 |
 |
企業協賛が変える中国スポーツ |
 |
| |
特集1 特集2 特集3 特集4 |
|
 |
| |
野球の発展を長期スパンで支援 地場密着企業として一翼担う |
|
 |
| |
日立建機(上海)有限公司 |
|
 |
| |
 |
 |
経営企画本部長の平野氏(右)と 人事部主任の山田敏文氏 |
消費財メーカーの並ぶCBLのスポンサーの中に建設機械を生産・販売する日立建機の名前がある。建設ブームに支えられ中国市場で先行した同社は、ナショナルチームのスポンサーも経験するなど中国野球を支援するスタンスを明確に打ち出している。 |
|
 |
 |
 |
| |
●野球どころ天津 強豪チームで投資メリット |
|
 |
| |
日立建機がスポンサーを務める天津ライオンズ。横浜ベイスターズと業務提携を結ぶ同チームは、〇三年、〇四年のレギュラーシーズンを首位で終えながら、上位二チームで争われるチャンピオンシップ・ファイナルでは二年連続でライバルの北京タイガースに敗れるという辛苦を味わっている。「今年こそは何とかチャンピオンフラッグを」と力を込めるのは、日立建機(上海)有限公司・経営企画本部の平野耕太郎・本部長だ。
日立建機は、安徽省合肥市の建設機械生産会社と上海市の販売・アフターサービス会社を中心に、中国に五つのグループ会社を持っている。天津ライオンズのスポンサーとなった理由には、野球を受け入れる天津の土壌が大きく関係した。 野球がまだメジャーなスポーツでない中国で、天津の野球熱は他都市に比べて高い。テレビの試合中継やスポーツニュースで野球が取り上げられることも多く、特に北京とは「中国の野球どころ」をめぐりライバル意識を燃やしているという。「宣伝効果を考えれば、強豪で人気のあるチームは考えて然るべきところ」(平野氏)という訳だ。 |
|
 |
 |
 |
| |
●発展途上の野球支援で社会貢献 子供への普及活動重視 |
|
 |
| |
決められた予算の中でいかに広告効果を出していくのかという前提にあって、同社が投資先に野球を選んだのはスポーツを通じて中国社会に貢献したいという思いがある。
平野氏は「野球は日本に馴染みが深いだけでなく、北京オリンピックに向け強化を進める段階で中国野球の発展に少しでも力になれれば」と語る。同社は〇三年末に開催されたアテネオリンピックのアジア予選では中国ナショナルチームのスポンサーにもなっている。 「中国経済と同じでリーグや代表チームの成長スピードには目を見張るものがある。スポンサーとして、その成長を見届けるのは楽しみ。天津ライオンズの選手が代表で活躍し、さらにはそこから日本やアメリカでプレーする選手が出てくれれば」。平野氏はその日を心待ちにしている。スター選手が誕生すれば、投資効果につながるとの期待はもちろんある、夢としての期待も大きい。その夢を中国の子供たちにも持って欲しいと、同社は野球教室などを推進している。 |
|
 |
 |
 |
| |
●野球で社員の一体感 支援はグループ代表として |
|
 |
| |
野球に投資してから、直接的な売上貢献は今のところみられないという同社であるが、身近なところでスポンサー効果があらわれている。社内メールで試合結果やチーム情報を配信していたところ、今では昼休みにキャッチボールをする社員の姿が見られる。上海でのアウェーゲームには家族同伴で社員の応援団を結成、五〇人近くが集まった。「野球を見たいというより、どんなスポーツなのかとい
って集まった感じ」(平野氏)でありながら、社員の一体感という点で社内意識に変化が見られるという。 マクロ経済調整政策の影響を一時的に受けているものの順調な事業展開を進める同社には、グループ全体で中国事業に力を入れる日立の中で、顧客との繋がりが強く地場密着型の会社であるとの高い意識がある。今年から一〇年計画で植林活動を開始したのもその反映となる。スポンサーとしての経営戦略もさることながら、同社は長期的なスパンで中国野球を支援していく計画だ。 |
|
 |
 |
 |
| |
●6・11「日立建機デー」開催 |
|
 |
| |
「日立建機デー」となった6月11日(土)の天津ライオンズ VS 北京タイガース の試合。結果は4対5で天津ライオンズが逆転負けを喫したが、白熱した試合展開に訪れた約200人の観衆は多いに盛り上がった。試合の合間には抽選会が行われ、油圧ショベルのおもちゃをプレゼント。試合終了後には地元の小学生を対象とした野球教室とスピードガンコンテストが開催された。「参加した子供たちは日本の同世代と比べても遜色ないレベルだった」と平野氏。野球の底辺を広げたいという同社の思いの詰まった1日となった。
|
|
 |
 |
 |
| |
特集1 特集2 特集3 特集4 |
|
 |