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宮城信彬の不動産ニュース VOL.11 わが人材管理-卓越性の追求-最終回 |
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| 大型商業施設激戦区 上海求められる打開策 |
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周知の通り、去年の一二月一一日より中国における商業分野がほぼ完全に開放され、『外商投資商業領域管理弁法』により、外商投資商業企業に対しても原則的に出資比率や資本金の制限が撤廃されました。フランチャイズ店舗の展開、独資による商業企業の設立及び店舗の開設、従来のテスト地域(省都、自治区の首府、直轄市、計画単列都市、経済特区)以外での企業設立が可能となりました。未だグレーな部分も多いようですが、内外の大きな注目を集めているという事には変わり有りません。
今月のこのコーナーでは、先月に引き続き商業に関するニュースをピックアップしてみました。 |
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「今月のニュース」
一二月三〇日付「青年報」
上海有数の繁華街である徐家匯にて大成功しているショッピングモール「港匯広場」と大陸市場にて加速的に発展を続ける台湾地区資本の「富安百貨」は、五年間の期間を経て来年提携を解消する。これにより、富安百貨が占めている一万五〇〇〇平方米のスペースを港匯側に返還し、同ビルから撤退する。 |
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解説 現在、富安百貨は上海に一店舗のみである。また、他の都市での出店計画準備に追われ、上海での二号店のオープンの目処が立っていない。これは、港匯広場からの退去により事実上、一時的に上海リテール市場から撤退という事を意味する。 富安百貨が初めて上海市場に参入したのは、一九九二年であり、翌年の夏に南京西路と泰興路の角という一等地にて、上海鐘表公司と共同で"上海摩士達商廈"という小規模の百貨店をオープンさせた(二〇〇二年一月閉店)。その後一九九九年一二月、港匯広場にて富安百貨を開店、現在に至る。また、上海以外では重慶市や四川省の綿陽等に出店している。
富安百貨は今年三月に港匯広場から撤退する事になっており、その後は港匯広場が独自で経営する。現在最も有力視されているのは、子供用品、ホームスタイル製品、女性をターゲットとした靴・バッグの専門店等のテナントである。特に注目されるのは、子供用品であり、これまで扱っていなかった同製品を大々的にアピールし、数千平方米規模の売り場を考慮中と見られている。四月からテナント募集を開始し、七月に装いを新たにオープンする。
港匯広場は、二〇〇三年末〜二〇〇四年初頭にかけても"変身"をしている。それまで入居していたカラオケBox(華尓街)等の娯楽系のテナントを総入れ替えし、IT売り場を設置した。また、現在同建物の上にツインタワーのGradeAオフィスビルを建設中で、今年の夏に竣工予定だ。今回の富安百貨との提携中止は、更に大きな変身と言える。 現在上海に有る一〇万平方米以上の大型商業施設には大抵アンカーテナントとして百貨店が入居している。今回の港匯広場の方針は、市場の流れに逆行していると言え、興味深い。しかしながら、現在の徐家匯には実に多くの百貨店が集中している事から、熾烈な競争が繰り広げられている。他との差別化を図り、常に変化を見せる港匯広場のやり方は、必然的なものであったと見る事も出来よう。

国際的に見ると、百貨店業界は程度の差は有るもののどれも苦戦している。統計によると、米国のリテール業界の売り上げランキング上で、百貨店が出てくるのは一八位から、同じく日本では七位からと、過去と比べて明らかに業績が落ちて来ている。上位を占めるのは大型スーパーマーケットやショッピングセンターである。こうした状況を分析すると、今後上海でも百貨店同士の競争が更に激しくなり、淘汰されて行くと考えられる。 |
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