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     ■ SOLER  
     “日本”はまさに、僕たちSOLER(=太陽)が行くべき場所だね



Profile
SOLER
ジュリオ( 兄・ボーカル) と、“ 香港地区で唯一成功したバンド” といわれるBeyond のギター・黄貫中(ポール・ウォン) の、ソロ活動のバックバンドでギタリストとして活躍したディノ( 弟・ギター)の双子のユニット。イタリアとミャンマーのハーフでマカオ地区出身。そのルックスと歌唱力、広東語、中国語、英語、イタリア語など7ヶ国語を操るという多才ぶりで、05年のデビュー以来、香港地区で絶大な人気を誇る。セカンドアルバムでは中国語版をリリース、中国大陸進出も果たす。史上最短、デビュー1年半で香港コロシアムを満員にしたことでも知られる。

“イタリアとミャンマーのハーフでマカオ地区出身の双子”“デビュー1年半で香港コロシアム満員”など独特の経歴と才能が香港芸能界のなかでも際立っているSOLER。5月下旬、独自のポップロックを展開する彼らが、新プロダクション「K-TOWN MUSIC」を立ち上げ、その第一弾ともなるサードアルバム「X2」(8月発売予定)のプロモーションで広州を訪れた。日本でもライブ経験を持つSOLERに、ウェネバー広東が独占インタビュー!
  ☆最近、日本に行かれたんですよね  
  うん、大阪と東京に行ったんだ。遊びで行ったんだけど、伊丹谷良介(香港地区で活躍するロックシンガー)さんに呼ばれて、ある大学でミニコンサートをやったんだ。ハウンドドッグの元メンバーと競演したんだよ。  
  ☆日本のファンの反応はどうでしたか?  
  観客は学生がほとんどだったんだけど、みんなアーティストが有名とか無名とか、言葉とかも関係なく“ライブ”そのものを楽しんでくれたんだ。だから、とても気持ちよかったよ。  
  ☆今までは香港地区を中心に活動されてい ましたが、8月に発売するニューアルバム「X2」からは、中国大陸を中心に活動するそうですね    
  実は香港地区のプロダクションと、このアルバムのことでもめたんだ。彼らは大々的に売り出したい、だから僕たちの書いた歌詞をもっとなんていうか…「ウケ」のいいものに変えろと言ってきたんだ。でも僕たちは、自分たちの感じたままを自分たちの言葉で表現したかった。そのためにこうしてミュージシャンとして活動しているわけだしね。
結局、そのプロダクションからは独立して、自分たちのプロダクション「K-TOWN MUSIC」を立ち上げたんだ。で、その第一弾が今回のニューアルバムなんだよ。香港地区の音楽業界には、正直がっかりしたね。だから今回のアルバムには中国語の曲をたくさん入れて、中国大陸で活動していくことにした んだ。
 
  ☆中国語のみのアルバムなんですか?  
 
僕たちはアジア発の国際派ミュージシャン を目指しているんだ。だからこの「X2」は 2枚組みにする必要があったんだよ。
大陸のファンは歌詞の内容を重視するんだ。 北方では広東語だと肝心の歌詞の内容が分からないから受け入れられないし、もちろん英語でもダメ。だから、中国語版のほうは普通語6曲・広東語3曲にしたんだ。
そして中国語圏以外の国のファンのために英語版も作ったんだ。録音はすでに終わっていて、あとはイタリアでミキシングとジャケッ ト撮影なんかをするだけかな。本当はすべて香港地区で終わらせる予定だったんだけど、イタリア人を始めたくさんの人たちが手伝ってくれることになってね。すごく国際色豊かなアルバムに仕上がってるよ。
 
  ☆―香港地区と中国大陸のファンに反応の違いはありますか?  
  ひと言でいうと、香港地区のファンは恥ずかしがり屋で大陸のファンは情熱的。「ジュリ オ〜!」って呼ばれて「僕を呼んだのは誰?」って振り向くと、持っているパネルで顔を隠しちゃうのが香港ファン(笑)。大陸のファンはどんどん手を振って叫んでくれるから、すごく熱さを感じるよ。  
  ☆アルバム発売に先行して流れている曲が、 中国全土のラジオ局が選ぶ「9+2音楽先鋒 榜」で、ウィークリーランキング1位(6月1日現在)に選ばれましたね  
 
前の事務所とゴタついていたときの心情を書いた曲「Not Alone(英語)」なんだけれど、広東語と普通語の歌詞を頼んだんだ香港人DJが、僕たちの気持ちをとてもよく理解してくれて、惹我(どんどん向かってこい・広東語)・堅持(僕たちは負けない・普通語)・Not Alone(僕たちはひとりじゃない)というひとつの概念に三方向から向き合った3つの曲が できあがったんだ。
映画「ロッキー」の最新版は観た? 映画のなかに「どんなに強く打たれても最後まで立っている、それが真の勝者だ」みたいな台詞があるんだけど、まさにそんな気持ちを歌った3曲だよ(笑)。
「9+2音楽先鋒榜」にランキングされるっていうことは、中国全土で認められたことだ からね、本当にうれしいよ。今はほかの地域のラジオに電話出演なんかもしているんだ。
 
  ☆今後、日本での活動予定はありますか?  
  実は日本からは、すでにオファーをもらっているんだ。日本にはたくさんライブスペースがあって、音楽に関しては進んでいると思う。数少ないアジア発・国際ミュージシャンを目指している僕たちとしては、そういうところでどんどんライブをやっていきたいんだ。
それに日本は“日の本=太陽のもと”って いう意味だろ?まさに僕たちSOLER(=太陽)が活躍するにはぴったりの場所だしね(笑)。
 
  ☆最後に、日本人読者にメッセージを  
  僕たちの次の目標は、広州の天河体育中心でソロコンサートを開くこと。みんな、しっかりと心の準備をしておいてください。もうすぐ、SOLERが行きますからね!  
  ☆X2  
  新プロダクション・K-TOWN MUSIC を立ち上げたSOLERのニューアルバム。中国語版と英語版の2 枚組みとなっており、中国国内はもとより世界を視野においた作りとなっている。
ポップロックにイタリアオペラを織り込んだ、彼らならでは魅力満載のアルバムだ。