1.全体の概況(表1参照)
上海中古住宅指数研究所によると、上海の05年3月の中古住宅指数は前月比3.6%増(指数の値は58ポイント上昇し1669)と2月(前月比4.1%増)に比べ伸び率は低下したものの、依然として3%台の高い伸び率を維持した。前年同月比ベースでは27.9%増であった。市中心エリアの平均成約価格は前月比3.6%増、準中心エリアは同4.3%増で、準中心エリアの伸び率は市中心エリアに比べ0.7ポイント高かった。
表1. 2004年3月〜05年3月上海の中古住宅指数の前月比伸び率の推移
04年 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 05年1月 2月 3月
1.2% 1.1% 1.2% 1.0% 1.0% 1.1% 1.2% 1.3% 2.1% 2.9% 3.8% 4.1% 3.6%
2.エリア別概況(表2参照)
(1) 市中心エリア
市中心区(濾湾区、静安区、黄浦区)の平均成約価格は前月比3.6%増、前年同月比38.8%増を記録。主要エリアの価格動向を個別にみると、濾湾区の淮海路エリアは前月比4.0%増の12,060元/平米、静安区の南京西路エリアは同3.6%増の10,859元/平米、同区の静安寺エリアは同3.8%増の11,235元/平米、黄浦区の南京東路エリアは同3.5%増の11,715元/平米を記録した。
(2) 準中心エリア
準中心区(浦東新区、普陀区、楊浦区、長寧区、徐匯区、虹口区、閘北区、)の平均成約価格は前月比4.3%増、前年同月比36.7%増を記録。主要エリアの価格動向を個別にみると、徐匯区の徐家匯エリアは前月比3.3%増の11,385元/平米、長寧区の虹橋路エリアは同6.0%増の9,900元/平米、浦東新区の小陸家嘴エリアは同2.7%増の9,254元/平米を記録した。
表2.上海の市中心及び準中心エリアにおける中古住宅価格の動向
2004年3月 2005年2月 2005年3月 前年同月比 前月比
濾湾区 淮海路エリア 8,520 11,600 12,060 41.5% 4.0%
静安区 静安寺エリア 8,060 10,820 11,235 39.4% 3.8%
南京西路エリア 7,657 10,486 10,859 41.8% 3.6%
黄浦区 南京東路エリア 8,516 11,314 11,715 37.6% 3.5%
浦東新区 世紀公園エリア 6,518 7,943 8,056 23.6% 1.4%
小陸家嘴エリア 7,200 9,014 9,254 28.5% 2.7%
長寧区 虹橋路エリア 6,920 9,343 9,900 43.1% 6.0%
仙霞路エリア 6,890 9,200 9,543 38.5% 3.7%
徐匯区 徐家匯エリア 8,143 11,025 11,385 39.8% 3.3%
3.3月の市場動向の主な特徴
(1)市全体の伸び率は前月比3.6%増と2月(同4.1%増)に比べ0.5ポイント低下したものの、04年のどの月の伸び率よりも高い3%台を維持した。
(2)準中心エリアの伸び率は市中心エリアを0.7ポイント上回る前月比4.3%増を記録。とりわけ上海市・東北エリアの楊浦区、虹口区では道路インフラの整備が進んだことをうけて取引が活発化しそれぞれ前月比5.8%、同5.2%上昇した。
(3)3月上旬以降出された住宅関連政策(キャピタルゲイン課税の導入、住宅ローン金利の引き上げ等)をうけて、3月下旬より売り手、買い手双方にしばらく様子を見ようという動きがみられ始め、取引量の減少傾向が出てきた。
以上
BetterHouse 調査部 |