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Business Woman Interview No.53
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保聖那人才服務(上海)有限公司
Pasona Human Resources (Shanghai) Co.,Ltd.
副総経理 笠原麻衣子 (Maiko Kasahara )さん
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| 年齢性別を問わず、 個々の人生設計に合わせた働き方ができる、 そんな機会をご提供していきたいと思います。
人材会社大手のパヒューマが、このたび中日合弁会社となり、この5月よりPASONAとしてスタートすることになった。ワールドワイドに展開するPASONAグループの一員として、中国をベースにグローバル展開を果たすのが目的で、パソナ上海は中国事業の本社となる。この上海オフィスで実務を預かるのが、パヒューマ時代からアジアを軸に活躍してきた同社副総経理の笠原麻衣子さんだ。結婚をきっかけに中国で仕事をスタートした笠原さんの歩みは、まるでパソナの企業理念を体現しているかのように、女性がキャリアを無理なく活かして働くことの大切さを教えてくれる。 |
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| 笠原さんのお仕事のキャリアと中国に来るまでの経緯を教えていただけますか? |
新卒で旅行会社に入社し、法人営業部門で営業と添乗に明け暮れ、35歳で結婚退職するまで仕事に夢中でした。結婚相手が中華圏の建設現場をプロジェクトごとに動く仕事に就いていたので「この人と一緒になるとずっと中国で、しばらく日本に戻れないな」というのを承知の上で、それもおもしろそうだな、と覚悟して結婚したんです(笑)。99年、結婚と同時に主人の赴任先である上海にやって来ました。
ある程度自分のキャリアに区切りがついた時点で結婚を決めたので迷いはなく、第2の人生の舞台として中国での新生活をスタートさせるのはとても新鮮だった覚えがあります。その後、主人の転勤で香港へ移ったのが2000年でした。 |
| 海外での仕事のスタートはパソナ香港だったそうですが、元旅行会社勤務だった笠原さんが人材会社を選んだのは? |
はじめから人材業に就こうと決めていたわけではなく、自分ができる仕事があるのか話を聞きに、パソナに登録に行ったのが最初のご縁です。そのとき、パソナ香港のスタッフにならないかと声がかかって。オファーされた業務はマッチングや紹介の仕事ではなく、アジアグループ統括本部の内勤業務で、CEO秘書兼アジアグループ内のマーケティングや経営戦略を練る部門のサポート業務でした。香港だけでなくアジア各国に接点があると聞いて、さらに興味が湧いたのですが、何せ人材業はまったく畑違いの分野、最初は「できるかな?」と正直不安でした。でも、人材業も旅行業も形のないサービスで顧客満足を得るというところは同じ。どうやってお客さまに自社のファンになっていただけるかということは旅行業で修行してきたので、そのスキルを活かせるだろうと思い、始めてみることにしたんです。 |
| パソナ香港ではどのような業務を担当されていましたか? |
最初に関わったのは、登録式のウェブサイト『パソナ・アジア・ドットコム』の立ち上げでした。これはアジア全部の拠点で日本人の登録情報をシェアするもので、香港、台湾、上海、シンガポール、タイ、そして東京と、どの拠点でもすべての日本人の求人情報、登録者情報がわかるようになっています。これが最初のグループマーケティングの大きなプロジェクトでした。その他、各国間のイベントサポートや会計関連、社名変更によるCIを含め、多方面でとてもいい勉強をさせていただいたと思います。香港でアジア全土の業務サポートができたことは得難い経験でした。 その後、主人がまた上海ベースの仕事に戻ったこともあり、香港時代のボスからパヒューマ上海で香港のノウハウを活かしてほしいと勧めていただき、上海に戻りました。 |
| 2003年よりパヒューマ上海の副総経理として勤務されていますが、笠原さんにとって人材会社で働くことのおもしろさ、またむずかしさは? |
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| ▲コンサルタントによる登録面接は平日夜や土日も可能(要予約)。 |
一番には中国事業発展のキーとなる人材の分野に、正面から取り組んで企業様のお手伝いができることです。また、採用のお手伝いを通じて中国事業の流れを早い段階で実感できる点も興味深いですね。難しいのは、絶対的な人材不足への対応ですが、中国は人材業に関してはまだ規制も多く実践に落とし込むのに時間がかかります。現在日本人ご登録者はアジアグループ全体で約2万5千名、中国人の方は97年からの累積で約3万名、アクティブに動いている人材はほぼ上海地区に集中しています。より広域でのサービスを目指し今後もネットワークを広げていきます。もうひとつの課題は、やはり競合環境の中でのサービスの差別化でしょうか。人と人の仲介では、やや不確定要素が多くなるのは否めませんが、常に、企業と人材双方への高いサービスをご提供するための努力は欠かせません。 |
