Walker
中国最新情報満載!!
Contents / Bizwomen
Business Woman Interview No.38
  The June Yamada Academy ジューン・ヤマダ・アカデミー

代表
ジューン山田  June Yamada   さん
ファッションやマナーは自分の武器になるもの。
いいイメージって、名刺よりも大事なんです。


「衣食足りて礼節を知る」の言葉通り、最近の中国で急速に求められているのがマナーの分野である。しかし正式なマナーが学べる学校はこれまでほとんどなく、このニーズに応えるかのように開校したのがThe June Yamada Academyだ。アメリカや日本でハイソサエティ向けにイメージ・コンサルティングとして活躍してきた山田さんは、「マナーひとつで人のイメージは180度変わる。本物のマナーをぜひ身につけて欲しい」と、その重要性について熱心に語ってくれた。
ジューン山田さん
  ジューンさんが代表を務める「The June Yamada Academy」がいよいよスタートしましたね。こちらはマ
  ナーやファッションを本格的に教えるスクールのようですが、学校を作ろうと決めたきっかけを教えていた
  だけますか?
もともと私は自宅で4年ほど「インターナショナル・ファッション・クラブ」という教室を開いていて、中国人の生徒たちから何度も『マナーやファッションを教える学校を作ってほしい』とリクエストされていたんです。でも私はお金の計算ができないタイプですから、運営や経営はちょっと・・と尻込みしていて。一緒に学校経営をやりたいという企業からのオファーも受けていたんですけれど、もし組む相手を間違えて生徒のためのレッスンができなくなってしまったら困りますからね。でも昨年の終わりぐらいからちょうど機が熟したというのか、いいタイミングが来たので、思い切って始めてみることにしたんです。
  こちらの学校にはどんなカリキュラムが用意されているんですか?
ワークショップとしては、テーブルマナーやファッションコーディネート、メイクアップなどのクラスがあって、ビジネスマンやキッズ向けのプログラムも用意しています。ターゲットにしているのは中国人のハイクラスの方で、講師はすべて欧米系をはじめとする外国人です。私が思うに、やはりマナーやファッションって学ぶ環境が大事だと思いますね。だからスクールの場所としては、レベルの安定している5つ星ホテルを・・と花園飯店を選びました。例えばテーブルマナーのコースなら、本格的にサーブされてフレンチを食べる環境が必要だし、ある程度の緊張感やきちんとした場に慣れることも大切です。こういう本格的なスクールはこれまで上海にはなかったようなので、日本やニューヨークに負けないレベルのものを作ろうと思っています。実際、日本でもデザインを学ぶ学校はあっても、自分がきれいになるためのファッション・スクールって意外と少ないんですよ。
   ご自宅で開いている「インターナショナル・ファッション・クラブ」には何人ぐらいメンバーがいらっしゃるん
  ですか?
トータルで70人ぐらいですね。自然に教室の形になってきた感じです。もともと私は義理の父の世話をするために上海に生活の拠点を移したんですが、いざ来てみたら父はビジネスで忙しくて、全く私を必要としなくて(笑)。毎日何の目的もなく、友だちもいなくて寂しかったんです。そんな時、ある日パーティでようやくひとりの中国人女性と知り合って、初めて自宅に遊びに来てくれて。その時に私がイメージ・コンサルティングの仕事をしていた話をしたら、ぜひマナーやファッションについて教えて欲しいということになって、『じゃあ、やってみようかな』と3人の生徒さんからスタートしたんです。それからだんだんと口コミでメンバーが増えていきましたね。
  「インターナショナル・ファッション・クラブ」ではどんなレッスンをされているんですか?
  高価な物を身に付けるのではなく、今持っている服やアクセサリーで、自分の魅力をどう最大限に引き出すかという勉強ですね。生徒さんは中国人、インドネシア人、日本人と国籍はバラバラで、とてもインターナショナルな雰囲気です。レッスンはすべて英語で、カラーの話をしたり、私が持っている服をお見せして話をしたり、皆でその日のファッション・チェックもしますね。例えば帽子をかぶってきた人がいたら『素敵な色できれいなんだけれど、ちょっと形がダメ。なんだかカラオケ小姐みたいよ』とかね(笑)。最初はかちんとくる人もいますけれど、『これが本当のファッションの勉強だ』ってわかってくるみたいです。他人の刺激がいちばんの先生ですね。講義の間には私が作った食事を皆で食べながら、テーブルマナーも兼ねたレッスンをしています。
1月16日に行われたスクールのオープニングパーティにて(at オークラガーデンホテル上海)
  もともとジューンさんは、アメリカや日本でイメージ・コンサルタントをなさってたそうですね。
アメリカのUCLAに留学していた時代から、モデルや新聞記者をやっていて、60年代にジバンシーの社長に見いだされた形で、イメージ・コンサルタントを始めるようになったんです。その後、東京ではファッション・コンサルティング的な仕事をしていましたが、これは実業家だった元主人のネームバリューによるところが大きいですね。「山田さんの奥さん」として、頼まなくても仕事が来る状態でした(笑)。ソサエティの人脈の中で、マナーやファッションはジューンに聞けばいいという評価をいただけたのは、たいへんありがたかったです。ただ華やかな人脈に囲まれてはいたものの、ざっくばらんな性格の私としては、いつも人間関係で少し窮屈な思いを抱えていましたね。
