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Business Woman Interview No.45 |
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上海阿蒂徳食品科技有限公司 AttitudeCo.,Ltd. Sales Manager
Jallet Annoさん ジャレ アーノ |
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お客さまの「おいしい!」のひとことで
疲れも吹き飛んでしまいますね
フランス人のジャレさんが主宰する「Bebemamie(べべマミ)」は、会員だけが購入できるデリバリー専門のショップである。添加物などを一切使っていないこちらの手作りヨーグルトやクリームチーズは、日本人だけではなく、欧米人の間でも品質の高さで有名だ。特に「菌が小腸まで生きたまま届く」特製ヨーグルトは、健康に関心のある方ならぜひ試してほしいほど。派手な宣伝もせず、商品の力だけで広がったBebemamieの輪は、これからも確実に広がっていきそうだ。 |
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| ジャレさんの生い立ちを話していただけますか? |
国籍はフランスで、父が日本人、母がフランス人です。しかも韓国人だった祖父がフランス人の祖母と結婚して生まれたのが私の母なので、私にはフランスの他に日本と韓国の血も流れていることになります。韓国との縁は深くて、小さい頃から年に1回は韓国の祖父の家に帰っていました。ただ、とても伝統的なスタイルの家なので、フランスで生まれ育った私には少し保守的すぎるように見えましたね。
父は日本人ですが、家庭で一切日本語は話さなかったので、私がいちばん話しやすいのがフランス語、次に韓国語です。父は仕事が忙しくて家にあまりいなかったし、しかも私がティーンエイジャーの時に亡くなったので、父との思い出はとても少ないんです。 |
| ジャレさんは日本に留学していて、その後も日本にしばらく住んでいたそうですね? |
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| ホームメイドのヨーグルト(1本10元/8本セット/週)はフランスから輸入したバイオ専門の瓶を使用している。 |
日本に行ったのは90年で、母は日本留学に大反対でした。実はうちの両親が結婚する時、日本の父の家が反対して、父は長男で一人っ子だったのにもかかわらず、実家と絶縁状態になってしまったんです。だから母は日本に一度も行ったことがないし、今だに孫である私たちも父の日本の実家と交流がない状態です。そういう事情だったので、母としては私に日本に行って欲しくなかったんでしょうね。どちらかというと日本語より、もっと韓国語を勉強して欲しかったんだと思います。
それでも私自身はどうしても父の祖国である日本に行きたくて。留学は必ず母に反対されるだろうと思っていたので、大学の教授に相談して政府の奨学金を貰えるように推薦していただいたり、できる限りの努力をしました。運良く奨学金をいただいて日本に行くことができて、大阪の日本語学校で1年、その後ホテル専門学校に1年在籍して、大阪府立大学の経営学部に入り直しました。
その後は日本で知り合ったフランス人の主人と93年に結婚して、彼がフランスで経営していたアクセサリー会社のアジア部門のマーケティング・マネージャーとして働いていたんです。私はフランス人で日本語と韓国語、あと英語ができるので、アジアマーケットの仕事にはぴったりでしたね。 |
| ジャレさんが上海に来たのはいつ頃ですか? |
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2001年の秋頃でした。知り合いが上海でビジネスを興していた関係で、まずは主人が先に短期のつもりで上海に来ていたんですが、彼が投資していた会社の話がこじれてしまって。はじめは旅行気分だった主人も、腰を据えて上海に住まざるを得なくなってしまったんです。その頃、私はフランスで出産したばかりでしたが、彼の上海滞在が長引きそうだったので、やはり家族が一緒の方がいいと思い、生まれたばかりの息子を連れてきたんです。 |
| 上海でヨーグルトのビジネスをスタートするきっかけを教えていただけますか? |
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| ビジネスパートナーのBigorie Mireilleさんとご主人のフィリップ氏と。 |
