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  Business Woman Interview No.67
 
  プロジェクトディレクター
ブレンダ・チュンさん Ms. Brenda Chung

 
不動産業界に入ったのは、偶然でした。
でも、楽しくて、どんどん仕事に
はまってしまいましたね。

スラリとした長身に、大きな瞳。どことなく女優の賀来千香子さんに似ているブレンダさんは、少しも気取ったところがなくて、色々な質問にも明るく答えてくれるキュートな女性。
その一方で、総合金融サービス企業、モルガン・スタンレーのグループ会社が立ち上げた不動産管理会社の敏腕ディレクターとして 中国で数々の最新プロジェクトを手がけている。
タフな仕事もこなすパワーの源は、生い立ちにあるというブレンダさんにインタビュー。




―ブレンダさんは、なぜ不動産業界で働こうと思ったのですか?

不動産業界に入ったのは、実は偶然だったんです。中国に来る前は、シンガポールで会計検査官をしていたんですが、このまま一生、 数字とにらめっこの仕事を続けていくのかどうか、悩んでいた時期 だったんです。
その時、中国で不動産会社を営んでいる知り合いから、「一緒にやってみないか」 と誘われたのが、 この業界に足を踏み入れたきっかけでした。今からちょうど10年前 のことです。最初は、右も左もわからなくて、戸惑うことも少なくなかったのですが、生来の性格でしょうか、新しいことを学ぶのが楽しくて、どんどん仕事にはまっていきました(笑)。

―そのバイタリティーは、どこから来るのでしょうか?

う〜ん、そうですね。子供の頃に自然と培われたものかな。私は、12 歳の時に妹と2 人きりで、香港の親元からシンガポールに移住したんです。当時、中国語の普通語がほとんど喋れなくて、買い物や公共料金を払う時など、苦労しました。でも、 4歳年下の妹の前で、弱音を吐くわけにはいきませんから頑張りましたね(笑)。だから、 16歳でオーストラリアに留学に行った時には、もう何でも出来ました(笑)。子供の頃に苦労したことや失敗した体験が役立って、今では仕事の展開を先読みできたりするので、部下からは予知能力があると言われます(笑)。

―では、仕事では、ほとんど失敗は無かったのですか?





駆け出しの頃は、たくさんありました。あるクライアントと契約を交わすために、自分で契約書を 作って行ったのですが、クライアントから、ひと文字、ひと文字を 訂正されるんです。あまりの量の多さに、夜中になっても終わらなくて。私は自分なりに良くできた契約書だと思っていたので、なぜこんなに訂正されるのか悔しく思いました。その後、分かったんですが、クライアントには、いつも使っている契約書のフォーマットがあったのに、私はそれを知らずに、突っ走ってしまったんです。 その失敗を経験して、何事も心に余裕を持って臨むことが大切だということを学びましたね。

―今、ブレンダさんが取り組んでいる仕事は、どのような内容ですか。
   
▲キッズパーティでシュガーペインティングの実演
私たちの会社は、不動産をトータルコーディネートするのが仕事です。具体的に言うと、オーナーの方から預かった住居を内装して、テナントを探して賃貸し、その後のサービスも合わせて行いま す。主に、サービスアパートメントを提供していて、例えば、今、浦東にある「上海新月」という物 件は、今年 1月から入居をスタートしたレジデンスで、日本人学校まで徒歩5分の距離ということも あって、入居者のおよそ 60%が 日本人の家族なんですよ。

―日本人学校まで徒歩5分とは 便利なロケーションですね。
 
そうですね。でも、徒歩で 5分といっても、アパートメントからは、大型スクールバスが 1台出ています。毎朝、子供たちが元 気一杯に登校して行く姿は可愛いですよ!また先日、子供たちのために、キッズパーティーを企画しました。限られた時間の中で子供たちにたくさん楽しんでもらおう と、私たちが企画してシュガーペ インティングの実演を見てもらったり、カンフーのデモンストレーションを観たり、ゲームに参加してもらったりしました。 参加していた子供たちは真剣そのもの。日本人にかぎらず、色々な国籍の子供が集まってとても楽しそうなムードでしたね。
 
―大人向けのイベントはないのですか?
 
 
▲ワインテイスティングパーティー






もちろんありますよ!料理教室やワインテイスティングパーティーが好評ですね。料理教室は毎月開いていて、多くの方に色々な料理に挑戦してもらっています。 また、先日は、入居者の方が発起人になって、それぞれ自国の 料理を持ち寄って食事やワインを楽しむホームパーティーが開かれました。
日本人の方は、日本人だけで固まりやすいと言われているようですが、それは、隣人とのコミュ ニケーションを作るチャンスが無いからだと、私たちは考えています。隣人の人たちと触れ合う場所さえ提供できれば、きっと楽しいアパートメントライフを送っていただける、そう思って、たくさんのイベントをご用意しているんです。こうしたサービスを提供する不動産管理会社は、上海ではまだそう多くないですよね。入居者のみなさんには、とても好評のようです。
 
―毎月、数回イベントを企画するのは大変ではないですか?

実は、私たちのスタッフは、ホテル業界で 10年以上の経験を持つプロばかりなんです。私たちが目指すのは、住居だけを提供するのではなく、同時に心地良く過ごしてもらうためのサービスも提供したいということです。だから、次のイベント何にしようか?とスタッフで悩むのも、楽しみのひとつなんですね(笑)。

―来年に向け、仕事はますます忙しいそうですね。 

そうですね。来年1月には、 上海に「華山夏都」というサービスアパートメントがオープン予定です。その他にも、住居とオフィス、それに商業施設など、たくさんのプロジェクトがあるので準備に追われています。

―大プロジェクトのプレッシャーを癒す方法とは? 

週末に花鳥市場に行って、花を買ったり、お気に入りのカフェでランチを食べたりすることですね。ホットケーキが大好物なんです(笑)。それから、友人と新しいレストランに行って食事をするのも楽しいですね。

―ブレンダさんの今後の夢はなんですか? 

充実した毎日を送ることができたら、それで良いなと思っています。家族がいて、友人がいて、そ してやりがいのある仕事があって。仕事で充実感を味わえるというのも、私にとっては楽しいことのひとつなんです。それが、私の幸せであり、夢なんですね。

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