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てくてく上海歴史散歩 |
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■てくてく★外灘を歩こう |
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上海のシンボル的存在である外灘はもう語りつくされた感がある。観光でも、アテンドでも、テレビでも見飽きているくらいの景色だが、実際に歴史を感じるために改めてゆっくりと歩いてみると、思いもかけない発見がたくさん!素通りの外灘から歴史の中に一歩足を踏み入れると、その魅力のとりこになること間違いなし。 |
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外灘のシンボルならここ |
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上海海関
外灘の建築物でひときわ目を引く鐘楼をいただくこの上海海関は、黄浦江を行き交う船舶からの徴税を目的として、初代の海関は1857年に十六舗に建てられた。1877年に二代目が、そして現在の建物は1927年竣工の三代目となる。パーマー&ターナーの設計による、古典主義からアール・デコへの過渡期の建築様式を採る。古代ギリシャの神殿の形式を採った正門には4本の巨大な支柱があり、神聖な威厳をたたえている。時計は直径が5.3mあり、現在でも15分ごとに懐かしげな鐘の音を響かせている。
住:中山東一路13号 設計:パーマー&ターナー |
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住:中山東一路19号(南楼) 設計:スコット&カーター 住:中山東一路20号(北楼) 設計:パーマー&ターナー |
和平飯店(南・北楼)
南京路を挟んで向かい合う、2つの個性を持った和平飯店。緑色のトンガリ屋根が特徴の北楼は1928年に不動産王サッスーン財閥の本拠地として竣工した。シンプルな直線の中に幾何学模様が結合したアール・デコ様式。一方の南楼は1階は粗石積みで2階以上が赤レンガと白壁のコントラストが美しいヴィクトリアン・ルネッサンス様式。前身は1906年竣工の匯中飯店で、正面玄関上の1906という竣工年の表示に注目。上海で初めてエレベーターを設置した建物でもあり、2楼ともぜひ中に入って細部の装飾を見てみよう。バーやレストランを利用するのもおすすめ。 |
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外灘ならではの個性派建築物 |
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住:中山東一路と呉淞路の境 設計:Wills公司 |
外白渡橋
蘇州河にかかる外灘と虹口地区を結ぶ外白渡橋は、今も上海に暮らす人々にとってなくてはならない存在だ。1848年に虹口に米国租界が置かれたことをきっかけとして、1856年に完成した。当初は木製で、1907年に現在の姿になった。名前の由来は、外 渡橋(第一の船着場の橋)が訛って外白渡橋になったそうだ。 |
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| 住:中山東一路33号 |
旧上海市政府 公庁
英国総領事館として1849年に最初の建物が建てられた。その後、1872年に二代目として竣工したのが現存の建物で、外灘に現存する最古の建築物である。設計はイギリス人設計士によるが気候を考慮して、ベランダを廻らすコロニアル様式の2階建てとした。緑豊かな広い庭園を持つ。残念ながら現在は立ち入り禁止になっている。 |
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上海歴史陳列室
外灘の南に位置するこの建物は、1865年に設立された気象観測所、外灘天文台を1907年に改築したもの。基礎部はアール・ヌーボー様式で、高さは50m。現在は1階の展示のみの公開で、上階へは立ち入り出来ない。1階に1855年制作の上海の地図を展示している。塔の上についた風向計がアルファベットではなく東西南北になっているのが趣がある。
住:中山東一路×延安東口 時:9:00〜12:00、13:00〜17:00 今月の「オールド上海」参照 |
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装飾美を堪能 |
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浦東発展銀行
1923年竣工の、パーマー&ターナー事務所のウィルソンによる代表作とされる新古典主義の建築。96年の大改修の際に、50年代に覆い隠されていたモザイク画が天井から発見されて大きな話題に。これを見ないと後悔するぐらい必見。3階にはカフェがあり、上海海関の大時計が望める。
住:中山東一路12号 設計:パーマー&ターナー |
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友邦大厦AIA
ノースチャイナデイリーニューズ(字林西報)の社屋として1924年に建てられたもの。レスター・ジョンソン&モリス事務所による設計で、彼らの代表作である。新古典主義の建築で、外壁上部にある人物彫刻を見上げてみよう。1階の入り口天井にある黄金のモザイクも美しい。
住:中山東一路17号 設計:レスター・ジョンソン&モリス |
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中国工商銀行
東京銀行の前身である横浜正金銀行の上海支店で、現在のものは1924年のパーマー&ターナー設計による古典主義様式建築。戦前には満鉄や日本商工会議所が入るなど、内部には多くの日系企業が支店を構えていた。そのせいか、建物内部には鎧武者のブロンズのレリーフが見える。
住:中山東一路24号 設計:パーマー&ターナー |
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時代の先端と歴史建築 |
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THREE ON THE BUND
パーマー&ターナー事務所が上海で最初に手がけた、ネオ・バロック様式の建物。数年前、大改装ののちにアルマーニやジャン・ジョルジュという世界的なショップやレストラン、ギャラリーが入る高級複合ビルになった。現在の上海を表しているような、歴史とトレンドが同居している建築物。
住:中山東一路3号 設計:パーマー&ターナー |
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Bund 18
イギリスの植民地銀行、チャータード銀行の上海支店として建設。現在の建物はパーマー&ターナー事務所の設計により1923年に建設されたネオ・バロック様式のもの。正面入り口にCharterd Bankの文字があった跡が見える。ここも高級レストランやブティックが入るビルとして昨年、生まれ変わった。
住:中山東一路18号 設計:パーマー&ターナー |
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元芳大楼
1897年に中国人による中国初の銀行として開設した中国通商銀行。アン女王復古様式に属し、ギザギザ屋根が特徴。当初は赤レンガ造りだったが現在は壁面は白く塗られている。最近、内部の改装が始まった様子で、何に生まれ変わるのか期待が高まる。建物前の歩道に古い水道栓がある。
住:中山東一路6号 設計:モリソン、グラットン&スコット |
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約2時間の歴史散歩 |
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通常、外白渡橋から新開河までを指す外灘には1年中、朝から夜まで世界中から観光客が訪れている。歴史を遡ると1845年、イギリスにより占領されイギリス租界ができ、さらにフランス租界もできて20世紀の40年代初までこの状態が続いた。このような歴史的背景から外灘には当時のヨーロッパ建築の風格をたたえた建築物が多く残っている。このてくてくでは、建築好きにはたまらない中山東一路上にある建物を中心にご紹介。約2時間もあれば中に入りながら細部までその建築美を堪能することができる。時間と元気があれば福州路や北京路にも入ってみよう。
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@は中国工商銀行内のレリーフ。 |
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Aは友邦大厦外壁に残る人物彫像。 |
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