家族全員で上海に住むようになってから、フランス領事館の方やフランス企業の方を招いて家でよくパーティを開いていたんです。その時、ホームメイドのヨーグルトやデザートを出していたら、びっくりするぐらい評判がよくて。上海にはおいしいヨーグルトやクリームチーズがなかったし、うちは特に子供が小さかったので、私はいつも自家製を作っていたんです。実はフランス人は世界でいちばんヨーグルトを食べる人種なんですよ(笑)。いつもパーティの後にフランス人の方に「ヨーグルトをください」と言われて、その都度いつも差し上げていました。それがある日、全然知らないアメリカ人から「ヨーグルトを買いたいんですけど」と電話をもらってびっくりして。ちょうど、あまり頻繁にヨーグルトを下さい下さいと言われるので材料費がかかってきついな、と思っていたところでした。だって、ヨーグルトの菌はフランスから空輸したもの、水もヴォルビックしか使わない、ホームメイドで品質は凝りに凝ってましたから(笑)。「売ってください」と他人に言われてはじめて、『なるほど、そういう方法もあるな』と気がついたんです。それが今のビジネスのきっかけになりました。
ただ、売ることを決める前から、私は自分の作るヨーグルトには自信があったんです。もともと私の料理はすべて主人の母が仕込んでくれたもので、主人の家に先祖代々伝わるレシピなんです。フランスのブルジョワの家では、長男が結婚すると家族代々に伝わる食器やレシピなどを譲る習慣があって、今作っているヨーグルトもそのレシピのうちのひとつです。だからパーティでおいしい料理に巡り会った時、日本人は「作り方を教えて?」と聞くのが普通みたいですが、フランス人は絶対に言いませんね。だってそれは家の財産ですから。だからほとんどのフランス人は「ください」とストレートに言うんです。文化の違いですね。 |
| 上海でビジネスをスタートした当初のことを教えていただけますか? |
| アメリカ人の奥さんにヨーグルトを売ったのが最初で、彼女が友だちを紹介して口コミで広がっていきました。今は会員制システムにしています。はじめは自宅で作るだけで間に合ったんですが、会員が増えるにつれて、きちんと会社にして工場を持たなくてはと思い始めたんです。はじめはヨーグルトの菌をフランスの研究所で仕入れることからですが、ミニマムの量が多くて、値段を聞くとけっこうな金額でした。それに合わせて工場には機械も必要です。本格的にお客さんを集める前にここまで投資して大丈夫なのかな・・と思うと、不安で不安で最初はなかなか踏ん切りがつきませんでしたね。それで、思いあまって主人の母に相談したら「あなたはビジネスウーマンのセンスがあるから大丈夫。絶対に成功する!」と背中を押してくれて。そのひとことで勇気づけられて、本格的に会社を作る決心がついたんです。 |
| こちらは会員制のようですが、日本人のメンバーはどのぐらいいますか? |
現在の会員は日本人で700世帯、その他で1000世帯ほどですね。日本人がヨーグルトを好きなことは知っていたけれど、まさかこんなに増えるとは思わなかったです(笑)。週1回デリバリーするシステムで、上海市内をエリア別に分けて古北やポートマン、市内中心部などに宅配しています。スタッフは9人で、工場にはフランス人と日本人スタッフがいますが、どうしても作る量が限られるので、会員募集も春と秋の年2回だけにして、お客さんの数を絞っています。
正式な会社にして2年ほどになりますが、人を採用したり、工場を作ったり、あとは菌の仕入れも増えるしで、多少は利益が出ても投資投資の日々ですね(笑)。たまに疲れることもあるんですが、会員の方から『うちの子供はこのヨーグルトしか食べないんですよ』『本当においしい!』って言われると疲れも吹き飛びます。私が仕入れているフランスの研究所の菌は特別なもので、世界中の国の風土に合わせた菌を作っているのが特徴です。だからアメリカで作るヨーグルトとアジアで作るヨーグルトでは、菌の種類もまったく違う物なんです。ここの菌を使って作るとヨーグルトなら8日間、クリームチーズなら4日間菌が生き続けることができます。しかも食べた時も菌が生きたまま小腸まで届くので、殺菌力もあるし、本当に体にいい物なんですよ。どこの国の奥さまも言いますが、上海で住んでいちばん困るのは、子供に食べさせる安全な物が少ないこと。だから特に小さなお子さんがいる家庭では、本当に喜んでいただいています。 |
| これからの夢は? |
| こちらの会員の方は本当にいろんな国の人がいるので、皆が交流できるようなショップをやるのが夢ですね。しかも奥さまにはいろんな特技を持っている方がいるので、外国人同士で交流してもおもしろいと思うんです。プロ並みのピアノを弾く人もいれば、絵を描かせたら画家レベルの方もいますし、クッキングレッスンをしたり、生け花を教わったり。各国の奥さまが交流する場所があれば、皆さんの上海生活も充実するんじゃないかな。世界各国の奥さまたちのネットワークを上海で作れたらと思いますね。 |
| ■上海阿蒂徳食品科技有限公司 |
AttitudeCo.,Ltd
会員制で商品はすべて週1回のデリバリー(配達エリアによりデリバリーの曜日が違う)。取り扱い商品はホームメイドヨーグルト、クリームチーズ、各種ケーキ、クッキーなど。会員は年2回春秋のみ募集。
お問い合わせ先:中/日/韓:1316-2304-448
英/仏:1370-1651-650
order@bebemamie.com |
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