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巻頭インタビュー
梅の普及、効用の学術研究により
歴史的、国際的な貢献
    梅を食薬品として普及し、梅のふるさと中国にご恩返し
    「梅の鬼」と言われるビジネスセンス、人生哲学
  (財)梅研究会  理事長
(株)梅丹本舗  代表取締役会長  松本紘斉
 
  松本紘斉氏は親子二代にわたり、伝統的な食薬品としての梅の普及、効用の科学的解明のため、一筋の人生を歩いて人々の健康に貢献してきた。日本伝統の「梅肉エキス」が高度成長期に忘れ去られていたのを復活させ、ラジオ、テレビ番組、著作、講演を通じて普及に力を注いできた。
米国進出での苦い教訓をばねに、梅の効用の学術研究に全力をあげ、梅肉エキスから新成分「ムメフラール」を発見、今までに16大効用を証明している。
梅のふるさとである中国には、交流訪中団を22回にわたり派遣、友好を深めるとともに工場を建設し、6月から「梅肉エキス」と著作翻訳本の普及を中国で本格的に開始する。
「梅の鬼」と言われる松本紘斉氏のビジネスセンス、人生哲学は、巨大な中国で市場開拓に挑戦するビジネスマンに、大いなる勇気を与えてくれるだろう。
 
  松本紘斉氏
略  歴
1937年 岡山県に生まれる
1959年 ダイハツ販売整備(株)入社
1965年 梅丹本舗を引き継ぐ
1969年 梅丹本舗を法人に改組
          (株)梅丹本舗 代表取締役社長に就任
1970年 全国健康食品協会理事に就任
1975年 著書「梅の健康法」出版、現在37冊出版
          日本健康自然食品協会理事に就任
1977年 ラジオ大阪「健康でさわやか」放送開始
1978年 財団法人梅研究会設立、理事長に就任(現職)
1995年 中国花卉協会名誉理事に就任(現職)
1996年 中国江蘇省宜興市に独資会社
          江蘇梅丹健康食品有限公司設立 総経理に就任(現職)
1998年 中国江蘇省宜興市梅文化研究会設立 名誉理事長に就任(現職)
1999年 ハワイ・ホノルル大学より栄養学学位取得
2002年 (株)梅丹本舗 代表取締役会長に就任(現職)
2005年 ラジオ出演回数 38,800回突破(5月)、現在8局で活躍中
 
会社概要
商号 株式会社梅丹本舗
創業 1924年7月1日
設立 1969年11月21日
本社 大阪府摂津市学園町 1-1-26
TEL (072) 637-5568 FAX (072) 632-0838
工場 和歌山県日高郡南部町 中国江蘇省宜興市
従業員数 100名
  ● WHO(世界保健機構)が新型インフルエンザを警戒する必要性を 強調していますが、理事長は免疫力を高めるために梅肉エキスの活用を訴えています  
  新型インフルエンザ流行の歴史は、一九二〇年代、スペインかぜにより世界中で二八〇〇万人の死者が出たことに遡り、その後、香港かぜ、ソ連かぜなどで大勢の方が亡くなっています。
現在、鳥インフルエンザがアジア各地に広まり、制圧は難しい状況です。専門家の多くが、鳥インフルエンザウィルスの強い毒性と人間への感染能力を併せ持った危険なウィルスの出現の可能性を指摘しています。WHO、米国疾病対策センターは、新型の流行が始まれば約三〇億人が感染し、六〇〇〇万人が死亡する可能性があるとの見方です。対策用のワクチン開発には新型ウィルス出現から数ヶ月以上かかりますから、一番重要なのは各自が免疫力を高めることです。
梅肉エキスの効用で科学的に証明済みのものは一六もありますが、その中には「免疫細胞の強化」があります。三重大学医学部・伊藤均博士との共同研究でマウスを使った実験では、梅肉エキスの成分により、免疫細胞マクロファージの数が二倍になり、しかも活性化することが分かりました。梅肉エキスは青梅のしぼり汁だけを長時間煮詰めてつくるのですが、科学的に証明されたものをはじめ、限りない梅の効用を最も効果的にとれる有効成分のかたまりです。
中国で懸念されるSARSもウィルス感染が原因ですから、梅肉エキスを中国でも普及させ、皆さんの免疫力を高め、感染者の減少や症状が軽くて済むことにつながればと考えています。
 
