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  「省節能」「環保」建設に高まる関心 “調和”テーマに「産・官・民」共同歩調  
   国家統計局は7月、06年の単位GDP当たりエネルギー消費の削減目標が北京以外の都市・地域全てで目標未達成だったことを明らかにした。「調和社会」実現に向け、GDP伸張一辺倒だった経済施策を「省エネ・環保」重視に改め、今後も様々な施策を打ち出していくことが予想される。  
  「摩天楼」テーマにシンポ開催  
 
上海市宜山路にある新日本建材館
七月九日と一〇日、上海にある上海金茂君悦大酒店で「Tall Buildings(高層建築)」をテーマとしたシンポジウムが行われた。マレーシア系企業であるマーカス エバンズ(MARCUS EVANS URL: http:// www.marcusevans.com)社が主催、国際高層建築物協議会(CTBUH)をはじめ、著名な建築・エネルギー企業関係者ら計三〇〇人が参加した。  
現在、枯渇する都市中心部のオフィス需要に応えるかたちで、高層ビルの建設がアジアで空前のブームとなっている。上海では来年一〇一フロアの上海環球金融中心が完成する予定だ。しかし、GDP 伸張一辺倒の経済成長のシンボルとして摩天楼の存在があるとすれば、「調和社会」実現に向かう中国は、これに対して合理的な制御策を時として講ずることで適度に歯止めをかけているかに見える。
「Tall Buildings(高層建築)」では、高層建築におけるエネルギー確保やエレベー ター等の設備、そのほか建設企画・設計・販売・管理といった各工程における様々な問題について専門家による講演が行われた。
 
  「環保」潮流で日本建材に脚光  
 
裕之傑企業管理有限公 司 張・総経理
「高築建築(Tall Building)」シンポジウムの模様。聴講者は多国籍に及んだ


六月九日から一一日まで「建設 省エネ博覧会」が開催、いまや「建築物における省エネ」は大きな潮流となっている。省エネは環境保護にとって絶対条件ではないが、住宅における「省エネ」を通した環境保護への取り組みを啓蒙する動きは今後もますます盛んになってくるといえよう。  
このイベントに出展した裕之傑企業管理有限公司は、昨年五月より双日建材とともに上海宜山路で「新日本建材館」を運営している。裕之傑企業管理有限公司の張・総経理は「環境・省エネ問題を背景に技術力の高い日本の建材需要は増えている」と強調、同館が扱う建材について「高品質」「環境」「省エネ」をアピールしている。  
ちなみに〇八年の北京五輪は「緑色(エコロジー)五輪」をテーマのひとつに掲げる。約二八〇〇億元に達するといわれる都市インフラの設備投資には環境・省エネ建材が最優先で採用されることとなった。また、熱を帯びた住宅ブームの中で人々の建材に対するニーズも高度化、環境によりやさしい日本建材への関心が民間レベルでも高まりを見せていることは明らかだ。
なお、サン建材中国開発室の鏑木順治郎・室長によれば「断熱材の基準などは日本よりも厳しい」という。建築設計の省エネ基準も施行されるなど、国を挙げての取り組みが日本建材の展開を後押しするとの期待は大きい。
 
 
上海科学節能監察中心にある展示ルーム。昨年夏にオープンした。工場、交通、オフィスビル、住宅等における様々な場面における「省エネ」技術を、模型や実演デモを通して学ぶことができる。エンジニアほかエネルギー関係者は もとより、一般市民の来訪も多い。近い将来、展示面積を広げる計画があるという。(現在は350 u)
 
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