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中国で売る!
中国男性の欲しい≠形に 彼女も勧める「GATSBY」 
第4回〜マンダム

 
綺麗になっていく女性につられて男性も化粧品に手を伸ばす―。今の中国市場を見れば、この市場の原則も頷ける。とりわけ中国ではお洒落で先行した女性が男性(ボーイフレンド)の背中を押している側面もあるのかも知れない。男性化粧品のトータルブランドとして、「GATSBY(ギャツビー)」が中国男性のお洒落を提案している。
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吉田秀亨・営業本部長(左)と商懐楽・上海地区担当営業経理
中国の化粧品市場規模は約六〇〇億元、このうち男性化粧品は四億元と言われる。ただ、ここで言う男性化粧品とは、シェービング剤を中心とする一部の商品に限られており、男女用の区別がされていないヘアス タイリング剤などは含まれていない。  
マンダムが五八%を出資する外商独資企業「中山市麗達精細化工有限公司」の吉田秀亨・営業本部長は「実際の男性化粧品市場は今後五年間で毎年二〇〇%近く伸長し、四〇億元に達するとの試算も出ている」と話す。カップルで商品を選んだり、男性へのプレゼントとして購入されるケースも見られるなど、女性の存在が大きいのも男性化粧品市場の特徴だ。
消費者の意見反映したオリジナル商品
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上海の若者が集まる人気のショッピングスポット「香港名店街」(人民広場地下)にある「インフォメーションショップ」
「GATSBY(杰士派)」が中国市場に登 場したのは〇二年末。同社は、日本で一〇〇アイテム以上ある商品の中から、当時中国にまだなかったワックスやシェービングジェルなどを中心に、「徹底調査して絞り込んだ」(吉田氏)二一アイテムを投入した。  
この徹底した市場調査に、同社の競争力の源泉がある。商懐楽・上海地区担当営業経理は「生活者発・生活者着?というマンダムグループの経営思想に基づいたもの」と語る。  
同社は〇四年四月、上海に「インフォメーションショップ」を開店し、サンプリング配布などを通じて消費者の意見に耳を傾けてきた。そこでスキンケアに対する意識の高さを知り、中国オリジナル商品の開発に着手。主力ラインナップであるヘアスタイリング剤に加えて、昨年一二月にフェイスケア、洗顔料の新商品を投入、今年四月には夏用のオイルコントロールローションの新シリーズを発売している。
店舗から発信する男性のオシャレ
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同社は上海、広州、北京の三都市で、ドラッグストア、コンビニ、百貨店など「地域によって特色のある流通」を生かした販売戦略を展開している。いずれの店舗にせよ、目を見張るのが同社の一貫した「ブランド陳列」だ。「コーナーの設置から商品の見せ方まで店側にしつこいぐらい要求している」と商氏は言う。  
それも同社が店舗を基点にしたブランド戦略を描いているからに他ならない。テレビや雑誌など大々的な広告展開を行っていない代わりに、同社は店頭プロモーションによる認知度の向上に力を注いでいる。  
「中国市場は長いスパンで」という同社も「GATSBY」導入四年目に突入し、吉田氏は「何らかの成果を出したい」と意気込みを見せる。先ずは上海の地盤固めに、ハイパーマートの販売ルートを強化し、バックアップとなる販促を展開していく計画だ。  
次なる一手として、夏前にヘア関連の目玉商品を投入。さらに第四の販売エリアとして、流通・ファッション業界が注目する成都への進出を加速する。「全国的に見ても、男性のお洒落に対する意識はまだ低い」というのが両氏の一致した見解。同社は市場開拓の先駆者的な役割も担っている。