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  宮城信彬の不動産ニュース VOL.10    わが人材管理-卓越性の追求- No.5  
上海随一の繁華街「南京路」の今後歴史を織り交ぜた発展に期待
今年最初のこのコーナーでは、今後の更なる発展が期待される南京路についてのニュースを取り上げます。上海を代表する繁華街として一五〇年近い歴史を持ち、観光客、ビジネスマン、地元の買い物客が集まるこの南京路が今後どう変わるのかというトピックは、多くの人が興味を持つところだと思います。
「今月のニュース」
一二月一日付「東方網」
先日行われた「二〇〇四年南京路に関する討論会」において、黄浦区は今後三〜五年以内に南京路・西蔵路商業エリアを重点的に整備し、ゆくゆくは市中心地区で最大規模の国際的な商業エリアになると発表した。
宮城信彬の不動産ニュースここがポイント解説
上海屈指の地場百貨店「上海第一百貨店」、「新世界商場」が軒を並べる南京路・西蔵路エリアは、上海最大の繁華街である。同時に、人民広場、市政府、博物館、大劇場等の施設も隣接し、平日でも多くの通行人でごったがえす。同エリアに有るKFCの面積辺 りの売り上げが世界でもトップレベルというのも頷ける。
最近では西蔵路・福州路に、シンガポール系大型デベロッパー“CapitaLand”がオフィス・ショッピングモール複合ビル“Raffles City”(来福士広場)を完成させ話題になった。このRafflesには多くの日系企業を含む外資系企業が入居しており、既に100%近い入居率を達成している。また、斬新なコンセプトを多用したショッピングモールも多くの買い物客で賑わう。
世茂国際広場の完成予定図
世茂国際広場の完成予定図

また、南京路・西蔵路のコーナーに建築中の高さ三三三m、六三階建てビル「世茂国際広場」(SHI MAO INTERNATIONAL PLAZA)は、浦西では最も高いビルとなる予定である(既に躯体部分は完成)。このプロジェクトは来年春にオープン予定のファッションモールと、二〇〇六年初頭にオープン予定の大型デパート、レストランからなる商業施設、同じく二〇〇六年に開店予定の英国ホテルチェーンLe Loyal Meridienが運営する超高級ホテル「上海世茂ロイヤルホテル(客室七一〇室)」から成っている。浦西の新たなランドマークとなるのは間違い無いであろう。
今後「世茂国際広場」、「上海第一百貨店」、「新世界商場」を核として、西蔵路の南北に近代的な商業施設が多く建設される。南端の福州路から北端の北京路にかけて、一〇もの大型プロジェクトが計画されており、完成後の同エリアの総延べ床面積は九〇万平方米を超える事になる。その内商業施設が占めるのは三分の二を超え、全国的にも稀な規模となる。
CB RICHARD ELLISこのような開発は三段階に分けて進められており、現在までが第一段階、上述の「世茂国際広場」及び周辺のホテル・商業施設が完成予定の二〇〇五〜二〇〇六年が第二段階、最終的に二〇〇八〜二〇一〇年までには、市中心地区で最大規模の国際的な商業エリアが基本的に完成する。
面白いのは、「近代化ばかりではなく、歴史的趣きも保ちながら発展させるべき」と百聯集団等の地元の大手企業が述べている事だ。同集団のグループ企業である“市一百店”、“時装公司”、“華聯商廈”等の老舗百貨店は外壁をレトロ調にしたり、オールド上海を偲ばせる喫茶店をオープンさせる計画もある。一五〇年をかけて現在の南京路が形成されて来たわけだが、古き良き時代の面影が無くなるのは寂しい。古いものと新しいものが共存できるような街造りが期待される。
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