1.全体の概況(表1参照)
上海中古住宅指数研究所によると、 05年4月の中古住宅指数は前月比2.0%増指数の値は 34ポイント上昇し1,703 ポイントと3月(前月比 3.6 %増)に比べ伸び率は低下したものの、2000年以降続いている上昇基調を維持した。前年同月比ベースでは 29.1%増であった。市中心エリアの平均成約価格は前月比1.8%増、準中心エリアは同 3.2%増で、準中心エリアの伸び率が3月に続き、市中心エリアに比べて1.4ポイント高かった。
表1. 04年4月〜05年4月の上海中古住宅指数の前月比伸び率の推移
04年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 05年1月 2月 3月 4月
1.1% 1.2% 1.0% 1.0% 1.1% 1.2% 1.3% 2.1% 2.9% 3.8% 4.1% 3.6% 2.0%
2.エリア別概況(表2参照)
(1) 市中心エリア
市中心(濾湾区、静安区、黄浦区)の平均成約価格は前月比1.8%増、前年同月比39.0%増を記録。主要エリアの価格動向を個別に見ると、濾湾区の淮海路エリアは前月比2.7%増の12,380元/平米、静安区の南京西路エリアは同1.4%増の11,010元/平米、同区の静安寺エリアは同0.8%増の11,330元/平米、黄浦区の南京東路エリアは同2.2%増の11,975元/平米を記録した。
(2) 準中心エリア
準中心区(浦東新区、普陀区、楊浦区、長寧区、徐匯区、虹口区、閘北区)の平均成約価格は前月比3.2%増、前年同月比38.4%増を記録。主要エリアの価格動向を個別に見ると、徐匯区の徐家匯エリアは前月比2.6%増の11,686元/平米、長寧区の虹橋路エリアは同3.6%増の10,257元/平米、浦東新区の小陸家嘴エリアは同3.1%増の9,540元/平米を記録した。
表2.上海の市中心及び準中心エリアにおける中古住宅価格の動向
2004年4月 2005年3月 2005年4月 前年同月比 前月比
濾湾区 淮海路エリア 8,571 12,060 12,380 44.4% 2.7%
静安区 静安寺エリア 8,143 11,235 11,330 39.1% 0.8%
南京西路エリア 7,775 10,859 11,010 41.6% 1.4%
黄浦区 南京東路エリア 8,600 11,715 11,975 39.2% 2.2%
浦東新区 世紀公園エリア 6,629 8,056 8,189 23.5% 1.7%
小陸家嘴エリア 7,375 9,254 9,540 29.4% 3.1%
長寧区 虹橋路エリア 7,086 9,900 10,257 44.8% 3.6%
仙霞路エリア 7,000 9,543 9,886 41.2% 3.6%
徐匯区 徐家匯エリア 8,314 11,385 11,686 40.6% 2.6%
3.4月の市場動向の主な特徴
(1)市中心エリアの伸び率は前月比1.8%増と3月(同3.6%増)に比べ1.8ポイント低下、準中心エリアの伸び率は3.2%増と3月(同4.3%増)に比べ1.1ポイント低下したものの、依然として高い伸び率を維持した。
(2)準中心エリアの中では、道路インフラの整備が進展している上海市・東北部の楊浦区が全エリア中最高の伸び率(前月比4.3%増)を前月に続き記録した。
(3)3月に出された住宅関連政策(住宅ローン金利引き上げや住宅ローン管理強化策など)をうけて、売り手、買い手双方に様子見の動きが見られ、取引量は減少している。
(4)高級賃貸市場(主に濾弯区、徐匯区、長寧区、静安区)における賃料と取引量はゆるやかな上昇基調を維持していることから、物件を売却するのではなく賃貸に出す例も増えてきており、このことも取引量低下の一因となっている。
以上
BetterHouse 調査部 |