  ● 松本紘斉著「梅の科学」最新版梅肉エキス驚異の一六大効用」 の翻訳本が出版され、宜興市の工場で生産された新製品「青梅精」の発売が始まります  
  梅丹本舗を創業した私の父、初代紘斉は、「梅を伝えてくれた中国への恩返し」を口癖にしていました。梅丹本舗の会社名を「メイタン」と中国風に読むのも父の発案です。梅は中国が原産地とされ、約七〇〇〇年前の種が河南省で確認されています。日本には一五〇〇年前、「烏梅」、薬用として中国から伝えられ、その後、日本では梅の実を利用し、花を愛で、生活の中に溶け込んでいきました。梅肉エキスは江戸時代からの歴史をもつ健康保持のための日本人の知恵の結晶です。
(財)梅研究会は、一九八〇年に第一回日中梅文化交流訪中団を編成し、上海市、無錫市、蘇州市を訪問しました。大歓迎を受けましたが、驚いたことに中国では、梅の実を梅干、梅肉エキスなど健康食品、食薬品として利用する習慣がほとんどなく、甘く加工したお菓子の様なものにとどまっていました。当時は梅の木も少なかったのです。
卓球選手の福原愛さんは「中国では甘い干し梅をよく食べる」と、梅研究会の広報誌「梅家族」の対談でおっしゃっていましたが、私が「甘い干し梅では効能成分が捨てられているうえに人工調味料が使ってあるので体に悪い」と説明したところ、驚いておられました。
第二回訪中団(一九八一年)は、無錫市に梅の苗木一〇〇〇本を寄贈、梅が一本もなかった宜興市には三〇〇〇本の苗木を贈りました。その後、無錫市に三八五品種の梅の木のある「紘斉梅園」を造園し、無錫市からは「紘斉苑」という日本式茶室の寄贈を受けました。宜興市には今、和歌山県並の六〇万本の梅の木があり、全国有数の 産地です。梅生産農家は一般農家の三倍の収入をあげ、地域経済への貢献も大きいです。日中梅文化交流訪中団は二二回に達しています。
中国での梅の普及のため、一九九六年、江蘇梅丹健康食品有限公司を設立し、この六月から「青梅精(チン・メイ・チン)」という商品名で、梅丹、梅肉エキス、三倍濃縮液の発売を開始します。上海はじめ中国の方の食生活も欧米化し、栄養の偏りによる健康への影響が指摘されています。その一方、本当の意味での健康生活への関心が高まり、よく勉強する方も確実に増えています。梅丹本舗の梅製品を普及し、大勢の中国の方々に健康になっていただき、梅のふるさとである中国に、初代紘斉の念願だったご恩返しをしていきます。
 
  ● 「梅の鬼」と言われ、「梅肉エキス」の普及に親子二代で歩いて来られました。その人生哲学、ビジネス哲学が注目されています  
  松本紘斉物語「梅の鬼」が連続ラジオドラマとして二〇〇三年、文化放送、札幌テレビ放送、東海ラジオ放送、大阪放送、九州朝日放送、琉球放送で放送されました。
父は明治生まれで早稲田大学を卒業し、英語も話せるハイカラな人でした。アイデアと行動力は抜群で、大正末期に梅の普及と啓蒙活動に一人で立ち上がりましたが、お金には縁の遠い人でした。父には強く反発し、親子の縁を切ろうと思ったこともあります。
私が中学二年の頃、兄弟三人だけで暮らしているのに父からの仕送りが途絶え、食べるものも着るものも底を突きました。私は長男として兄弟三人が生きていくため、一反だけあった田んぼを耕し、通常の一・五倍の収穫をあげ、「米作りの天才」として表彰されたという思い出もあります。
井上ゴム関西工場(西宮市)に就職しましたが、一五歳の時、工場一の働き手となり工場長助手までスピード出世しました。その後、「入社試験〇点。根性一〇〇点」と言われ、ダイハツの車の営業マンになりました。車のセールスでは、ダイハツの全国トップになり、車時代の到来で「一日に一台車を売る男」と呼ばれ、収入は大企業の部長並。妻の美和子とも結婚し、輝く未来を感じる生活でした。
ところが、父から梅丹本舗を継ぐように頼まれ、妻に「玄米ご飯、梅干、みそ汁があれば苦しい生活でもやっていけるから、父の仕事を継いでくれ」と言います。そこで決心し、全国トップ成績という車のセールスマンをきっぱりと辞めたのですが、梅丹本舗の仕入先を回ると未払金、借入金だらけで、売り上げもけた違いに少ないという現実に直面したのです。睡眠時間を毎日四時間一五分とし、早朝二時から製品の準備、朝八時以降は新規開拓の営業にあてるという必死の生活でした。

