1.全体の概況(表1参照)
上海中古住宅指数研究所によると、上海の05年の5月の中古住宅指数は前月比0.6%増(指数の値は11ポイント上昇し1,714ポイント)と、4月(前月比2.0%増)よりも伸び率は低下したものの、依然として上昇基調を維持した。前年同月比ベースでは28.3%増であった。市中心エリアの平均成約価格は前月比1.3%増、準中心エリアは同3.0%増で、準中心エリアの伸び率が4月に続き、市中心エリアに比べて1.7ポイント高かった。表1. 04年5月〜05年5月の上海中古住宅指数の前月比伸び率の推移
04年 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 05年1月 2月 3月 4月 5月
1.2% 1.0% 1.0% 1.1% 1.2% 1.3% 2.1% 2.9% 3.8% 4.1% 3.6% 2.0% 0.6%
2.エリア別概況(表2参照)
(1) 市中心エリア
市中心(濾湾区、静安区、黄浦区)の平均成約価格は前月比1.3%増、前年同月比38.1%増を記録。主要エリアの価格動向を個別に見ると、濾湾区の淮海路エリアは前月比0.5%増の12,447元/平米、静安区の南京西路エリアは同1.6%増の11,186元/平米、同区の静安寺エリアは同1.0%増の11,445元/平米、黄浦区の南京東路エリアは同0.2%増の12,000元/平米を記録した。
(2) 準中心エリア
準中心区(浦東新区、普陀区、楊浦区、長寧区、徐匯区、虹口区、閘北区)の平均成約価格は前月比3.0%増、前年同月比40.4%増を記録。主要エリアの価格動向を個別に見ると、徐匯区の徐家匯エリアは前月比増減なしのの11,686元/平米、長寧区の虹橋路エリアは同4.3%増の10,700元/平米、浦東新区の小陸家嘴エリアは同3.5%増の9,871元/平米を記録した。
表2.上海の市中心及び準中心エリアにおける中古住宅価格の動向
2004年5月 2005年4月 2005年5月 前年同月比 前月比
濾湾区 淮海路エリア 8,800 12,380 12,447 41.4% 0.5%
静安区 静安寺エリア 8,360 11,330 11,445 36.9% 1.0%
南京西路エリア 7,860 11,010 11,186 42.3% 1.6%
黄浦区 南京東路エリア 9,000 11,975 12,000 33.3% 0.2%
浦東新区 世紀公園エリア 6,750 8,189 8,125 20.4% ―0.8%
2004年5月 2005年4月 2005年5月 前年同月比 前月比
小陸家嘴エリア 7,515 9,540 9,871 31.4% 3.5%
長寧区 虹橋路エリア 7,143 10,257 10,700 49.8% 4.3%
仙霞路エリア 7,229 9,886 10,285 42.3% 4.0%
徐匯区 徐家匯エリア 8,590 11,686 11,688 36.1% ――
3.5月の市場動向の主な特徴
(1)市中心エリアの伸び率は前月比1.3%増と、4月(同1.8%増)に比べ0.5ポイント低下、準中心エリアの伸び率は3.0%増と4月(同3.2%増)に比べ0.2ポイント低下したものの、両エリアともに依然として上昇トレンドを維持した。
(2)浦東新区・世紀公園エリア及び?行区・航華七宝エリア(虹橋空港の南)において、小幅ながら下落が見られた(それぞれ前月比0.8%減と同0.4%減)。
(3)3月及び5月に出された住宅関連政策(住宅ローン金利の引き上げ、住宅ローン管理強化策、営業税課税方式の変更等)を受けて、売り手、買い手双方に様子見の動きが見られ、取引量の減少傾向が続いている。
(4)浦東新区・三林エリア(黄浦江を挟んで濾湾区の南側対岸エリア)における新築・中古の取引量が市内でもっとも多かった。
以上
BetterHouse 調査部 |