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  Business Woman Interview No.64
 
  La Prairie Group Director of PR & Training Asia/Pacific
藤崎智子さん Tomoko Fujisaki

 
『すべてのお客さまはVIPである』が
ラ・プレリーのポリシー。
アジア全土でファンを作りたいですね。

今や外資系化粧品も、東京ではなく上海にアジアのヘッドオフィスを置く時代。 スイスの高級化粧品「ラ・プレリー」はアンチエイジングに強い高級化粧品として根強い人気を誇っているが、同社もアジア市場強化のため、アジア9カ国を統括するヘッドオフィスを上海に設立している。その中で、ラ・プレリー製品をアジア全土で トレーニングするダイレクターとして就任した初の日本人が、今回ご紹介する藤崎智子さんだ。上海でホテルウーマンとしてキャリアを重ねてきた彼女の優秀さは関係者の間でも有名だが、今回の鮮やかな転身も彼女の努力の賜物である。ただ上海で働くだけなら誰でもできる、しかし、本気でステップアップを狙うなら、やはり人とは違う努力が必要なのだと、彼女を見ているとつくづく感じさせられる。




現在、藤崎さんは化粧品メーカー 「ラ・プレリー」のアジア地区PRダイレクター&トレーナーとしてご 活躍ですね。今の仕事の内容ついて説明していただけますか?

2007年よりラ・プレリーに入社し、アジア地域を統括するリ‐ジョナルオフィスで、この地域全体のPRと研修を担当することになりました。成長株のアジア市場に向けて今のポジションが作られた形で、アジア全体としての初のインターナショナルのPR兼トレーナーになります。弊社は世界 90カ国以上で販売展開していますが、そのうち韓国、台湾地区、香港地区、タイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、フィリピン、中国そして日本の9エリアのPRマネージャーと、トレーニングマネージャーと一緒にこの地域でのPRやプレスイベント、媒体に関わり、研修ではすべての国において、スイス本社の方針や商品戦略、内容を伝える橋渡し役です。  
ラ・プレリーの商品は、最先端のテクノロジーで確実に結果をお届けすることにユニークさと強みがあり、正しい商品説明が必須なため、各国のプレスにむけてのプレゼンテーションなども担当します。出張は世界各地に及びますので、上海にいられるほうが少ないほどです。

藤崎さんは中国歴が長い方ですが、 上海との関わりはいつから?

私は福岡出身で、元は日本では大手旅行会社のツアーコンダクターでした。添乗員時代に知り合った中国人の夫と結婚して蘇州に来たのが96年、その後、日本で出産してから蘇州のホテルで働きはじめました。蘇州のホテルで上司だった方がマリオット虹橋で仕事をすることになり、そのオープニングスタッフとして誘われて、上海で仕事を始めたんです。マリオット虹橋のオープンは忘れもしない、2000年9月8日でしたね。マリオッ時代からずっと、家族は蘇州、私は上海で仕事というライフスタイルです。

上海のホテル業界にいた藤崎さんが、外資系化粧品会社に転職したのは どういう理由からだったのでしょう? 

▲友誼商城のローカルスタッフに商品を説明する藤崎さん。テクスチャーの良さもラ・プレリーの魅力のひとつだ。

今回はアメリカのヘッドハンティングの会社よりお話をいただきました。ラ・プレリーがアジア向けのトレーナーを探しているということで、ホテル業界にいた私に声がかかったようですね。この地域の言葉、英語、中国語と日本語でプレゼンや研修ができることと、各国のカウンタースタッフと直接コミュニケーションができること、またラグジュアリーや化粧品業界のPRマーケティングでの経験などが条件でしたが、日本の市場は非常に重要で日本語の完璧さが求められたため、日本人である私が網にかかったようです。(笑)
異業種への転職で悩みましたが、ブランドをよく理解していたこと、面接で会った今の上司の人間性に強く魅かれたことが転職を決めた大きな理由です。彼女はNY出身の60歳の女性ですが、話をしてすぐに運命の出会いに感謝したほどでした。

ホテル時代、マリオット虹橋から05年に浦東のコートヤードホテルに移動されていますが、これは藤崎さんにとって大きなステップアップだったようですね。
   
 
▲現在、上海でラ・プレリーが購入できるのは虹橋の友誼商城のみ。ただし、2007年中には上海市内にもう1軒店舗ができる予定だとか。

5つ星のマリオット虹橋から同じグループの4つ星のコートヤードバイマリオットへ移動したのは、大きな転機でしたね。マリオット虹橋では営業チームをマネージメントし、マーケティング全部のチームを統括するNo.2のポジションでしたが、コートヤードに移ることでそのひとつ上のポジションをいただきました。直接の上司はGMとヘッドオフィスの上司2人で、PRも含めたマーケティングチームを率いていくことになり、ヘッドオフィスの方針を達成していくことが仕事の大きな部分となりました。当初は上司も私自身も、コートヤードで2年このDOMというポジションを勉強し、その後同じグループの中で5つ星の同じポジションに移るキャリアプランを立てていました。 私の場合、7年間働いたマリオットでの転機は、多くの人のサポートで実現してきたため、コートヤードに移って1年少しでマリオットグループを去っていいのか、非常に悩みましたね。ただ仕事にやりがいはありましたが、現場の前面にはスタッフが出て、私自身は黒子になることが多々必要とされました。自分の性格として、もっと現場の最前線で惚れ込んだ商品に関わりたいという気持ちが強かったので、現場でラ・プレリーの商品に100%関わり、その素晴らしさを伝えるPRやトレーナーの仕事はとても魅力的でした。ある意味で、とてもいいタイミングに転職のお話をいただいたと思いますね。