人は梅なり。寒風に堪えてこそ、他に魁(さきが)けて花ひらくなり。

父が残した詩です。あらゆる辛酸も苦痛もものともせぬ忍耐心と覇気をもつこと、生命ある限り生き抜くことの大切さを言っています。
 
  ● ラジオ、テレビ出演、著作、講演など普及活動と(財)梅研究会設立の経緯をご紹介ください  
  最初の著作「梅の健康法」に続き、「一日一粒梅干し健康法」を一九七五年に出版したところ、「一日一粒梅干し健康法」が二三万部のベストセラーとなりました。マスコミ、講演会、雑誌に引っ張りだこで、梅の一戸当たり消費量が二倍に跳ね上がりました。
ラジオ番組出演は、ラジオ大阪に健康トーク番組の企画を持ち込み、一九七七年五月二日、「健康でさわやか」という番組をスタートさせたのに始まりますが、次第に反響が大きくなりました。今では毎朝、北海道から沖縄まで全国八局に出演しています。「梅丹本舗の社長自身が梅を取り入れた健康生活について語る」というスタイルで、企業のメディア戦略としては、先を読むセンスがあると評判になりました。
余談ですが、ラジオには生放送番組が四局もありますので、上海など外国にいる時は、海外からの生放送になります。今朝も生放送してきたところです。
ラジオ放送とベストセラー著作の反響で、講演会には数千人が詰めかけ、入場券を求める長い列が続き、梅肉エキスなど梅丹製品は着実に普及していきました。米国では創健社を通じて販売され、日系人を中心に普及していました。著作の英訳本も出版され、梅博士として有名になっていたのです。
全米栄養食品協会(NNFA)から日本人として初めて招聘され(一九七七年)、ラスベガス・ヒルトンホテルで三〇〇〇名を前に講演した時、「梅干しのうた」を歌いながら登壇したところ、日系人の方々が一斉にすすり泣かれたことが忘れられません。一方、その熱狂ぶりと人気が危険人物として当局に警戒され、米国食品医薬品局から薬事法違反の警告を受け、米国進出から七年目に入った頃、普及活動中止、撤退を余儀なくされました。
父の詩を思い出し、米国からの撤退を「梅をより深く極めるための試練」と考えました。梅の効能を科学的に徹底研究しようと、梅丹本舗の企業活動とは別に、学術研究、啓蒙活動のために「財団法人 梅研究会」設立を決意しました。当時、財団設立には「五億円+一〇年」が必要とされましたが、不眠不休二週間で申請書類を準備し、三〇〇〇万円の資金だけで、一九七八年一月、異例の措置でわずか一〇日間で文部省から認可が下りました。即、三重大学、東京薬科大学に共同研究を依頼、効能の実験や成分分析研究に着手しました。
 
  ● 梅肉エキスから新成分「ムメフラール」をはじめ、一六大効用が科学的に解明されました  
  (財)梅研究会理事長として、農水省国立食品総合研究所に共同研究を依頼し、何回断られても諦めない熱意が通じ、研究開始から約一年後の九八年、新成分「ムメフラール」が発見されました。「ムメフラール」は梅肉エキスを作る途中にグルコースと酸が熱で変化し、クエン酸と結合したものと考えられ、梅肉エキスにしか含まれない特有の成分です。「ムメフラール」の血流改善効果はマスコミでも大きく紹介され、テレビ番組では実際に梅肉エキスを飲んでもらうという実験も行いました。米国の科学雑誌、「農業と食品化学」にも詳しく紹介されています。
梅肉エキスはもともと江戸時代に、疫病予防、老化予防、外傷にも効く万能薬として庶民に重宝されていたものです。明治以降、西洋医学が主流になり、忘れ去られていました。初代紘斉が大正末期に和歌山県南部川村で梅肉エキスを作り続ける森五郎松氏と知り合い意気投合、大正一四年に「大自然食薬療法研究所」を開設してから八〇年後に、念願だった効用の科学的解明が実現したことになります。
現在、科学的に証明済みの効用は、@殺菌作用 A強力なアルカリ性食品 B胃腸活性化 C、D疲労回復・ストレス解消 Eカルシウムの吸収率促進F血圧安定 G抗アレルギー作用 H肝臓強化 I美容効果 J血流改善 K免疫細胞強化 Lガンの予防 M結石予防 N鎮痛効果O抗酸化作用です。
日本人には祖先が長い年月をかけて築いてきた日本型食生活の知恵があります。すっぱい梅干や梅肉エキスも和食と同様に長い歴史と伝統をもつ食薬品です。日々の食生活に欠かせない必需品です。これからも梅の効用の科学研究に力を注ぐとともに、世界の方々の健康のために普及させていきたいと思います。
 
  プレゼントのお知らせ  
  梅丹本舗の中国工場で生産され、発売開始の「青梅精」シリーズ、「梅丹」、「梅肉エキス」、「三倍濃縮液」を各5個ずつ、計15名の方にプレゼントします。ご希望の商品名、お名前、発送先、連絡方法、ご感想をお書きになり、「WALKER CHINA編集部」へFAX 021-5107-5788でお申し込み下さい。〆切は6月30日です。商品の発送をもって当選者の発表にかえさせていただきます。  
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