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Business Woman Interview No.37
  r.d'allure 上海香梦麗雨美容連鎖沙龍

虹梅店 総経理
張  さん  ZhangYing   さん
収入を持つのは、私にとっては自然なこと。
自立して暮らせる今がいちばん幸せです。


14歳からシンクロナイズドスイミングの中国代表選手として活躍。その後に 日本へ留学し、上海に戻ってエステサロンをオープンさせたという経歴をもつ のが、今回ご紹介する張さんである。日本での結婚や出産を経て、今では「自 立して暮らせることが何よりも楽しい!」と語る張さんは、エステサロンの総 経理を務めながら、子供たちに水泳を教える日々だ。のびやかに才能を発揮で きる上海は、やはり彼女にとってかけがえのない「ホーム」らしい。
  張さんはシンクロの中国ナショ ナルチームの選手だったそうですが、小さい頃から水泳をやられていたん
  ですか?
もともと小学校が水泳専門の学校だったんです。小さい頃は、毎月1回は風邪をひくような体の弱い子だったので、母が何かスポーツをやらせようと思って入学させたみたいですね。はじめは水泳をやっていたんですが、足の甲や体のつくりが飛び込みの選手にぴったりだったようで、選抜されて飛び込みをやるようになったんです。その後、84年にシンクロナイズドスイミングが中国にはじめて競技として入ってきたときに、飛び込みからシンクロに転向しました。中国のシンクロは当時まったく未知の分野だったので、日本からも専門家や選手が指導に来てくれていましたね。シンクロの中国チームを作るために全国から選手たちが上海にやって来て、それが中国初のナショナルチームになったんです。
  シンクロの選手時代はどんな生活だったんでしょう?
当時のチームメイトは16人で、私がシンクロをやり始めたのは14歳でした。実はちょうどこの間、初代ナショナルチームのメンバーが集まって、同窓会をやったばかりなんですよ。当時はみんな寮住まいで、実家に帰れるのは土曜日だけ。お給料は86元でした。20年前の平均的な給料がだいたい30元前後だったので、けっこう高い方でしたね(笑)。毎日朝の7時くらいから練習で、特にシンクロの場合、手の平の筋肉の使い方や足の甲の動きが普通の水泳とは違うので、このトレーニングがけっこう大変でした。シンクロの意味もよくわからずに、みんなひたすら練習の日々でしたね。日本の小谷実可子さんたちと交流したこともいい思い出です。中国はシンクロの世界では20年遅れてるんですが、日本の選手は当時から世界のトップクラスでしたから、すごく刺激になりました。ナショナルチームでは6年間ほど選手をやって、その後はコーチを3年間。それから、日本語の勉強がしたくて92年に留学したんです。
   なぜスポーツの世界を離れようと?
子供の頃から長い間スポーツばかりやってたので、やはり別の世界が見たくなったんです。当時、母がアメリカに住んでいたので、1年ほど日本にいたらすぐにアメリカに行こうかなって思って。でも日本に行った当初は、みんなそうだと思いますが、言葉がまったくわからないのがすごく辛かった。半年ぐらいたって少しずつ言葉がわかるようになってからは、台湾人のプロゴルファーの紹介で東京のスポーツクラブでアルバイトもできるようになりました。
    張さんは日本で結婚して出産も されたんですよね?
  どこで予定が狂ったのか(笑)、そのスポーツクラブで主人と知り合って結婚することになってしまったんです。でもまさか、日本に11年も住むとは思わなかったですね。彼は当時から広告デザインの会社を自分で経営していました。新婚旅行でハワイに行った後、すぐに妊娠してしまったので、95年に長男を出産してからは日本でずっと専業主婦の毎日でした。
静かなでリラックスできる店内。リンパ排毒マッサージは翌日の朝、効果がはっきりわかる。
   2000年に家族揃って上海に戻って来られたそうですが、これはどうしてですか?
主人が上海で高額所得層をターゲットに女性誌を出版する話があって、それで家族全員で戻ることになったんです。私の父が昔出版社にいたこともあって、最初は話もとんとん拍子に進んでいたんですが、雑誌を発行するための刊号が最後の最後で下りなくて、結局は出版を断念したんです。だから、中国で雑誌を作るのがいかにたいへんなのか、すごくよくわかりますよ(笑)。
ただ正直なところ、私自身は上海に戻って息を吹き返したような気分でした。日本ってすごくいい国なのに、住むとなぜかストレスがたまるんですよね。私の場合、結婚してからずっと日本で、しかも子育てがあるのでずっと家にこもっていたからよけいそうだったのかもしれない。働きたいと何度も主人に頼んだけれど、子供の面倒を見てくれる人もいなかったのでむずかしくて。しかも日本は主婦になると働く場所も限られてくるし、私は外国人だからさらに仕事の範囲も狭くなる。それで働くのはあきらめました。狭い家の中で子供と一緒にいると、私の将来はどうなるんだろう?って、まるで人生の最後まで見えてくるようで、精神的にはあまりよくなかったですね。育児の方針でも主人とは話がぜんぜん合わなくて、国際結婚ってむずかしいなぁってよくため息をついてましたよ(笑)。
  じゃあ、上海に戻ってからはすぐに仕事を始めたんですか?
あっという間に自分の道がみつかった感じです(笑)。水を得た魚じゃないけれど、上海なら友だちも多いし、言葉の不自由もないし、帰ったとたん、体調まで良くなったのにはびっくりしましたね(笑)。戻った2000年はちょうど上海の不動産の景気のいい時期で、投資で買ったマンションもすぐに値が上がって、その資金で今のエステサロンの権利を買ったんです。もともとこのサロンの会員で通っていたんですが、オーナーがカナダに移民することになって手放したい時期で、すごくいいタイミングでしたね。
  お話を聞いていると、張さんの場合は上海に戻ってから完全に自分を取り戻したというイメージですが、今
  の方が日本に住んでいる時よりも幸せですか?
正直に言うと、もう日本に住むのは遠慮したいという感じです(笑)。もちろんいろんな勉強にはなったし楽しかったけれど、仕事が自由にできないのは苦痛でした。それに不思議なくらい、日本では何かをやりたくても自分の中から力がぜんぜん出なかった。あれは何でなんだろう?私の場合、14歳からプロの選手として国からお給料を貰っていたので、自分の収入を持つのってすごく自然なことだったんです。うちの母もずっと働いていたのでその影響もありますね。
上海に戻ってからは、主人の方の雑誌がうまくいかなかったりして、彼の方は仕事の面ですごく辛かったと思います。気が付けば、日本では完全に彼に頼って生活していたのに、上海では立場が逆転してしまった感じなんですよ。彼は将来的には上海でレストラン・バーをやりたいみたいなので、今度は私が彼の夢をサポートする番ですね。彼の夢を叶えるためのお手伝いをできるだけしようと思っています。
 
