1.全体の概況(表1、グラフ1参照)
上海中古住宅指数研究所によると、上海の8月の中古住宅指数は前月比0.3%減(指数の値は5ポイント減少し1,700ポイント)と、3ヶ月連続で下落した。前年同月比ベースでは23.0%増で7月の前年同月比(24.8%増)に比べて1.8ポイント下落。市中心区の平均成約価格は前月比0.6%増と上昇基調を維持する一方で、準中心区は同0.6%減と2ヶ月連続で下落した。
表1.05年1〜8月の上海中古住宅指数の前月比の推移
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
3.8% 4.1% 3.6% 2% 0.6% -0.2% -0.3% -0.3%
2.エリア別概況(表2、グラフ2参照)
(1)市中心区(盧湾区、静安区、黄浦区)
市中心区の平均成約価格は前月比0.6%増と上昇基調を維持したものの、7月の前月比(1%増)に比べて0.4ポイント低下。主要エリアの価格動向を個別に見ると、盧湾区の淮海路エリアは前月比0.6%増の12,640元/平米、静安区の南京西路エリアは同0.9%増の11,346元/平米、同区の静安寺エリアは同0.9%増の11,729元/平米、黄浦区の南京東路エリアは同0.6%増の12,257元/平米と、全てのエリアで上昇トレンドを維持した。
(2)準中心区(浦東新区、普陀区、楊浦区、長寧区、徐匯区、虹口区、閘北区)
準中心区の平均成約価格は前月比0.6%減と、7月(同0.2%減)に続き下落した。主要エリアの価格動向を個別に見ると、7月は前月比1%増だった徐匯区の徐家匯エリアは同0.7%減の11,800元/平米と下落した。上昇基調が続いていた長寧区の虹橋路エリアは同増減なしの11,000元/平米。浦東新区の小陸家嘴エリアは同0.4%減の9,586元/平米と前月に続き下落した。
表2. 市中心区及び準中心区の主要エリアにおける中古住宅価格(元/平米)の動向
地区 エリア 2004年8月 2005年7月 2005年8月 前年同月比 前月比
盧湾区 淮海路 9,710 12,560 12,640 30.2% 0.6%
静安区 静安寺 9,286 11,629 11,729 26.3% 0.9%
南京西路 8,857 11,243 11,346 28.1% 0.9%
黄浦区 南京東路 9,857 12,188 12,257 24.3% 0.6%
浦東新区 世紀公園 7,029 8,100 8,086 15.0% -0.2%
小陸家嘴 7,943 9,629 9,586 20.7% -0.4%
長寧区 虹橋路 7,800 11,000 11,000 41.0% 0.0%
仙霞路 7,858 10,400 10,429 32.7% 0.3%
徐匯区 徐家匯 9,456 11,886 11,800 24.8% -0.7%
3.8月の市場動向の主な特徴
(1)市中心区の平均価格は上昇トレンドを維持したが、準中心区は2ヶ月連続で下落した。地区で最大の上昇幅は静安区(市中心)の前月比1.1%増、最大の下落幅は楊浦区(準中心)の同1.4%減だった。
(2)取引量は準中心エリアで回復傾向がみられるものの、高額物件の取引量は少ない状況が続いている。
(3)高額物件の売買市場が低迷している一方で、高級マンションの賃貸市場は活発な状況が続いている。特に、濾湾区の新天地、長寧区の古北、浦東新区の陸家嘴での取引量が増えている。
以上
BetterHouse 調査部 |