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China Economic Review
「上海」( 4月6日〜5月5日)
ダイワボウが事務所開設
 
ダイワボウは上海市にダイワボウ上海事務所を開設する。これに合わせて昨年一〇月、江蘇省蘇州市の蘇州大和針織服装有限公司内に開設したカンバス中国駐在員事務所の業務機能を上海事務所に移管する。
ダイワボウは、中国においてグループ企業との連携により繊維ビジネスを拡大してきた。来年一月の輸出入割当(クォータ)制撤廃による自由貿易化の拡大を目前に控え、開発素材ならびに製品の中国マーケットへの供給拡大に向け、販売体制の構築が急務となっている。
その足掛かりとして、上海事務所を開設し、市場と顧客に関する情報収集、販路および販売提携などの模索、販売促進および技術サービスなどを行う。
 
  日立システム&サービスが医療情報システム事業展開  
  日立システムアンドサービスは杭州創業軟件股分有限公司と四月二二日、浙江省杭州市において事業提携の調印を行った。
日立システム製の検体検査システム「Lavolute」を用いて、医療情報システム分野のソリューション事業を展開し、両社が協力して中国市場の開拓を行う。
Lavoluteは、病院に設置されている自動分析装置で分析出力された患者の検査データをパソコンサーバーにオンライン入力しデータベースに保存した後、検査結果報告書を出力するシステム。
日立システムは杭州創業軟件の協力を得て開発した中国市場向けLavoluteを杭州創業軟件にライセンスし、杭州創業軟件が個々の病院にカスタマイズして納入する。中国の約一万七〇〇〇施設の大中規模病院を対象に、五年間で累計三〇〇〇施設、受注金額三九億円を目標に販売する計画。
 
  協和発酵がアミノ酸合弁会社の出資率引き上げ、生産能力増強  
  協和発酵は、輸液などの原料となるアミノ酸の生産・販売を行う合弁会社・上海冠生園協和アミノ酸有限公司について、増資および出資率引き上げを実施するとともに、新たに上海市青浦区に生産能力を増強した新工場を建設、現工場を移転統合することを決定し、修正合弁契約書に調印した。なお、今回の増資に伴い、社名を上海協和アミノ酸有限公司に変更する。
増資後の資本金は一八九〇万米ドルで、出資比率は協和発酵が七〇%、冠生園(集団)有限公司が三〇%。
来年末の竣工を目指す新工場は、アミノ酸を年間で二五〇〇トン製造できる能力を有し、協和発酵の全面的な技術指導による生産・品質管理に基づき、アルギニン、ヒスチジン、セリン、バリンなど一二種類の高品質なアミノ酸を生産する予定。
 
  田辺製薬、上海医薬集団と医家向け医薬品共同開発  
  田辺製薬は上海医薬(集団)有限公司と医家向け医薬品の共同研究を行うことで合意した。
今回の合意により、田辺は創薬機会の拡大とパイプラインの強化が期待でき、上海医薬は創薬体制の強化・充実および国際化の推進が期待できることとなる。
田辺は創薬における競争力強化の一つとしてアライアンスの強化を掲げており、従来から進めてきた欧米企業との連携を強化するとともに、共同研究の可能性を模索してきた。今後は中国における協業として、上海医薬と創薬に関する共同研究を行い、有望な化合物が選定された後は、両社共同で世界的に開発・販売を行うとしている。
上海医薬は中国最大手製薬会社の一つで、田辺のカルシウム拮抗薬「ヘルベッサー」ライセンシーである延安製薬を傘下に有しており、これまでも田辺と密接な関係にあった。
 
  三菱倉庫がフォワーディング現法  
  三菱倉庫は上海に国際貨運代理の現地法人を開設、業務を開始した。
会社名は上海菱運国際貨運有限公司。資本金は一〇〇万米ドルで三菱倉庫の出資比率は五〇%。パートナーは山東省青島・威海地区における同社の代理店である遼寧恒太国際貨運有限公司。
三菱倉庫は中日両国間のフォワーディング事業について、北京と上海の両市に駐在員事務所を、また福建省廈門(アモイ)には香港現地法人の駐在員事務所を設置し、代理店を起用して行っていたが、さらに積極的な事業展開を図り、ユーザーニーズにあった迅速かつきめ細かなサービスを提供するため、上海に三菱倉庫主導の合弁会社を設立することとした。
 
