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特集
プリンタ・複写機市場
“消耗品”めぐる攻防
 
  俗に“消耗品ビジネス”といわれ、インクやトナーを利益の源泉するプリンタ・複写機。中国では消耗品のコンパチ品や詰め替え品が市場で一定シェアをもち、メーカーはこれらとの戦いを強いられている。コンパチ品が存在感を強める中、ビジネスモデルそのものを見直すところ、ユーザーへの純正消耗品の啓蒙活動≠強化するところと、メーカーの対応はさまざま。消耗品ビジネスをめぐる攻防を追った。
 
 
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  コニカミノルタ  
  カラー複写機普及を急ぐ 模倣品対策は昨年より強化 
  昨年、コンシューマー市場から事実上撤退し、BtoB分野へ企業資源を集中したコニカミノルタ。事業の柱のひとつとなる複写機は、中国でも長年、高いシェアを誇る。今後はカラー機普及を急ぎ、同市場でトップシェアを維持していく構えだ。  
  複写機市場で高シェアを続ける  
 
 
年間販売台数四〇万台弱、年率一〇%弱で成長を続ける中国の複写機市場。この市場でコニカミノルタは現在、トップグループのシェアを確保している。  同社は一九九四年より“内販”を本格化させた。〇五年には、独資の販売会社、コニカミノルタ弁公系統(中国)有限公司を設立している。  中国は毎分二〇枚までのモノクロ低速機が全体の八割を占める特異な市場。新規設置におけるカラー機の割合は僅か二%と、日本の五割と比べるまでもなく、カラー化の遅れは顕著だ。しかし、“カラー化”“高速化”のニーズは確かな立ち上がりを見せており、今後の市場拡大が期待される。コニカミノルタ(中国)投資有限公司の鈴木茂樹総経理は、「これからカラー複合機市場が飛躍的に伸びていく。高画質、ハイスピード等、我々の強みをアピールし、トップシェアをとりたい」と話す。

 
  消費者保護の観点でニセモノ対策  
  複写機においては、普及機市場でトナーのコンパチ品や詰め替え品、そしてニセモノが多く出回っている。市場にはコニカミノルタの普及機も多く稼動しており、同社ではニセモノの問題を重視している。コニカミノルタ弁公系統(中国)有限公司の森大輔販売企画部長は、「粗悪トナーの使用は、機械の安定した品質や画像の維持に大きく影響する。コニカミノルタの商品だと思ってお買い上げ頂いたお客様の利益や信頼を守るため、ニセモノをどう駆逐するかに力を注いでいる」と説明する。 コニカミノルタでは、〇六年よりニセモノの対策を強化した。当局に協力を仰ぎ、昨年、全国四八カ所で二〇〇件余りの取締りを行い、違法品を押収した。コニカミノルタ(中国)投資有限公司の松島重夫企画部長兼知的財産権代表も、「ニセモノ市場は“底なし沼”というのが率直な印象。地道に取り組むしかない」と語る。当局との連携のほか、ジェトロ主催のIPGや中国外商投資企業協会優質品牌保護委員会などに積極的に参加、他メーカーとの横の連携も重視し、情報交換に余念がない。
     
コニカミノルタ (中国)投資有限公司の鈴木氏   コニカミノルタ(中国)投資有限公司の松島氏   コニカミノルタ弁公系統 (中国)有限公司の森氏  


 
     
  カラー機市場でナンバーワン目指す  
 
体験中心≠全国183カ所(07年3月現在)設けている


コニカミノルタの中国での〇七年の目標は、「複写機市場でトップグループのシェアを維持」「カラー複合機市場でナンバーワン」。現在、同社が直営するショールームや、代理店とタイアップした“体験中心”で、カラー複合機のデモンストレーションを積極的に行っている。  「カラー複合機でも確固たる地位を築き、中国でより存在感あるBtoB企業を目指す」と語る鈴木氏。今後、複写/複合機市場で新製品の投入、販売体制の強化に注力すると同時に、純正消耗品の普及にも地道に取り組んでいく考えだ。

 
     
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