日本人学校のはす向かいにあるマンション1階がサロン。日本人マダムにも  人気の店だ。
  こちらのサロンには日本人や韓国系のマダムがたくさん通っているそうですが、どういうところが特徴です
  か?
  ここは顔のフェイシャルだけじゃなく、リンパの排毒と漢方を基本にしているサロンなんです。使っている化粧品はフランスの物ですが、まず中医の発想で、体の悪いものを排出しないと肌の調子も良くならないという考え方が基本ですね。私は日本に行ってから、冷たいものをたくさん飲む習慣がついたり、体の調子もよくなかったんですが、このサロンでずいぶん良くなりました。
ここのサロンでは内分泌の質や女性ホルモンのバランスを整えるために、背中のリンパ排毒マッサージとお腹の内分泌マッサージとフェイシャルの3つを柱にしているんです。植物性のオイルで背中の筋肉に沿ったツボのマッサージをしたり、あったかい棒でお灸を当てたりして、乳酸がたまって循環が悪くなっている体の血行をよくして、尿にして排毒させるんです。これは本当に気持ちいいし、体もすごく楽になりますよ。内分泌のマッサージは子宮と卵巣を守るマッサージなので、生理痛がひどい人にもよく効きます。内面の体の調子って全部肌に出てくるので、まずは体の中の毒素を流してからきれいにすることが大事なんです。私も日本では化粧しないと外に出られなかったんですが、今ではあまりファンデーションも塗らないですみますね。 
 
  上海にはエステサロンも多いし、すごく競争の激しい分野だと思いますが、こちらはけっこうお客さんが入
  っているみたいですね。
私の場合、日本にいたおかげで、サービスの面ですごく敏感になったのがよかったと思いますね。スタッフにも日本式のサービスを徹底させています。そうしないと、あっという間にアバウトになってしまう。エステのお客さんは店の中にいる時間が長いので、「いらっしゃいませ」から「ありがとうございました」までサービスの流れをくまなくチェックして、トイレもいつでもきれいにするようにしています。日本人は特にそうですが、トイレのきれいじゃない店って信用できないでしょう?他の店は技術はそこそこよくても、まだサービスの面まで気が回っていないなと思うことがありますね。
  今でも本業の他に水泳のコーチもされているそうですが、やはり将来はシンクロの方面で何かやりたいと
  思っていますか?
子供が日本人学校に通っている関係で、あるお母さんに頼まれて子供に水泳を教えるようになったんです。子供に泳ぐおもしろさを教えるのって本当に楽しいですね。最初は生徒が3人だけだったのが、今は16人に増えてしまって(笑)、小学校1年生から5年生までの女の子ばかりなので、少しシンクロも教えたりしています。やはり私の核になっているのはずっと頑張っていたシンクロなので、これからは子供だけじゃなくて、美容のためのスイミングやマタニティのスイミングもやれたらいいなと思います。昔のナショナルチームのメンバーと一緒に、大人も楽しめる水泳スクールをやるのが夢ですね。
r.d'allure
上海香梦麗雨美容連鎖沙龍 虹梅店

2002年5月にオープンしたフランスのr.d'allureのフランチャイズ店。リンパ排毒、内分泌マッサージ、フェイシャルなどのコース設定がある。会員制だが一般の利用も可。

虹梅路3201弄紫京苑22号
TEL:6406-9604 /6406-6257
http://www.rdallure.net
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