ご自身では、ホテル業界で働いたことでどのようなことを学んだと思いますか?
 
マリオットグループで多くの経験を得たことは、私にとってかけがえのないものとなりました。とくにコートヤードでは、チームを通してゴールを達成していくこと、チームのモデルになりながらモチベーションを高めていくことが私の仕事でした。トップで仕事をすることの難しさも楽しさも、DOMの仕事を通して経験できたと思います。特にマリオットグループはリーダーシップを非常に重視する社風で、部下を育てること、トレーニングの重要さを徹底的に学ばせてくれました。それは、ラ・プレリーでも十分活かせるノウハウだと思いますね。
私には今でも尊敬してやまない前上司が3人いますが、彼らはすべてマリオット出身の人たちで、今回も彼らを含む人たちによりチャンスをいただいたのだと思っています。
 
藤崎さんにとって化粧品業界のおもしろさは?また、今後の「ラ・プレリー」での目標を教えてください。

化粧品業界は女性が売り買う『1兆円ビジネス』だと認識しています。商品ひとつひとつに女性の夢や願望までがこめられている、素晴らしい業界だと思いますね。今回ご縁があってこの業界に飛び込みましたが、私は裏方で人に影響を与えるより、自分が前に出て行く仕事が向いているタイプ。競争の激しいほうが好きで、ライバルの多いところに自分を置いたほうがエネルギーが湧いてきます。ホテルも化粧品も、競合相手が多いと言う意味では同じ、しかもダイナミックに市場が動く業界で、その環境にやりがいを感じます。特に弊社にとっては、今春はキャビアシリーズを上回るような超大型商品がアジアで発売になるので、これを機会にアジアでのプレゼンスを飛躍させたい。自分自身については、いただいた大きな期待に報いて会社に少しでも貢献できるようになることがまず最初の目標です。

この春、24金を使った新製品、『セルラーピュアラディアンスコンセントレート』が発売されるそうですが、すでに日本でも話題になっているようですね。 

日本では4月5日に発売で、純度の高い24Kピュアゴールドを採用した製品です。美容液で7万7千円という価格もすでに各女性誌で話題になっていますが、ラ・プレリーの科学者たちが肌のエイジングケアに対し、高い能力を備えた処方開発に成功した製品です。これまでラ・プレリーは製品の性格上、どうしても製品機能を訴える部分が多いため、広告出稿はあまり多くなかったのですが、この製品に関しては世界レベルでメディア向けの大キャンペーンを打つ予定です。残念ながら中国は認可の問題で『セルラー・ピュア・ラディアンス・コンセントレート』の販売は日本よりもずれ込みますが、かなり画期的なアンチエイジング効果のある商品なので、ぜひ日本のカウンターで手に取って見ていただきたいですね。

最後に、藤崎さんから見た「ラ・プレリー」の魅力を教えてください。 

ラ・プレリーは医療のバックグランドを持つ世界最新のテクノロジーを使った、かなりアグレッシブなアンチエイジング化粧品です。会社のミッションは『Firstorbest』、全世界に先駆けて出すか、もしくは原料にいかにベストの物を使うか、常に最高級の高品質な成分を学者たちがベストであると確定した上で使っており、しかもテクノロジーとラグジュアリーのバランスが優れています。特にこのラグジュアリー感は他のメーカーにはないものだと思いますね。ラ・プレリーの美容部員も、ただ売ればいいというスタンスではなく、どこが他のブランドと違うのかを、カウンターでじっくりご説明させていただいています。年齢を重ねても美しくありたいと願う女性に、最新のテクノロジーで応えてくれる製品なので、いつまでも美しくありたいと願う女性にとって、かなり頼もしい製品のはずです。
『すべてのお客さまはVIPである』という方針で製品をご紹介していますので、アジアでひとりでも多く、「ラ・プレリー」のファンを増やしたいですね。

■ la prairie

ラ・プレリーは、常に最高を求め、贅を尽くし、スキンケアの科学を追及するスキンケアブランド。 中国には天津、北京、杭州、上海に店舗があり、年内に四川省成都にも出店予定。上海では友誼商城
(虹橋)で購入可。
お問い合わせ:tomoko.fujisaki@beiersdorf.com(藤崎)