそれが目の前で止まった人が詩を作るという趣向を行った。この詩をまとめた物が『蘭亭集』であり、その序文としてつけられたのがこの「蘭亭序」だ。その内容もさることながら書法も素晴らしく、後の人は皆これを手本として書を学んでいる。今も鬱蒼と竹の茂る園内はそんな優雅な気配が色濃く残っている。旧暦の3月3日には毎年蘭亭書法節が開かれ、ここに中国内外の書道家が集うという。まさしく書道の聖地だ。




● 紹興酒工場を探険しよう!




紹興酒の名前はあまりにも有名、紹興酒ファンならその造り方も知りたくはないだろうか?ならばせっかくのチャンス、紹興酒工場の探険に行ってみよう!会稽山紹興酒厰(@) では昔の酒造りの道具(A) を見ることができ、また現在の酒造りの過程(B) も見学することができる。中糧紹興酒厰では工場スタッフたちが手描きの手の込んだ酒瓶を作る様子(C) を見ることができる。ここの酒瓶はそれほど大きくはないが、熟練したスタッフであっても一日かかっても必ずしも納得のいく品を作れるとは限らないそうだ。自分でもトライしてみたい方は工場に問い合わせてみよう。

会稽山紹興酒有限公司 中糧紹興酒有限公司
住:紹興市柯橋鑒湖路1053号 住:紹興市福東路中糧紹興酒有限公司
TEL:0575-488-7800 TEL:0575-519-2307
営:8:00〜16:30 営:9:00〜17:00




● 食は紹興にあり




紹興に来たならば臭豆腐(A) を食べるのは必須項目、それにレストランの軒下にずらりと吊るされた咸魚(@) 塩漬けの魚)もぜひとも味わっていただきたい。咸亨酒店(C) は4種類の紹興酒(B) をブレンドしたという紹興酒が独特の味わいで、濃厚かつ後を引く味だ。ここに来たら何本か紹興酒をおみやげに買って帰りたい。こちらの油炸湯圓はおすすめ。金色に揚がった湯圓はかわいらしい形とさっくりと揚がった中の控えめな甘さの胡麻餡がポイント。上海では味わえない味、こちらでぜひ試してみて。


会稽山酒店 咸亨酒店
住:紹興市魯迅中路239 号 住:紹興市魯迅中路179 号
TEL:0575-508-3977 TEL:0575-522-7260
営:11:00〜21:00 営:7:45〜20:30

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