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巻頭インタビュー
日本の名水≠中国で売る!
株式会社日田天領水 代表取締役 石井嘉時 氏

 
  大分県日田市は日本三大美林のひとつ、日田杉の山に四方を囲まれ、幾筋もの清流が注ぎ込む水郷である。豊かな自然に囲まれたその地中から湧き出る名水日田天領水≠ェ昨年、権威ある国際食品品評会として知られるモンド・セレクション(※1)で05年金賞、06年最高金賞を連続で受賞、ヨーロッパ最大級の食品検査・分析・審査機関であるiTQ(i※2)でも前年と同様、優秀味覚賞に輝いた。その実績を引っさげて、世界の名水<uランドがしのぎを削る中国市場に挑もうとするのが、日田天領水社長の石井嘉時氏である。
※モンドセレクション:食品の品質向上を目的としてベルギー経済省に認定された組織委員会が1961年から運営している世界的にも権威ある食品品評会。「食品のノーベル賞」や「世界食品オリンピック」と訳されることもある。
※iTQi :International Taste & Quality Instituteの略称。EU本部主管の欧州最大級の食品検査・分析・審査会。優秀味覚賞は年に一回、iTQi分析研究機関において厳密な品質、分析、検査が行われた後、ミシュラン等で3つ星、2つ星を獲得したヨーロッパ各地のレストラン、ホテルの料理長たちやソムリエが味覚、官能等をブラインド検査する。
(日田天領水オフィシャルサイトhttp://www.hitatenryosui.co.jpより)
 
 
 

株式会社 日田天領水
所在地:大分県日田市中ノ島町647
TEL: 81(973)22-7777
設立: 1999年3月
http://www.hitatenryosui.co.jp/

代理店
〔華東〕上海良菱配銷有限公司
所在地:上海市中山南二路481号
TEL: (021)6422-4583
〔北京〕北京日田順興国際商貿有限責任公司
所在地:北京市海淀区上地信息産業基地三街1号楼2層A段288室 TEL: (010)8289-9673

 
  ●「「あなたの大切な方へ――一日も早く教えてください」
 
 
  水を通じた社会奉仕・世界貢献にも積極的。03年のSARS流行の際は、中国大陸・台湾地区に20Lケースを約3000個いち早く無償提供している
ヒトの身体は、成人で体重の約六〇%、大脳にいたっては八〇%が水で占められている。まさしく、水は生命の源、健康の基礎 。体内に摂取する水の品質や量が私たちの「健康」を左右しているといっても過言ではない。ヒトは一カ月絶食することができても、水を絶たれれば一週間とて生命を維持することはできない。  
その水の恩恵を受け、いわば水を人生のテーマとして精力的な事業活動に取り組む企業家がいる。株式会社日田天領水(本社…大分県日田市中ノ島)社長の石井嘉時氏である。  
「小児麻痺や目の病気(網膜色素変性症)をわずらっていたこともあって、昔から病気に対する関心は人一倍高かったんです。
石井神社という水神を祀る神社があるなど(日田市は)もともと水にはとても縁のある土地ですが、私自身も振り返るといつも川のそばに住処を求めていた気がします」(石井氏)
 
  ●「天から領(さず)かった水」
 
  石井氏は大分県日田市でもともと自動車ディーラーやテナント業、ガソリンスタンドなど数々の事業を営み、地元では名士として知られる。
石井氏は事業のひとつであるウナギ養殖のために地下水をくむ井戸を一〇個ほど掘った。すると、その中のひとつからとりわけウナギの成長を早める水が出た。さらには、これを飲用した社員から持病や慢性病の症状が緩和、体調が著しく改善したという声が相次いだという。  
石井氏はその謎を探るべく、九州大学大学院白畑實隆教授に分析を依頼すると、その水が「活性水素」を多量に含んだ世界的にも珍しい水であることが分かった。  まさしく「天から領(さず)かった水」(石井氏)。  
江戸時代に幕府の天領地であったことにもあやかり、石井氏はこの水を「天領水」と名づけたという。
 
  ●世界の名水をしのぐ「活性水素」パワー
 
  呼吸によって体内に送られる酸素が燃やした残りカスを「活性酸素」という。この「活性酸素」は身体をサビつかせ、病気や老化の原因となる悪玉として語られることが多い。「活性水素」はこれを除去し、アンチエイジング(抗老化)の作用をもたらすというのが前述の白畑教授による仮説だ。
日田天領水が含有する「活性水素」の量は、メキシコの「トラコテの水」、ドイツの「ノルデナウの水」、フランスの「ルルドの水」といった世界にその名をとどろかせる名水の六〜七倍とも。石井氏は「私の愛犬はニ匹とも日田天領水のおかげで二二・五歳まで生きたんですよ。あなたの大切な方へ一日も早く(日田天領水のことを)教えてあげてください」と熱く語る。
口コミから始まり、やがてテレビ番組や雑誌などマスコミの報道が相次ぐと出荷量はうなぎ上り。一時期は注文殺到で品切れが続いた時もあったという。日田天領水を使って作ったパンを売り物にするベーカリー、レストランも登場するなど、地方の小都市に誕生したブランドでありながら、その名はまたたくまに国内外に広がることになった。
〇五年に新工場が完成。香港地区、台湾地区、シンガポール、アメリカに続いて、〇六年から韓国、中国大陸へも販路を拡大している。
七十路を迎えながらますます意気軒高。「私の事業人生はこれからですよ」(石井氏)――。