  イメージ・コンサルタントの仕事でむずかしいのはどういうところですか?
イメージが極端に変わる人と変わりにくい人に分かれることですね。これは美醜の問題ではなくて、顔の凹凸やその人が持っている雰囲気が単純であればあるほど、イメージって変えやすいんです。逆に彫りの深い顔だちの人や、すでに確固としたイメージを持っている人は誤差が出にくい。その見極めがむずかしいですね。やはり本人にとっては、劇的に雰囲気が変わった方が納得できるわけですから。
  例えば一般の男性のイメージアップについてはいかがですか?
男性の場合は、もっと自分を愛して欲しいなと思いますね。特にビジネスマンにはできるだけファッションに敏感になって欲しい。ファッションは女性の専売特許だと思われがちなんですが、実はそうじゃない。特にこちらのローカルの男性には、もう少し頑張ってほしいな(笑)。例えば、せっかく服は良質の物を着ているのに、髪型が20年前のスタイルだったり、年配の方だったら白髪を不自然なぐらい真っ黒に全部染めていたり、どこかアンバランスだったりするんです。ファッションはおしゃれやエレガンスだけではなく、仕事を進める上でとても重要なツールですし、いいイメージを持っている人は会社の名刺にも勝ると思います。もっと企業戦士の方に、ファッションやマナーがいかに自分の武器になるのかを知っていただけたらと思いますね。それが上海で学校を作るひとつの動機にもなっています。 
オープニング・パーティでゲストを迎えるジューンさん。義父の邵福生氏も顔を見せた。
  ところで、ジューンさんはどんな幼年時代を過ごされたんでしょう?
うちは母が日本人、父が台湾人なんです。当時はまだ台湾人と日本人が結婚することが珍しかった時代で、どうも駆け落ち同然だったみたいですね。母が地方銀行の頭取の娘だったので、その駆け落ちのニュースが地元の新聞にまで載ったらしくて(笑)。結婚して母は日本人から台湾人に国籍を変えて、私は台湾人として生まれたんです。ただ学校はずっと日本人と同じように区立校に通っていたので、未だに中国語はできないんですけれど(笑)。東京の自宅には韓国人や台湾人、アメリカ人がいつも出入りしていて、家にはボーリング場までありました。家の中では英語やドイツ語が飛び交うユニークな環境でしたね。父は貿易の仕事で進駐軍相手に成功していたので、戦後の貧しい時期でしたけれど、チョコレートが食べたいと言えばハーシーが箱ごと届くような豊かな生活だったんです。ただ金銭的な面だけではなく、精神面にもリッチだったなと思うのは、両親とも国籍や肌の色で人を分け隔てしない考え方の人で、弱い立場の人たちを守り、人に感謝の気持ちを持つことを徹底して実践していたことです。私がいろんな方にファッションやマナーを教えてさしあげられるのも、父や母から受け継いだもののおかげですね。
  上海に来てわずか4年で教室や学校を立ち上げて、出版した本もベストセラーになっているようですが、上
  海に来てからの活動をご自身で振り返ってみていかがですか?
上海で暮らしていると、確かにマナーやモラルの面で首をかしげることも多いんですが(笑)、ファッションクラブをやらせていただいたおかげで、雑誌やテレビの取材も来てくださるし、その記事を見た企業からセミナーの依頼が来たり。自分の名前がついた学校まで開けられるなんて、上海が私を抱擁してくれたからこそと思いますね。私の故郷は日本、アメリカ、台湾だったんですが、4番目の故郷は上海だと思っています。おかげさまで仕事は順調ですが、うまく物事が進んでいる時ほど、いつも亡くなった母が言ってた「あなたの力だけじゃないのよ」という言葉を思い出します。周りの皆さんへの感謝を忘れず、私が持っているファッションやマナーの知識をできるだけたくさんの皆さんにお伝えできればと思いますね。
The June Yamada Academy
ジューン・ヤマダ・アカデミー

上海初の本格的なマナー、ファッションが学べるスクールとして2005年に開校。テーブルマナー、ファッション・コーディネート、メイクアップ、イメージアップ講座、カラーコーディネートなど現在9コースを実施している。講座は1クラス/6人スタート。1レッスン/2時間、※コースの詳細はお問い合わせください。

〒200020  上海市茂名南路58号錦泰楼106室(花園飯店内)
TEL:6415-5149
FAX:6415-5117
http://www.june-yamada.com
academy@june-yamada.com
上海ウォーカー今月号
Special Interview
Check it out!
Dining
食神のひとりごと
Restaurant  Review
今月の王さまランチ
ステージ情報
Music Info
Art情報
週末大飯店計画
Hotel  Information
Dekigoto in Hotel
Travel
上海日本人学校
BizウーマンInterview
Old Shanghai
上海にいた日本人
不動産
特集
散歩デ漫歩、浦東通
太太倶楽部
上海、北京、中国全土の広告掲載について
ウォーカーオンラインではバナー及びテキスト広告スペースを用意しております。
広告掲載ガイド 掲載の受付