Walker
中国最新情報満載!!
特集
拡がった“黄金之道(上海〜南京)”投資の主役は「龍頭」から沿域開発区へ 

 
特集1   特集2    特集3    特集4    特集5
 
  蘇州に日系企業の変わらぬ視線 一時間経済圏の実現に期待  
 
  蘇州高新区の遠望。(同区招商局提供)
水郷古鎮として知られる蘇州は、開発区としてもすでにベテランの風格さえ漂わせる。その魅力は色褪せるどころか、注目を増す一方だ。
  成長止まらない蘇州エリア  
  言わずと知れた日系企業の集積地、蘇州。その場合、いわゆる市内を指して言われるが、政区(地級)市である蘇州市は管轄下の昆山、張家港、太倉、常熟、呉江の五つの省級市及び七つの区で構成されており、上海に隣接する巨大な経済圏をなしている。  
蘇州全市の〇五年外資導入額は引き続き全国一位、工業生産総額では一兆元の大台を突破し、上海に次ぐ二位に躍り出た。生産拠点としての存在感を改めて強く印象付けた形だ。  
その中心となるのは、やはり蘇州高新区と蘇州工業園区の二つの国家級開発区だろう。市街地を挟んで東の蘇州工業 園区と西の蘇州高新区には、合わせて三五〇〇社近い外資企業が進出しており、そのうち日系企業の数は五〇〇社を 超える。
滬寧高速の拡幅で上海との距離はさらに縮まり、昨年末には環状線「蘇州繞城高速」(二一頁地図参照)がつながった。市内を中心とする周辺の県級市エリアとの経済交流はさらに活性化されている。日系企業からすれば、こうした交通インフラの整備に加え、昨年四月に開校された日本人学校は駐在員の生活環境にかかわる大きなプラス要因となった。
 
  外資の三割占める「日資高地」、蘇州高新区  
  中国とシンガポールの両政府による合作プロジェクトとして一九九四年に設立した蘇州工業園区。その開発主体である中新蘇州工業園区開発有限公司(CSSD)は、年内の海外上場を目指していることがすでに明らかになっている。上場先の候補地はシンガポール市場が有力だという。昨年九月には、第三者割当増資により、資本金を一・二五億ドルに増やすなど上場準備は着々と進められている。
蘇州工業園区の投資プロジェクトが欧米主体であるのに対して、日本企業による投資が外資全体の多くを占めるのが蘇州高新区だ。金額ベースの外資比率を見ると、日本企業は三三%に達する(蘇州工業園区は一二%)。日本人学校もこの蘇州高新区内に建てられた。
昨年一二月には、蘇州高新区で蘇州富士片映像機器有限公司、蘇州松下系統科技有限公司の一〇周年記念式典がそれ ぞれ挙行されるなど、日系企業の中にはすでに長い歴史を有するところもある。中国メディアもこれを取り上げ、同区がいかに「日資高地」であるかを伝えるニュースを流している。
 
  浦東空港まで一時間の圏内に  
  日系はじめ多くの外資企業が進出する蘇州。しかも、大手企業がずらりと並ぶとあれば、敷居の高さを感じてしまう企業も少なくない。
十数カ所の開発区を視察して蘇州とは別のところに進出したある会社の経営幹部はこう語る。
「投資規模がそれほど大きくない会社にとって、問題が起きた時に政府が迅速な対応をとってくれるのか、優秀な人材を集めて定着するのか、不安があった。駐在員が生活するのには大変便利だが、会社の経営とはまた別の話」
これに対して、蘇州高新区招商局一処(日本処)の何菊・副処長は「例えば、主に中小企業を対象とした日本工業村も動き出しています。欧米企業には劣りますが、就職先として日系企業もまだまだ人気がある」と言う。
同区には月に平均して二〇社以上が視察に訪れている。何・副処長は「当区にはもう進出スペースがないのではないかと思われている企業もあるようですが、空き地が残り少なくなっているのは第一期と呼ばれる五二平米の部分のみ。科学技術エリアなど新たな開発も進んでいます」と蘇州高新区の発展余地をアピールする。
今後、高速鉄道が開通すれば蘇州〜上海間は約二〇分。浦東空港まで一時間で行くことも不可能ではなくなる。一時間経済圏の実現は蘇州のさらなる魅力となりそうだ。
 
 
  特集1   特集2    特集3    特集4    特集5
 
ウォーカーチャイナ今月号
巻頭インタビュー
特集
Business Event Schedule
Business Scene
企業レポート
連載
中国ビジネス相談Q&A
私も起業家
知的法講座
China Economic Review「全国」
China Economic Review「上海」
その他
上海、北京、中国全土の広告掲載について
ウォーカーオンラインではバナー及びテキスト広告スペースを用意しております。
広告掲載ガイド 掲載の受付