二〇〇五年
〇五年は約一〇〇万の新規オフィススペースが供給され、供給過剰となった。その多くが朝陽区と西城区・金融街に集中している。主なビルは三元橋の佳程広場(Gateway Plaza)、王府井の金寶大厦、東三環路の財富中心(Fortune Plaza)、長〇五年は約一〇〇万の新規オフィススペースが供給され、供給過剰となった。その多くが朝陽区と西城区・金融街に集中している。主なビルは三元橋の佳程広場(Gateway Plaza)、王府井の金寶大厦、東三環路の財富中心(Fortune Plaza)、長安街のLG大厦等が挙げられる。
これらの新築物件以外で、区分売却をメインに行っているビルも多くあり、賃貸マーケットに出ていない。一概には言えないが、区分売却のビルの場合、管理が難しく、オーナー間の価格(賃貸料)統制も取りにくい。
したがって、デベロッパー物件を好む企業が多いというのが実情である。実際に、これらの物件の販売状況は思わしくない。
また、空室率が一七%まで悪化しているものの、人気物件は満室状態で賃料も強気だ。これだけの供給が有るにもかかわらず、賃料が下がらないのを不思議に思う方も多いであろう。
その要因として
@物件の供給過剰とその賃料への影響を及ぼすタイミングにずれがある
A北京のオフィスマーケットが二極化に向かっている
といったことが挙げられる。
二〇〇六年
〇六年も〇五年並みの供給量が予測されている。同じく朝陽区と金融街にまとまった供給が見込まれている。〇七年も一〇〇万近くの供給が予測されることから、状況は厳しい。
三年間で既存のオフィススペース全体の約半分にあたる供給量があるというのは危険だと言える。需要が順調に伸びるとしても、今のマーケットでは年間約一〇〇万の供給が三年間続くと消化できないと考えられる。
同時に、賃貸のみの(区分売却しない)優良ビルの供給が少ないことから、マーケットの二極化が更に進み、賃料の格差が大きくなると予測される。賃貸利用者にとっては、二極化マーケットを利用し、好条件の物権を獲得する道も開かれよう。個人オーナー物件を引き合いにし、優良物件を値切るようなコツを身につけておいてもよいだろう。