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第3回 太陽城堡 キダム
この夏の興奮といえば… 上海に初上陸したカナダのサーカス団 「シルク・ドゥ・ソレイユ」の人気演目 『QU DAM(キダム)』でしょう! 人間離れしたパフォーマンスの数々は、 まさに一流の芸術!一瞬たりとも 舞台から目を離せない、めくるめく 不思議の世界をご覧あれ。
ストーリー
両親にかまってもらえない 孤独な少女ゾーイは、ある日、頭のない男「キダム」に 出会う。ゾーイがキダムの帽子を手にした途端、 ファンタスティックな世界が幕を開ける。 『キダム』とはラテン語で 「名もなき通りすがりの者」という意味。


▲1本のロープのみで3次元のアクロバットを見せるスパニッシュウェブ。天井から一気に降下し、地上す れすれでぴたりと止まる演出など、ドキドキの連続。
▲物語の進行役「ジョン」。間の抜けた 仕草で笑いを誘う。主人公ゾーイは、彼 に導かれて奇妙な旅を続ける。 ▲縄跳びを使った「スキッピングロープ」。クライマ ックスの大縄跳びは、高速で複雑。日本人団員、田口 師永氏の技が光る。
▲2人の人間による驚異的な肉体芸術「バイ ス・バーサ スタチュー」。ゆっくりとした 動きで様々なポーズを魅せる。まるで彫刻 が生きて動いているかのようだ。 ▲幻想的な演目「エアリアルフープ」。彼女達に骨はあ るのだろうか?と考えてしまうほど、様々な方向に体が 曲がる。
サーカス小屋は奇跡と感動でいっぱい
重力の存在を忘れさせる信じられない技が、目の前で次々と繰り広げられる。 息をつかせない見事な構成や壮大な音楽は、サーカスの域を超えた一大エンター テイメントだ。舞台中央だけでなく、端の目立たない所にまで趣向を凝らしてある のがシルク・ドゥ・ソレイユのすごいところ。隅々まで見逃さないように!

キダムのステージに動物は登場しない。使うのは自らの体と単純な小道具だけだ。
人体の限界はどこにあるのか―
極限の光景に思わず拍手せずにはいられない。
▲ステージを走り回る「ターゲット」。くるくるとした動きに親近感が沸く。
エリア内を探検!
園内は、シルク・ドゥ・ソレ イユのシンボルカラーである 青と黄色で統一されている。 青は空、黄色は太陽を表して いるのだそう。
▲メインテントの上には、これまで公演を行ってきた国の国旗がずらり。 ▲設置された臨時トイレも青と黄色。 ▲売店で買ったビールやポップコーンは持ち込み可。  楽しい夜への準備はOK?
▲帽子(200元)数種類から選べる。お子さんにいかが。 ▲サーカス人形(260元〜)  いろいろな方向に関節が曲がる。  人形ごとに表情が異なるのがか  わいい。 ▲マグカップ(40元)裏には   シリアルナンバーが。
   
▲Tシャツ(160元)豊富な種類  があるので、お気に入りの1枚  を見つけたい。    
DATA
  住所: 上海浦東・太陽城堡
※上海科技館隣、東方芸術中心向かい。
世紀大道×丁香路
  公演時期: 2007年6月28日〜8月26日(月曜休演)
  開演時間: 火曜〜金曜 19:30開演
土・日 15:00開演、19:30開演
  チケット: 2000元、880元、680元、360元、150元
  アクセス: 地下鉄2号線「上海科技館」駅下車徒歩5分
  電話: 962288(英、中、日)
※チケットの購入は Wheneverチケットでも可能。 5107-5988(日本語可)
キダムで活躍する日本人たち
   ■ 田口師永さん スキッピング・ロープ・アーティスト

Q.シルク・ドゥ・ソレイユに入団したきっかけを教えてください。
A.社会人のころ、なわとびに魅せられて始めました。その後、なわとびの世界大会への参加を経て、シルク・ドゥ・ソレイユでスキッピング・ロープ・アーティストを探していると聞き、デモンストレーションのテープを送ったところ、日本公演のみという契約で採用されました。そのあと、契約更新のお 話もいただき、世界でのツアーにも参加することになりました。

Q.いままで、何ヵ国くらいでパフォーマンスをしましたか?
A.2003年の日本公演を皮切りに、9ヵ国19ヵ所を回りました。この上海公演の後はメキシコに行く予定です。1つの街には最低でも4〜6週間、長い時は2ヵ月以上滞在します。旅行者ではなく、住む人間の視点からその街を見ることができる点では、この仕事についてよかったと思っています。

Q.体重制限が厳しそうというイメージがあるのですが、出演者の食事はどうしているのですか?
A.いつもはキダム専属のシェフの料理を食べています。でも、この前のオフには美味しい小籠包を食べに行ってきました。シェフは日本食も作れるので、日本の食事が恋しくなったりはしないですね。

Q.サーカスで働く人間にとって、シルク・ドゥ・ソレイユはどういう存在ですか?
A. やはり、サーカスを目指す人間にとっては、目指したいもののひとつだと思います。世界のトップレベルが集まっている上に、そこからさらに上を常に目指そうとしていますので。それぞれの国で、トップのサーカス団はありますが、世界規模で展開しているサーカス団というのは、シルク・ドゥ・ソレイユだけだと思います。

Q. 田口さんから見た、キダムの魅力とは何ですか?
A. 他のシルクのショーと比べても物語性が強く、かといってこういうストーリーです、と完全に固定されたものでもなく、そこから見た人がいろいろな事を感じて考えることができる、魂(心)で楽しむことができる、というところに魅力を感じています。僕が出演しているスキッピングの演目も、是非チェックしていただきたいです。
   ■ 増田葉子さん マッサージセラピスト

Q.マッサージセラピストとして働くことになったきっかけを教えてください。
A.大学までずっと新体操をやっていて、卒業後はコーチをしていたのですが、教え子や後輩達が故障で苦しむのを見て、「私が治すことが出来れば」と思い、はり灸の学校に通い資格を取りました。その後、キダムの日本公演の際に声をかけていただいて、今に至ります。

Q.キダムで働くことになって、びっくりしたことはありますか?
A. バックステージに緊張が張りつめている競技の世界しか知らなかったので、舞台裏でウォーミングアップをしている出演者の中に、読書をしていたりゲームをしていたりする人もいて、とにかくリラックスしているので最初は本当に驚 き驚きました。でも、それは試合の時に最高の自分に持っていくスポーツ選手と違い、毎日同じ良いコンディションを保つためのエンターテイナーとしてのやり方なのだと思います。

Q.スタッフから見た、「キダムのここがすごい」というポイントを教えてください。
A. とにかく演じる人が、ただ、良い演技をする事に集中できるように、食事やトリートメント、舞台のコンディショニングなどが整備されている事が本当にすばらしいと思います。

▲ステージ上での練習は1週間に1回。とにかく動作が速い!