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ウィークエンドにちょっと贅沢 週末大飯店計画
 

Vol.37
浦江飯店 
Astor  House Hotel


高層ビルがそそり立つ浦東と、租界時代の建物が立ち並ぶ外灘にはさまれるように、黄浦江のほとりに建つ浦江飯店。その重厚な佇まいは今なお多くの人々を惹きつけてやまない。今年創業160年を迎える上海屈指のオールドホテルで、ひととき歴史を感じてみてはどうだろう。
 
  華麗なる孔雀の舞い 蘇ったピーコックホール 
■孔雀庁 PEACOCK HALL

 
 
 

1897年、中国で最初の西洋式舞踏会が開かれた浦江飯店のピーコックホール。1階の入り口正面に位置するここは、当時アジアで最も美しいボールルームと讃えられた、壮麗なバロック式のホールだ。200人を収容できるという500m2の面積を誇り、10mの高い天井はホールをさらに広く見せている。孔雀の羽を広げたような華麗な2階バルコニーの装飾、優美な曲線を描くアーチ型の天井など、その細部にわたるまでこだわりぬかれた美しさに、思わず息をのんで見とれてしまう。
オールド上海の社交場から、その後証券交易所として引き継がれたピーコックホールだが(交易所は1997年に移転)、創業160周年を記念してこのほど改修工事が行われた。再現されたホールは柱や天井など一部は新しくなっているものの、磨き抜かれた床板などは当時のまま。現在はウェディングなど各種パーティーの予約を受け付けている。


▲ホールを2階から見下ろしてみると、床板に描かれた柔らかなカーブを描く大きな花が見てとれる。   ▲前方ステージには、昔孔雀の羽をモチーフにしたガラス製の背景があったとか。今後それも再現する予定だ。

▲アーチ型の天井部分。その精緻を極めた職人技はぜひチェックしておきたい。   ▲天井に淡い色彩で描かれた花々が、清清しく優しい光を投げかける。 ▲ホール内、柱の片隅に設計者の名前が彫り込んである。あなたは見つけられるかな?

 
  モダンとクラシックの共存
Courtyard & Deluxe Suite  
 
 
    クイーン・アン・リバイバル様式に彩られた明るい中ホール、ここの中央は浦江飯店の100年以上の歴史を物語るものたちが飾られている。廊下の両側にはイギリスのラッセルやアインシュタインが宿泊した部屋もあり、時を越えて偉人たちと同じ時代にいるように感じられる。
室内には1930年代のラジオと扇風機などがおかれている。驚くことにこれはただの飾りではなく今でも使用できるものなのだ。キャビネットには18世紀の工芸品が飾られ、べランダの外白渡橋を望むことができる。エグゼクティブフロアの客室にはクラシックな中にモダンな要素が取り入れられている。

▲客室にコンピューターが置かれていて、使用は無料。
▲担当者によると、このホールはクイーン・アン・リバイバル様式の建物だそうだ。    
 
 
  ■ 弦の上で踊るホール RICHADS
2階 7:00〜21:00(20:30L.O.)
 
1920年代にはここでケーキを買うのが当時の女性の流行だったそうだ。ホテル創業と同時に営業を始めたRICHADSはすでに100年以上の歴史を持つ。広々としたホールで曲線を描く床板はよく見るとチェロの形をしているので、このホールは「弦の上で踊るホール」とも称されている。現在、RICHADSではあっさりとした淮揚料理と広東料理を主体とした料理を味わうことができる。
  オールド上海のムード Waitan Bridge Bar
1階 7:00〜翌2:00
 
 
▲ここに置かれたコンピューターではインターネットサービスが利用できる。(15元/時)
2つの部屋からなるバー、Waitan Bridge Bar。モノクロの古い写真、ぼんやりと黄色くともるライト、鉄製の手すりを持つ長椅子、彩色ガラスのライトカバー、入口をくぐると1930年代上海のムードに圧倒される。下へと向かう階段を降りるとバーカウンターが目に入る。昼間には会話を楽しむ外国人が数多く訪れるが、煩わしさを感じることはない。リラックスを感じる空間だ。


 
  ホテルを支えるスタッフ  
 

ホール副経理
余斌さん ホテル歴17年

当ホテルのお客様は多くが外国人ですので、スタッフは英語が流暢です。17年間こちらで勤めており、当ホテルについてはほぼ理解しております。お客様のどんな問題にも対応できると思いますので、何かございましたらお気にお声掛けください。

 
    HISTORY
   

1846年イギリス人資本家リチャーズによって建てられたのが前身であるリチャーズホテル。当時はパレスホテル(現和平飯店南楼)と並ぶ高級ホテルとして知られ、アインシュタインやチャップリンなど著名人たちが多く訪れた。その後はユースホステルとしてバックパッカーたちの人気を集めていたが、バックパッカー減少に伴い改装。最新設備を整えたエグゼクティブルームがお目見えし、著名人たちが宿泊した「名人ルーム」とともに国内外から多くの観光客の人気を集めている。

 


住所:黄浦路15号
電話:6324-6388  Fax:6324-3179
※スタンドールーム…………………1080元
  名人ルーム…………………………1580元
  デラックススイート………………2800元
※すべての価格には15%のサービス料が加算
  されます。