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傘型会社と情報機器生産会社を設立
経営統合の成果踏まえ
中国事業拡大へ |
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コニカミノルタホールディングス株式会社 代表執行役副社長
コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 代表取締役社長 太田義勝 氏 |
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略歴
同志社大学法学部卒、1964年にミノルタ(株)入社。1968年から1987年にかけて2回、計12年のドイツ駐在。取締役複写機事業部長兼複写機営業部長、常務取締役などを経て、1999年にミノルタ(株)代表取締役社長に就任。経営統合で現職。

03年1月に経営統合を発表して以来、円滑かつ迅速に再編を進めてきたコニカミノルタが、築き上げた強固な経営基盤をもとに中国事業のさらなる強化に乗り出した。一般消費者からは「カメラ」のイメージが強い同グループであるが、売上高の50%以上を占める中核事業は情報機器。そして、このたび無錫市にその情報機器の新たな生産拠点を構え、上海市には中国市場での販売強化を推進する傘型会社を設立する。同グループが最重要市場のひとつと位置付ける中国で、「コニカミノルタ」の新たな色を刷り合わせる。 |
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● 統合には大変期待ができる反面、困難も伴いますが、現在どのような手応えを感じておられますか |
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〇三年一〇月に完了した経営統合は闇雲に規模を追ったものではありませんが、ワールドワイドにビジネスを展開していくには、やはりあるレベル以上の規模でない
と難しい面もあります。強い会社はより強大になり、その差がさらに離されてしまう傾向にあった中で、旧コニカ、旧ミノルタの双方に危機感が生まれていたと思います。ただし、両社が単にくっつけば強くなるというのは間違いで、シナジーによる成果をいち早く出していかないと勝ち残れません。
社員も皆このことをよく理解しており、一丸となってスピードをアップして各任務に取組んでいます。
具体的に言えば、中核事業となる情報機器事業を担うコニカミノルタビジネステクノロジーズ(株)では、旧ミノルタの中・低速機、カラーLBP(レーザ・ビーム・プリンタ)、旧コニカの高速MFP(デジタル複合機)、重合法トナー、と両社が持っていたものが補完しあっています。得意分野でナンバーワンまたはトップグループのポジションを獲得・堅持し、それらを積み重ねていく"ジャンルトップ戦略"を続けていけば、大きな成果に繋がると確信しています。
戦略事業の光学デバイス事業を受け持つコニカミノルタオプト(株)は、他社には真似できない光学デバイス企業を目指しています。旧コニカのプラスチックレンズは業界ナンバーワンで、旧ミノルタはガラスモールドやプリズムレンズで高い技術を有していました。双方の技術を融合すればこの事業は大きく飛躍する可能性が高いとみています。情報機器事業と光学デバイス事業、このふたつの事業に経営資源を集中的に投下する計画です。
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● このたび中国においてホールディング会社(投資性公司)ならびに情報機器(デジタル複合機、レーザプリ
ンタ)の生産会社を設立されましたが、その狙いはどこにあるのでしょうか |
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1月12日に開催された新会社設立
共同記者会見 |
上海の投資性公司は、急速な経済発展を遂げている中国市場におけるコニカミノルタグループの販売強化施策の一環として、グループ各企業の中国での活動支援を主に行います。また、流通開放に向けた中国法制に可能な限り早く対応し、当社グループの中国販売を最大化する体制整備を推進するのが狙いです。
無錫の生産会社は、コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株)が重点分野と位置付け、今後大きな成長を見込むカラーレーザプリンタ、カラーデジタル複合機、及びこれに付随するキーパーツを中心に生産することになります。
最近の情報機器市場はデジタル化の進展に伴うネットワーク化やフルカラー化が加速しており、用途の多様化に対応した魅力ある製品・サービスを提供することにより、世界的に市場規模が拡大傾向にあります。その一方、市場での競争はますます激しさを増しており、製品性能と共に価格面での優位性が強く求められてきています。
この環境変化に対応すべく、新工場では生産量の確保と共に同地域における人材の育成、技術力強化により、製品品質のより一層の向上と魅力ある製品造りを行い、同社の製品競争力の更なる強化を図ります。 |
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● 中国市場の現状ならびに将来性についてどのように御覧になられておりますか |
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個々の事業分野で状況が異なるので一概には言えないものの、〇八年の北京五輪、二〇一〇年の上海万博を背景に"全体的"には拡大傾向が続くと見ています。その中でコニカミノルタとしては、まず中核事業である情報機器で成果を確実なものとしていきたい意向です。
中国の情報機器市場の認識としては、MFPはまだモノクロの中速機が中心で市場規模は約三〇数万台、カラー機は一〇〇〇数百台の水準です。許可制や届出制といった法的な規制はかなり緩和されてきましたが、現時点ではリースやレンタルと言ったビジネスモデルが根付いていないので、高価格製品は動き難い状況にあります。
それでも今後の予想としては、日米欧などの市場がほぼ横ばいであるのに対し、中国市場は年率一〇%の拡大を見込んでいます。特にカラー機は、価格面の軟化や〇八年の北京五輪の影響を受けて、数万台規模に拡大すると予測しています。
LBPはMFPと比較すれば単価が低いこともあり、PCの普及と合わせて市場は拡大しました。
カラーとモノクロ合わせて一六〇万〜一七〇万台規模で、このうちカラー機は六万五〇〇〇台。今後の予測は、市場全体では〇八年度で二〇〇万台に迫り、カラー機は二四万台以上を見込んでいます。 |
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● 今後、中国市場におけるコニカミノルタの戦略、あるいは取り組み方を教えてください |
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ワールドワイドに事業展開を行うコニカミノルタの中で、中国は最重要市場の一つとして位置付けています。事業戦略やそれに基づく数値目標は各事業会社が状況に応じて計画を立てているので、合算したものにはあまり意味がありません。
先に述べましたように、中核事業の情報機器に注力し成果を出すことが先決です。
その具体的な活動の一つが、今回の無錫の新会社設立であり、上海の投資性公司設立の申請もそれと連動したものとなります。
現在、MFPは中国でトップグループのシェアを確保しています。今後、スタッフのIT知識の向上、スキルアップを目的とした教育、啓蒙活動にも力を入れて直販ルートと代理店経由ルートの適正なバランスを模索しながら、販売体制を更に強固なものにしていく計画です。
LBPでは、コニカミノルタブランドの展開に加えて、聯想集団(レノボ)にOEM供給を行っており、中国に約一〇〇〇店あるレノボショップでお取扱い頂いています。
また中国最大手のITディストリビュータであるデジタルチャイナとは先頃、提携を結び、販路拡大を進めているところです。
コニカミノルタの掲げる「新しい価値の創造」という経営理念のもと、中国のお客様が新しい価値を見出せるような製品をより多く提供していく計画です。経営統合による相乗効果を最大限に発揮して、トップカンパニーを目指し邁進します。 |
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