 |
 |
企業協賛が変える中国スポーツ |
 |
| |
上海市統計局によると、第三次産業への外資導入額(今年1月〜4月)は契約ベースで前年同期比約70%増、約22億ドルに達し、全体の約53%を占めた。外資導入の重点が製造業から第三次産業に移ったことを示している。
小売、卸売などサービス業への参入により、日系企業は中国の人々にとってより身近で関係の深い存在になる。街中には日系企業商品の看板が増え、生活の中に日系企業の商品が入って来る。社会構造の変化につながるだろう。 中国スポーツへの企業協賛は、企業のブランド、販売戦略にとって重要な位置を占めるとともに、スポーツを通じた「企業と市民とのコミュニケーション」「社会貢献」の意味合いをも併せ持つ。スポーツの楽しみは、ようやく市民レベルに普及しはじめたところだ。 特集では、中国スポーツを通して企業協賛のもつ意味を探る(編集部) |
|
| |
特集1 特集2 特集3 特集4 |
|
 |
| |
スポーツに「魅力」を注入 企業協賛が変える中国スポーツ |
|
 |
| |
OCEANS 坪井信人 |
|
 |
| |
中国初の本格的なスポーツ協賛は、八〇年のバレーボール代表チームに対するユニフォーム・サプライだった。その後、九〇年の北京アジア大会、九四年に誕生した中国プロサッカーリーグと、徐々にスポーツ協賛の機会が増加した。
企業協賛の爆発的な増加は、九〇年代後半のことだ。中国の世界的な位置づけが「生産基地(世界の工場)」から「市場(世界のマーケット)」として変化してきた過程と重なる。「市場がなければ、スポーツ協賛も存在しない」という道理である。
昨年のサッカー・アジア杯中国大会では、一〇社のオフィシャル・スポンサーのうち、日本企業が七社を占めた。「日本に有利な判定が多かった。スポンサーの多くが日本企業だったからに違いない」。昨年、日本の優勝で幕を閉じた同大会のあと、ある中国人記者が書いた記事の一節である。立場が逆なら、日本人でも同様の憎み口を叩きたくなっただろう。
時として、スポーツ協賛に対して、「スポーツをビジネスに変えた元凶」との批判の声を耳にする。しかし、スポーツへの資金の流入は、中国において、スポーツの「魅力」「注目度」を高めるだけでなく、ライフスタイルを変えるほどの大きな力となっている。
そもそも、中国のスポーツ界は長い間、「競技スポーツ」の強化に重点を置いてきた。娯楽や文化としてではない、勝つためのスポーツである。幼少時からスパルタ式に未来の金メダリストを育成する強化方式は、いまでも中国のスポーツ戦略の柱である。しかし、改革・開放後の市場経済化が、娯楽という概念が希薄だったスポーツ界に新たな風を吹き込み、中国でのスポーツ理解を多様化させた。 サッカーを例にすれば、プロ化により、わずか月収一〇〇〇元程度だった選手が、主力なら年俸一〇〇万元以上を稼ぐようになった。年収の増加は、プロ選手に憧れる子どもを生み、プロ選手という職業を確立し、選手の社会的地位も格段に向上させた。 夢のないスポーツは普及しない。とすれば、プロ化四年目の野球は、憧れの対象、普及するスポーツとなるためのスタート地点に立ったといえる。中国プロサッカーの成功は、中国スポーツ界のプロ化、スポーツ選手の地位向上など、様々な分野で先駆者となった。スポーツ協賛は、「夢を生む泉」といっても大げさではないだろう。
|
|
 |
 |
 |
| |
OCEANS Marketing |
|
 |
| |
* 中国における、企業向けのスポーツマーケティング・エージェンシー * FIFA(国際サッカー連盟)、NBA、Jリーグの中国指定代理店 * 中国サッカー協会、中国バスケットボール協会、中国テニス協会、中国ゴルフ協会の指定代理店 * 『ウォーカーシリーズ』(北京、上海、蘇州・無錫、広州)「スポーツトピックス」など執筆を担当
お問い合わせ TEL:010-65901637 FAX:010-65901470 E-mail:sports@oceans-marketing.com 坪井 |
|
 |
 |
 |
| |
特集1 特集2 特集3 特集4 |
|
 |