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特集
上海軌道交通進化論
商機は郊外? 地鉄CBD?
07年、一挙に3路線が運行
新ジャンクション駅では再開発
年内に3路線(6、8、9号線)が試運転を予定する上海軌道交通。新たに形成されるジャンクション駅(2路線以上が乗り入れる駅)周辺では、再開発が進む。
 
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  上海軌道交通八景  
  これだけは知っておきたい?
上海軌道交通エトセトラ
 
     
  ●4号線の環状線♂サ、03年の事故で「完成」遅れ  
 
 
完成すれば、上海軌道交通初の環状線となる4号線。現在は、大木橋路駅から藍村路駅間の4駅が未開通だ。2003年夏、黄浦江の南浦大橋付近の4号線建設現場で、地盤沈下が発生、ビル3棟が倒壊し、黄浦江の水がトンネルに流れ込むという大きな事故が発生した。幸い死傷者はいなかったが、この事故の影響もあり、環状線♂サが遅れている模様だ。
 
  ●4号線に設置される転落防止用トビラ  
 
飛び込み自殺や不慮の事故を回避するために、転落防止用トビラがプラットホームに設置されるケースが増えている。4号線を皮きりに、1号線の駅にも同様の設備が次々設置されている。
 
  ●1号線駅にコイン投入式トイレが設置される  
 
上海軌道交通の駅構内にはトイレが少なく、乗客の大きな不満となっていたがようやく曙光も見られはじめている。昨年、1号線の駅のプラットホームにお目見えしたのがコイン投入式トイレである。利用者は一元を収めて用を足し、使用後、返金される仕組み。微生物によって処理するバイオ式を採用し、環境保護トイレ≠ニ銘打っている。
 
     
  ●どこまで伸びる9号線、崇明島まで延伸予定  
 
今年中に第一期(松江新城駅〜宜山路駅)が開通する9号線。2009年には、第2期が完成する予定で、宜山路駅から東に浦東の楊高中路駅まで延伸。さらに将来的には、楊高中路駅から北東に向かって、長興島を経由し、中国三大島のひとつである崇明島まで延伸する予定だ。
 
  ●2号線の延伸で虹橋空港と浦東空港が繋がる?  
 
昨年末、2号線が中山公園から西に淞虹路駅まで延伸した。淞虹路の約4km南には虹橋空港があり、虹橋臨空園区駅、虹橋総合交通ターミナル駅の建設計画もある。虹橋総合交通ターミナル駅には、2号線以外に、5号線、10号線、13号線、青浦線が乗り入れる予定。また、2号線は東にも延伸し、リニアモーターカーと併走、浦東空港まで繋がる計画がある。
 
     
  ●フォーカスメディアの独壇場ではないLCD広告  
 
浦東の楊高中路駅まで浦オフィス楼だけでなく、タクシー、大学キャンパス、バス、地下鉄等々、およそ都市生活者の生活シーンを覆い尽くすかのようにLCD設置合戦を広げるニューメディア市場。LCDだけでなく、列車車体、ホームの移動式トイレに至るまで、百花繚乱に貼りめぐらされた広告ポスターを見るだけでも業界の活況ぶりが伺える。未開領域と見られた列車内の「つり革」にもついに広告が登場。残された市場の「すき間」はどこに…?
 
  ●ジャンクション駅のなが〜い乗り換え通路  
 
外資導入に頼って工事が進められた交通インフラの整備は設計に入念さを欠くシーンをところどころ目にする。人民広場には250メートルに及ぶコンコースが存在。一度改札口を出て切符を買いなおさないと別路線への乗り換えができない駅もある。「世紀大道」駅ではようやくこうした問題を解決、乗り換えはいたって便利だ。「90年代の同じ轍を踏むな!」―そんな上海市の意気込みが伝わってくるようだ。
 
     
  ●ラッシュアワー時の憂鬱  
 
04年12月、1号線が北に延伸、上海駅以北からの市内アクセスは向上したはずが、出勤ラッシュ時の混雑ぶりは常軌を逸している。抜本的な解決策は11分間隔の列車を上海駅以南と同じく3分に1本とすることだが、実現はなかなかみない。乗客を収容できるだけの車両が決定的に不適しているからだ(通常6〜8両編成、ちなみにソウルでは17両編成)。1本乗り遅れれば11分の時間ロス。必死の形相で列車に乗り込む乗客は後をたたない。
 
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