| 最近の上海における日本人の採用状況についてはいかがですか? |
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| ▲現場を支える日本人スタッフの皆さん。(前列左より)中塚淑子さん、西森照子さん、松村扶美さん。(後列左より)橋本哲哉さん、鈴木直人さん、高橋毅史さん、芦田甲矢人さん、坂東弘二さん。 |
若手、中堅、中高年とそれぞれにご求人需要があります。最近は内販業務が増えているので、その販売担当者として日本人セールスが以前よりも必要とされています。上海は日本語人材の層が厚いので、他のアジア地域に比べていわゆる事務アシスタント的な仕事は中国人の日本語人材が登用されつつありますが、反面、日本人としてのスキルが必要とされる業務のボリュームも増えているので、就労チャンスは高いといえます。 |
| この5月8日より社名をパヒューマからパソナに変更されますが、パソナ上海として他社と差別化できる点はどういうところでしょうか?今後の展開についてお聞かせください。 |
| この5月8日より、日本のパソナとパヒューマ上海でリソースを提供しあってきた業務提携を、パソナ資本参加による中日合弁とし、PASONAとしてスタートすることになりました。現在の組織は上海本社と広州支店ですが、今年は華北拠点設立とあわせ大連のIT人材の関連会社であるパソナテックとの連携強化、華南、華東、華北の周辺にサテライト的なオフィスを作っていくことも視野に入れています。また、東京本社にあるパソナグローバル社を窓口として中日間の連携を強化します。採用パッケージをはじめ、パソナグループの持つアウトソーシングや教育、再就職支援等、関連サービスのご提供を拡大しながら、日系企業様の中国進出や海外事業の強化をグループで幅広くお手伝いさせていただきたいと思います。 差別化という意味では、2001年にスタートしたグループ共有ウェブをリニューアルしていますが、5年間で蓄積された情報と運用ノウハウは財産です。すべてのご登録者、ご求人情報を共有していますので、より広域でのマッチングが可能です。例えば上海のコンサルタントが、国籍を問わず日本やシンガポール在住の方に、北京のご求人情報をご案内するといったクロスボーダーでのお手伝いも日常的に行われています。「年齢・性別を問わず、一人ひとりが夢を持って活躍できる場を創造し続ける」というパソナの企業理念どおり、中国大陸を中心に海外で働く人へのチャンスをご提供していきたいですね。 |
| 日本人女性にとって家庭と仕事の両立は決して簡単ではないと思いますが、結婚されてからご自身の仕事に対するスタンスは変わりましたか? |
| 仕事への取り組み姿勢は変わりませんが、長期的な人生設計の中で、自分のキャリア形成が最優先ではなくなったことでしょうか。独身時代の仕事での達成感を区切りに、自己実現のための仕事という考え方とは少し違ってきました。基本的に家庭尊重なので、主人がもしアジアのどこかに転勤することになれば必ずついて行くと思います。夫の転勤がある限り、自分で働く土地を決められないことに関しては、最初から納得しているので後悔はないですね。というよりも、あまり突き詰めて考えてないようにしているのかもしれませんが(笑)。家庭と両立できる範囲で最大限の努力をして、今この場所で自分の力が必要とされているのなら、やらせていただける仕事を100%やる。その間に身につけたものを誰かが評価してくださるなら、またどこかで新たなご縁がつながればいいなと。今のところ、香港、上海とパソナのご縁でつながっていることは本当にありがたいです。働くことに関して主人は「家庭に支障がなければ」という考え方で、残業が続くと「約束が違う!」と怒っていますが(笑)。いつも負担をかけているので主人には申しわけないなと思っています。 |
| これからの仕事に対する目標を教えてください。 |
この場所にいる間にできることを、どこまでやり遂げられるか。パソナ上海の一員として会社を大きくし、後輩を育て、次にステップアップしていく人を増やしていく。やれることを精一杯やって、よりよい組織を作るお手伝いができればと思います。それを喜んでくれる仲間やお客さまがいれば心から満足です。 女性の場合、結婚や出産のハードルがあるので、一生ひとつの会社に在籍し仕事をするのがむずかしいものです。私も旅行会社を辞めた時、長年走ってきたレールから離れたのでよくわかります。でも、例えば一本のレールにいないと仕事が続けられないのではなく、転職という乗り換えや出産、育児というブランクがあっても仕事ができる社会であってほしいし、企業もそういう方をうまく活用してほしい。それがお互いの夢の実現になるのではと思います。パソナは、性別や年齢を問わず多くの方々の生涯のキャリアパートナーとして、あらゆる節目でのお手伝いをさせていただきたいと願っています。パソナ上海では平日にご来社時間がとりにくい方のために、ご予約制で平日の夜や週末のご登録相談も承っていますので、ぜひ気軽にドアを叩いてください。お待ちしています。 |
■ 保聖那人才服務(上海)有限公司
Pasona Human Resources (Shanghai) Co.,Ltd. |
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