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Vol.21
Rui Jin Hotel
瑞金賓館 |
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| 上海の市中心部に贅沢な緑の空間を有するホテルがある。それが瑞金賓館だ。個人の邸宅として建築された瑞金賓館は、ホテルというより優雅な別荘といった佇まい。澄みきった空気の中で過ごす安らぎのひとときは、きっとあなたにとって忘れがたい素敵な体験となるだろう。 |
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| ■ 上海近代史の証人を訪ねる |
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瑞金賓館 ゲストハウス |

イギリス式の建築は思わず見とれてしまう壮麗な造り。中央の噴水は夜になると幻想的にライトアップされる。 |
上海でも屈指の歴史を誇る瑞金賓館は、古き上海を彷彿とさせるオールドホテルとして多くのファンを惹きつけてやまない。淮海中路から徒歩数分とは信じられないほどそこはゆったりした静けさに満ち、時間すらその空間だけ異なる流れで進んでいるかのようだ。敷地内にはホテルとして使用されている1号楼、2号楼の他に10を越えるヴィラが点在し、外資系の企業がオフィスとして使用しているものも。80年以上の歴史を持つ建物は、どれも上海の近代史を見つめ続けてきたどっしりした風格を残しており、さながら建築物の博物館のようだ。 そして何といっても驚くべきは広大な庭園。大都会の中にあってこんなにもたっぷり緑を使った庭園は現在ならきっと無理に違いない。その規模は敷地面積の約8割を占めるとか。あまりの広さに敷地内のあちこちに設置された地図で現在位置を確認しなければならないほど。庭園を埋める緑の木々が、都会の喧騒や排気ガスからその空間を守ってくれ、まるで深い森の中にいるかのように深呼吸してみたくなる。新緑が鮮やかに萌え出すこれからの季節は、まさにお勧め。芽吹き出す春を感じながら、都会の中の森林浴はいかがだろう。 |
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| 上海でも珍しい日本庭園。今にも湖面につきそうな松の 幹は経てきた歴史を感じさせる。 |
1号楼1階の暖炉。当時のままの風格を残してる。写真はこの邸宅の持ち主だったモリス氏。 |
1号楼1階の重厚な階段。これを降りると昔は
おそらくダンスホールだったと思われる空間
が。 |
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| ■ エキゾチックな異空間へようこそ |
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Lan Na Thai レストラン |
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瑞金賓館の敷地内、1936年に建築された4号楼にあるタイ料理のレストランがLan Na Thaiだ。そこには群青の壁、赤銅色の窓枠で囲まれた不思議な異空間が広がっており、タイやミャンマーから運ばれた仏像が穏やかな微笑で迎えてくれる。総料理長はバンコクの五つ星ホテルで勤めた後、上海に来てすでに6年になるという女性シェフ。女性ならではの繊細な視点が生きた新しいタイ料理は、週末のちょっと贅沢なディナーにうってつけ。パパイヤサラダ(55元)や前菜の盛り合わせ(85元・2名様用)をはじめ、やはりスパイシーな料理が多いが、メニューには辛さ度が表記してあるので参考にしよう。
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| ● Lan Na Thai |
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電:6466-4328
営:12:00〜14:30、17:30〜22:30(金土〜23:00)
*日本語メニューあり。 *別途10%のサービス料が加算されます。 |
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| ■ オールドハウスに泊まる至福を堪能しよう |
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特別スイートルーム ルーム |
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この部屋には昔どんな人が住んでいたのだろう?言葉では言い表せない興奮を覚える。こんな部屋に泊まれるチャンスを逃すのは惜しい。まず紹介したいのがスイートルームのバスルームの大きさ。とにかく大きい。コンプレックススイートルーム2階にあるバスルームにはふたりで使えるジャグジーを置いてなお、まだまだ空間がある。スイッチの下にはステンレスのスイッチと110Vのコンセントも設置されていて便利だ。 1207室はこの2月に内装が終わったばかりの部屋、ベビーピンクの壁と真っ白のヴィサージュのソファ、5つの扉がついたクローゼットと広々としたダブルベッド。カップルや夫婦で週末を過ごすのにぴったりのロマンチックな雰囲気だ。1201室は中国風、入り口には骨董品の化粧台と茶器の飾り棚が置かれ、ベッドサイドの家具とテレビの棚にも細かな彫刻が施されており、ノスタルジーを感じたい人におすすめだ。
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| ■ ホテルを支えるスタッフ |
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| 点心ブランド「 阿姨」の創始者 恵英さん 勤続年数30年 |

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もう定年だけどこれからも皆さんにおいしい点心を作り続けるつもりです。1992年に日本の天皇陛下が訪中された時、私の点心をお召し上がりになりました。大変喜んでいただいたこのメニュー、以来たくさんのお客様にご注文いただいてます。(天皇御点、お1人様170元+10%サービス料、要予約)
天皇御点より芸術核桃酥(左上)、花式蒸餃、花生酥(右上)。本物そっくりのくるみやピーナッツは精緻を極めた素晴らしさだ。 |
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| ■ 細かな部分から感じる悠久の歴史 |
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デコレーションと陳列物 デコレーション |
現在の臥茵楼(1号楼)のホールの一角あるつい見逃してしまいそうな小さな写真。それが1号楼のかつての主人モリスだ。分厚い紅木を基調にした家具、皮製のソファーと暖炉が当時の彼の地位と富を表している。随所にさりげなく置かれた小物もよく見ると芸術品のような美しさ。入り口に置かれた花を置く台は象をデザインしたもので鼻のわきからは本物の象牙で作られた牙が伸びている。廊下には中国式の紅木家具、階段の手すりの精密な彫刻、2階階段わきの装飾には孔雀と獅子がいまでも美しい色彩で残されている。まるでプライベートコレクションを見ているかのようだ。 |
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| ■ HISTORY |
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| 上海の中心部に総面積5万平方メートルの広大な敷地をもつ瑞金賓館。臥茵楼(1号楼)、于環楼(2号楼)、綺思楼(3号楼)は1920年代、30年代に建てられたもので、もとは上海ドッグレース場の社長モリス・ベンジャミンの住宅だった。1936年に建てられた餐櫻楼(4号楼)は当時上海に住む日本人が集った「三井花園」だ。1956年から上海市政府委員会の招待所となり周恩来等の有名人や各国の国家元首が宿泊した。1979年に対外解放され、そのノスタルジックなムードでたくさんの中国内外の人々を惹きつけている。庭園にはColours、小南国、FACE、Hazara、緑茵コーヒーショップがある。 |
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| ■ 瑞金賓館 |
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