  一村産業、テキスタイル・コンバーター事業で現法設立  
  一村産業は、上海に全額出資の現地法人を設立した。
会社名は一村(上海)貿易有限公司で、資本金は二〇万米ドル。
一村産業は現在中国向けに内需および製品持ち帰り用の生地輸出を行っているが、年々中国国内での現地生産組立および現地販売活動の必要性が強くなってきたため、新たに国内でのテキスタイル・コンバーター事業を開始することを決断、現地法人の設立に至った。
テキスタイル生産については新規の設備投資は行わず、日系を含む中国の現地設備と連携して組立、一村独自の原料調達、テキスタイル設計および生産管理により事業展開を行う予定。
 
  ブラザーが工作機械テクセンター  
  ブラザー工業は生産機器事業の主力である工作機械「CNCタッピングセンター」の一部の機種について、西安での生産を開始する。同時に上海に営業活動及びディーラー、ユーザーへの技術サポートを行うテクニカルセンターを設立する。
今回の西安での生産は、一〇〇%出資の工業用ミシン製造子会社である兄弟ミシン(西安)有限公司による陝西省西安市の西安北村精密機械有限公司への組立委託という形態をとり、五月末より月産一〇台程度でスタート、来年度には同三〇台へと順次拡大する。ここでは兄弟ミシンが部品調達や生産管理を行うなど、ブラザーグループの工場と同等の組立技術、品質管理技術を導入し、自動車・二輪車部品からIT関連機器部品まで幅広い部品加工に対応するモデルを製造、中国市場でのみ販売する。
これにあわせ、兄弟ミシンは上海にテクニカルセンターを設立する。
 
  ダイセルポリマー新会社設立華東地区の販売など強化  
  ダイセルポリマーは華東地区の販売および市場開発の拡充強化を目的として、上海にダイセルポリマートレーディング(上海)を設立した。資本金は二〇万米ドル。出資はダイセルポリマー五〇%、Daicel Polymer (Hong Kong)Ltd.が五〇%。二〇〇六年度、一〇億円の売上高を目指す。
新会社は高機能の樹脂コンパウンド製品、押し出しシート製品、その他化学品の販売会社として、既設の樹脂コンパウンド製品生産会社である上海ダイセルポリマーと一体運営を行い、顧客の要望に迅速かつ的確に対応する。
 
  電通がメディアコンテンツ合弁  
  電通の中国における事業子会社である北京電通広告公司は、中国で最大のメディアコングロマリットである上海文化広播影視集団の基幹子会社・上海電影集団公司と共同で、メディアコンテンツ事業会社を設立する合弁契約を締結した。
会社名は上海上影電通影視文化傅播有限公司。資本金は二〇〇〇万元で、出資比率は京電通広告公司が四九%、上海電影集団公司が五一%。
新会社は上影集団が保有する「上海東方映画チャンネル」の運営支援事業および中国国内でのコンテンツ販売事業を行う。上海電影集団の委託により同チャンネルの番組編成・番組宣伝、広告枠販売、番組調達などを行うとともに、調達した番組放映権の他、テレビ局向け販売やビデオ化権など周辺権利の販売を行う。
また、上海電影集団の委託によるイベント運営、タレントエージェンシー事業等も業務領域となる。
 
  大日本スクリーン、杭州に印刷関連機器の製造子会社を設立  
  大日本スクリーン製造は、CTP装置の製造を手がける一〇〇%出資の現地法人を設立、今年一〇月から操業を開始する。
会社名は美迪亜印刷設備(杭州)有限公司で資本金は二億円。
中国の印刷関連企業は一六万社を超え、印刷関連機器市場のさらなる拡大が見込まれている。今回の子会社設立により、急速に近代化が進み活発化する中国印刷市場に対し、CTPをはじめとする製品シェアの拡大を目指す。
 
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