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「リース」ビッグバンの胎動
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  会計及び税務的観点からみる中国リース市場の展望
望月コンサルティング(上海)有限公司 
 
 
  望月一央・望月コンサルティング(上海)有限公司董事長
プロフィール:1993年より上海で活動する日本人公認会計士。日系企業、欧州、香港企業の監査、銀行、保険、建設不動産業界の税務、組織再編、大手家電メーカー移転価格税制等の業務を経て、現在中国企業の日本上場支援を中心に行っている。
中国では、ファイナンスリースについて支払いリース料がそのまま税務上の費用として認められることはない。一方、オペレーティングリースについても、リース料全体に営業税の課税が行われることから最終的な税負担が大きくなる。中国におけるリース取引の普及には、税務上のメリットの制度的付与が必要と考えられる。
  リース取引のメリット  
  リース取引を採用することの大きな目的として税務上のメリットが挙げられます。
しかし、中国においては、従来リース取引が一般的でなく、税務上の処理が不明確であるといわれています。
中国においては、リース取引についての会計上と税務上の取扱いが基本的に一致しており、ファイナンスリース(資金融資の性質を有するリース)については、帳簿価額または最低リース支払額により資産を計上し、最低リース支払額により未払金を計上することにより、減価償却を通じて費用化が行われます。
 
  オペレーティングリースの税負担  
 
   
また、(オペレーティング)リースについては、支払リース料についての費用化が認められています。
従って、ファイナンスリースについて支払リース料がそのまま税務上の費用として認められることはなく、税務上のメリットを目的としてファイナンスリースが採用されることはありません。
さらに、オペレーティングリースについても、リース料の費用化は認められるものの、リース料全体に営業税の課税が行われることから、資産購入またはファイナンスリースに比べて最終的な税負担が大きくなり、税務上の観点からは採用されることはありません。
以上のように、会計税務処理の観点から、現在の中国におけるリース取引の制度的な普及は難しいものと考えられます。その普及には税務上のメリットの制度的付与が必要と考えられます。
 
     
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