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  旺盛な実需受け優良物件ほど堅調新規供給限られるオフィス市場
黒ちゃんの--失敗しない中国ビジネス講座
 
旺盛な実需受け優良物件ほど堅調新規供給限られるオフィス市場  
  時代の趨勢に伴い、ここ数ヵ月間住宅関連のニュース解説が続きましたが、今月は趣向を変えて北京・上海のオフィス市場の動向(二〇〇四年度第2四半期)を紹介します。昨今の不動産開発ブームの中、その八割以上を占める住宅開発ほど注目されていない感もありますが、日系企業の方々が最も興味のある不動産セクターだと思われます。同市場の現状と今後の動向を正確に把握することも、企業戦略の重要なパートを担うと考えられます。少しでもそのお役に立てれば幸いです。  
  優良ビル賃貸3年ぶり上昇  
  《北京市場》第1四半期の勢いを受け、北京の優良オフィスビルの需要が第2四半期も引き続き増加した。今四半期の賃貸料は二〇〇一年第3四半期以来、上げ幅は比較的小さかった(前期比〇・八%増)ものの、初めて上昇がみられた。オフィスビル需要の増大は特に北京の東部 地区において顕著であった。
マーケット全体の空室率は一六・八%と依然高い水準を保っているが、ハイグレードのオフィスビルにおいては満室状態のところが多い。特に三〇〇〇平方メートル以上の大型テナントにとっては選択肢が極端に少なく、来年春以降までは新規の優良物件は供給されないことから、拡張のタイミングを見計らう事がポイントとなってくるだろう。
一方、西城区と海淀区、特に海淀区中関村では、供給面積が増加すると同時に、それが結果的にオフィス需要も刺激することとなり、同エリアにおけるオフィスビルの最近の賃貸活動を非常に活性化させた。
 
 
現存オフィス総スペース 5,600,000m(Gross)
空室率 16.8%(前期比1.7%減)
平均オファー賃貸料(全体) US $18.5/m2/月
中心地区 US $22.4/m2/月
中関村 US $17.1/m2/月
金融街 US $21.0/m2/月
※賃貸料は全てGross面積あたり、管理費別
 
  人民広場周辺ではエリア効果  
  《上海市場》第2四半期において、上海の優良オフィスビル市場は依然として活発であった。市場の需要は増え続けているが、今四半期はわずかに二物件の新規オフィスビルが完成したのみで、新規供給量が限られたため、オフィスビルの契約面積はわずかに減少する結果となった。この他、人民広場周辺の優良オフィスビル物件の相次ぐ建設に伴い、エ
リア効果が明らかに現れはじめている。すなわち、同エリアに位置するBグレードオフィスビルのオファー賃貸料が上昇する傾向にあり、今四半期、同エリア内におけるオフィスビルの平均賃貸料の上昇がみられた。
また、市場全体において言えることだが、ハイグレード物件の空室率は五%未満のものがほとんどで、ビル内での増床が非常に困難になってきている。現在建築中で、今年末から来年のあたまにかけて竣工する優良ビルに人気が集中している。
販売市場では、浦東新区陸家嘴に位置するいくつかの新しいオフィスビルが年内に販売される予定であり、デベロッパーは不動産マーケットが好調であることから、一部フロアを戦略的に高値で販売しており、今四半期、浦東オフィスビル販売市場の平均価格に比較的大きな上昇が見られた。
 
 
現存オフィス総スペース 5,100,000m(Gross)
空室率 9.6%(前期比0.4%減)
平均オファー賃貸料 US $18.1/m2/月(前期比0.4%増)
グレードAビル(全体) US $22.9/m2/月(前期と変わらず)
グレードBビル US $15.4/m2/月(前期比1.1%増)
浦西 US $17.7/m2/月(前期比0.4%増)
浦東 US $19.4/m2/月(前期比0.6%増)
※※賃貸料は全てGross面積あたり、管理費別
 
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