| 特別企画 「在中メンタルヘルス」を語る | |||||||
特集1 特集2 |
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| 中国人カウンセラーに聞く
白領族<<塔^ルヘルス事情 高級職業規範師・心理カウンセラー 吉草氏 |
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単に「心理障害」と言っても、誰にでもある悩みや不安もあれば、軽度、重度の精神症状のものまで様々です。重度の症状と判断すれば、我々ではなく、専門の病院で治療を受けるよう勧めています。 経済の発展にともない、心理障害を抱える中国人の数は確実に増しているといえるでしょう。 これに対して、患者を受け入れるカウンセリング機関はまだまだ少ないと言わざるを得ません。大きな病院や大学には窓口が設置され ているのですが、我々のような独立した機関は上海市内でも2 0 数カ所といったところでしょうか。
また、自らの症状に気づかずに病院に行かない、また、人の噂になることを恐れたり、お金をとられることへの抵抗感など、カウンセリングに対する人々の認識不足も指摘できます。 私は主に外資企業で働く中国人のカウンセリングを担当していますが、上司や同僚など勤め先の人間関係で悩み相談に来るケースが最も目立ちます。年齢的には30代の女性が多いでしょうか。不眠症や強迫神経症に至るケースも少なくありません。 今の会社が自分に適しているのか、など転職の相談もあります。仕事のプレッシャーよりも、時間の束縛などにストレスを感じているケースが多いようです。 やはり何より大事なのはコミュニケーションですね。強制的に指示を与えるのではなく、仕事の目標が個人の目標となるような環境づくりをするのがマネージャーの務めだと思います。自らの意思で仕事に取り組むときに心理障害が生じることはないのですから。 DATA 上海若軽心理健康諮詢中心 上海市南丹東路106号2楼2010室 TEL:021-5425-3347 URL:http://www.ruoqingxl.com/ |
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| メンタルヘルスに関する立法の空白 | |||||||
| 里兆法律事務所 現在、中国において、深刻な精神疾患の羅患率は上昇傾向にあり、児童や青少年の心的行為の問題、老人性痴呆症や鬱病、薬品の濫用、自殺や深刻な災害を体験した後の被災者の心理的パニック等の方面での問題も日増しに目立ってきている。 しかしながら、メンタルヘルス分野において、中国では厳格な意味でいう個別の法律はなく、なかでも、メンタルヘルスサービス業務従事者の職責を規範化し、これを保護する個別の法律がない。ここでいう法律とは狭い意味での法律、つまり、全国人民代表大会及びその常務委員会による立法をいう。 中国は1985年より、メンタルヘルスの立法の試みに着手し、15回の書き換えを経て、2005年9月に同法の草案の起 草を完成させた(現在のところ、まだ正式に公布されてはいない)。草案は、特色ある医療看護制度を制定し、精神障害の診断と治療、緊急入院観察、強制入院と強制入院の解除、保護を目的とした拘束と隔離、精神障害者の人格の尊厳と合法権益について明確な規定を設けている。 1988年から1990年までに、中国ではメンタルヘルスに関係する法規範が前後して3つ公布されたが、その多くはメンタルヘルスサービスを受ける側(精神疾患者又は心理的相談レベルでの援助必要者を含む)の立場に立って述べられたものであり、その権利と義務及び権益の保障を明確にしているが、メンタルヘルス業務従事者の立場に立って、その権利や義務が明確にし、従事者の権益を効果的に守り、従事者の職責を規範化するような個別の法律は少ない。 国レベルでの個別の立法がない状況下で、国家労働社会保障部が中国心理衛生協会に制定を依頼した「心理コンサ ルタント国家職業基準(試行)」が、2001年8月に正式に公布され、中国心理学界において最初の職業規範基準となった。「心理コンサルタント国家職業基準(試行)」は基準を満たした心理コンサルタントを形成するための指針を明示し、心理コンサルタントが将来において適法に業務を展開するために必要な、初期の理論の基礎を示している。 中国の心理学、メンタルヘルスサービス分野全体は、その他のサービス業と比較した場合、現段階では、完全かつ理想的な法律や政策環境は整っていない。経験済みの有効な管理体系はまだなく、既存の立法では同分野は以前空白の状態であり、心理学及びメンタルヘルスの範疇に該当するほとんどの問題は、業界モラルと同規範を通じて解決を模索するしかないのである。 |
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