歴家菜
歴家菜の創始者である歴善麟氏の祖父、歴順慶氏は清の同治、光緒年間に内務大臣を務め、主に紫禁城の安全事務と御膳厨房の管理を請け負っていた人物であり清朝の宮廷料理については掌を指すがごとくである。それを証明するのが歴家菜の看板、なんとラストエンペラーの弟である愛新覚羅傅杰の書である。
歴家菜の料理は西太后の宮廷御膳に用いられた材料とレシピで作られており、現代工業の産物である化学調味料などは一切使用されていない。調理法は伝統的な清宮御前の極めて複雑で時間のかかるものを踏襲している。だから歴家菜では予約のみ、コース料理のみのお店なのだ。
上海に新しくオープンしたのは北京にある歴家菜本店の支店、歴家菜の唯一の支店、黄浦公園内、庭園と9部屋の個室からなる。シェフはもちろん北京の本店からやって来た人物で、味の心配はご無用だ。メニューは3コースのみ、上海支店では季節ごとに料理がひとつ変更される。 |