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企業協賛が変える中国スポーツ
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  スター誕生で野球市場開花へ
企業協賛はスポーツへの深い理解
 
  J・坂崎マーケティング株式会社
ジャックK・坂崎  代表取締役
 
 
ジャックK・坂崎
ジャックK・坂崎
J・坂崎マーケティングの関連会社となるダイナスティスポーツマーケティング(DSM)は二〇〇二年、中国棒球協会と各チームのスポンサーシップ、マーケティングなどについて正式に契約。CBL運営の各方面で重要な役割を果たしている。オリンピック、サッカーW杯をはじめ世界的スポーツイベントを支えてきたJ・坂崎マーケティングは、欧州市場で日系企業のスポーツプロモーションを開拓した実績もある。
六月四日、上海イーグルスがホームの上海体育宮に今期参入のチャイナホープスターズ(北京)を迎えた一戦。出張で上海を訪れたジャックK・坂崎氏に話を聞いた。
 
  ●DSMを設立し、中国野球の開拓に乗り出した経緯は  
  野球のプロ化を前に、古くからの知人からプレゼンの依頼があった。北京五輪でのメダル獲得とメジャースポーツへの発展に国を挙げて取組む姿勢に興味を持った。当時は中国のWTO加盟を機にスポーツ分野でも動きが出始めた頃で、大きなチャンスを見出したことも関係している。DSMは今後、野球から他のスポーツにも範囲を広げていく計画だ。  
  ●野球と他スポーツのスポンサーでどんな違いがあるのか  
  中国でサッカーやバスケのスポンサー投資額は数百万ドルに上る。企業側としては投資対効果を十分に考慮しなければならない額であるが、野球のCBLは数万ドルから、メーンスポンサーでも数十万ドルほどだ。このため、宣伝効果とは別に草の根レベルで中国社会への還元という意味合いも出てくる。スポンサーはいずれもスポーツへの深い理解と国を跨いだ文化交流という強い思いのある企業だ。
また、野球を推進する政府の存在を意識する企業もあるだろう。
 
  ●CBLは発足して四年目を迎えている  
  〇二年開幕前の試行期間も含めれば三シーズン半に突入したところ。スタート時に比べ、リーグのレベルは格段に上がっている。これもスポンサー企業のサポートがあってこそのことだ。貢献の大きさを改めて感じている。
だが、野球の浸透度はまだまだと言わざるを得ない。我々も街頭プロモーションなどを積極的に展開しているが、球場へ足を運ぶ人をもっと増やさなければならない。子供に広めるという点では、日本の野球アニメを翻訳するのも手だろう。
 
  ●チャイナホープスターズにはスポンサーがついていないようだが  
  ホープスターズは昨年一二月に誕生したばかりで、契約が間に合わなかった。その他チームを含め、日系企業で興味を示すところは少なくない。我々は当初、日本のプロ球団と業務提携を締結させ、日本球界へのアピールを図った。日本で中国野球への関心が高まれば、手を挙げる企業はさらに増えるはずだ。
今年一一月にはアジアシリーズが開催、来年はメジャーリーグ主催の国別対抗戦も予定されており、CBLに世界からの注目が集まる。スポンサーにはすでにアメリカや中国の企業も関心を示しており、今後の可能性は無限にある。
 
  ●野球を浸透させるためのカギと位置付けるものは  
  やはり、野球の魅力を伝えることが第一だ。テレビ中継はそのツールになる。当社は元NHKのディレクターを毎年招いて、地元テレビ局に中継技術の研修を実施している。
野球を社会現象にまで発展させるには、スター選手の誕生が不可欠だ。メジャーリーグ側も、中国の巨大マーケットに期待するところは大きい。バスケの姚明がいい例だ。
当社は莫大なポテンシャルを見据えて、今は土台作りと位置付けている。それはスポンサー企業にとっても同じだ。私は四年前、「中国のイチロー、松井は一〇年内に誕生する」と豪語し、周りから笑われたが、その日は近い将来必ず来ると確信している。
 
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