| 中国を代表する不動産デベロッパー |
| 心底からのアフターサービス ----------先端経営率いるナチュラリスト |
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王石(Wang Shi)董事長プロフィール
1951年1月生まれ。従軍を経て77年蘭州鉄道学院卒業。84年「現代科教儀機展銷中心」総経理。88年同公司を深万科企業股分有限公司(現万科企業股分有限公司)に改組改称、91年の株式上場(深証券取引所)を期に董事長兼総経理に就く。99年2月から董事長職に専念。
万科企業股分有限公司
本部:広東省深市福田区梅林路63号 万科建築研究中心
TEL:0755-25606666 FAX : 0755-83152041 |
URL:http://www.vanke.com
設立:1984年5月 総資産:105.6億元(2003年12月期) 従業員数:6000余人
開発物件:16都市に計27プロジェクト 竣工面積:120万平方メートル超(累計) |
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| 「万科城市花園」などのシティガーデンシリーズで知られる大手不動産デベロッパー、万科企業は88年12月、中国で最初に株式を発行(91年A株上場、93年B株上場)した企業のうちの一社である。84年5月に設立された。当初は家電・電子製品の輸入代理販売事業に従事していたが、不動産業界に手を染め、92年、住宅物件開発を主な業務とする経営ビジョンを確定した。現在事業はすでに発祥の地である深から、上海、北京、天津、瀋陽、成都、武漢、南京、長春、南昌、仏、鞍山、大連、中山、広州、東莞などの全国各都市へと展開する。時代の先端を行く同集団を率いるのが王石董事長だ。山岳と海洋を愛するナチュラリスト。精悍(かん)さのなかにやさしさが漂うおももちで、予断を許さない不動産市場の将来を見据えている。 |
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●万科公司は、不動産デベロッパーとして非常に著名な企業として知られています。グループの成立および発展について教えていただきたいのですが。
当初万科は専門的に不動産を経営する企業ではありませんでした。一九八四年五月に成立したものの、ソニーなどの家電・電子機器製品とオフィス設備などのOA用品の代理販売事業に従事していました。同時にほかの貿易関係の事業もあり中国国内のほとんどの産業に介入したとも言えます。
八五年、われわれが扱ったビデオカメラの輸入実績は、一時期、割当などで拘束される国の計画外市場におけるシェア六〇%に達していました。
八八年株式を発行することになりました。当時の社名は「深現代企業有限公司」といいましたが、深万科企業股分有限公司に改称しました。九〇年代に入って、国内不動産市場の勢いを好感し、不動産業に手を染めました。不動産経営と他の貿易事業も同時にうまく連動したことで、多くの利益をもたらしました。
なぜ不動産業だったかというと、ひとつには市場の変化に応じて企業の改革を進めた結果ということになります。当時の万科が携わっていた輸入事業は多くありました。製品も多種多様の産業に及んでいながら、実は企業の発展のためにはよくない。代表的なものを作り、市場に集中して売り出すのなら別。つまり自社ブランドの製品を作り出せればよかったが、なかなかそこまでは手が回らない。そ |
こで、他の業態をあきらめ、不動産を重点に進行させることにしたのです。
しかし、さまざまな産業に手を広げていた企業にとって、そのうちのひとつだけに傾注し、発展させることはそれほど簡単なことではない。一〇年間ぐらいかけて改革を進めました。その後の業績は、当時の判断がやはり正しかったことを裏付けました。
当時の国内企業で「海爾(ハイアール)はプラス経営、万科はマイナス経営」という風評が有名でした。それは、ハイアールは多角化による拡大路線を採る一方、万科はさまざまな部門を消去しつつ減じてきたということです。
万科公司が不動産デベロッパー業に参入した際、同時に「不動産物件管理」という新しい理念も導入しました。この面では日本の企業、特に取引のあったソニーから影響を受けました。当時市場で売り出される分譲住宅物件は多かったですが、多くは建ててすぐに売られたため、物件管理のうちアフターサービスを準備している不動産デベロッパーはほとんどない状態でした。
実は、わが社はソニー製品を代理販売するとき、同社のアフターサービスに感心したものです。サービスがよく、評判がよかったので、製品の売り上げも自然と高まることになります。それにご承知のように、顧客は商品を購入するときは、もしサービスがよければ続けて購入することもありえるし、自分の周りに紹介する場合もあります。これは企業にとって、市場が無限遠のものであることを示しています。一回限りの付き合いではないということ。
われわれはソニーのアフターサービスから物件管理サービスという理念を習ったのです。
万科は九二年から不動産業へ移行、ポピュラーな住宅開発を核心業務とすると決めました。自社の生きるべき道を決めてから、必死にこの面で努力を続けています。すでに十年たちました。いまならこの先はどうなるか、また過去を含め、十年ごとに区切って説明することができます。
つまり、最初の十年間、万科はさまざまな環境の中で、自社がうまく発展できる道を模索しました。いわば「生き残りを求める」ことでした(笑)。その後の十年間は専門のビジネスの方で発展し、絶えず改善を続けていきます。
次の十年。できるだけ経済化、産業化、専門化、プロフェッショナル化するようがんばります。現在もなおまだまだ不足のところがたくさんあって、同業他社を見習う必要があります。 |
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●万科公司が開発した住宅物件はとても人気があります。経営もかなり順調に進展しているそうですが、経営のコツがあるのでしょうか?
(笑いながら)コツですか?実はないのですよ。八〇年代の改革開放は当時の企業と個人にいろいろなチャンスをもたらしました。私自身さえ、そのとき自分で会社を作ると決めたわけです。当時三三歳になっていましたから、そんなに若くない時期です。すべてゼロから始まって、一歩一歩ここまで進んできました。
二十年といっても、やっぱりまだ始まったばかりですよ。ここまでの発展を振り返ると、簡単には以下の三点のようにまとめられます。 (1)企業経営に当たるには必ず心理状態を穏やかにしておくことです。決して焦ってはいけない。たくさんの成功している企業の例からも見られます。どんなに立派ないかなる企業も、一日で完成したわけではない。平素から経営資源を少しずつ少しずつ蓄える必要があります。
(2)発展中、自分のことをよく把握すること。読者の皆様もご存じのように、中国にはここ数年来、大きな変化がありました。企業、個人に大きな衝撃をもたらしたかもしれません。この変化の中、経営者は必ず頭をはっきり覚醒させ、よく頭で考えてからことを決め、判断に臨む必要があります。
人間として人格が必要であるように、企業には企業の尊厳があります。企業イメージをはっきりさせ、確固としたモラルを持つべきです。一時的な便宜のため、自分の栄誉を捨て、ビジネスルールを破ってはいけない。万科が開発した建物は安くないとかよく耳にしますが、しかし順調に売れていることは事実なので、製品は信用を得ているというべきです。
(3)現代化企業としてシステム化が必要です。各社員の言うこと、やることを管理する必要があります。会社は仕事するところです。何をやるべきか、何をやってはいけないのか、また仕事をどういうふうに展開していくのか、さらに他との交流などでもルールが必要です。それに加えてヒューマンライズされた視点も。そんなに頑固一徹ではいけません。両方とも兼ね揃えていれば、企業はうまく発展できます。 |
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●これまでの業績、また将来の計画を教えてください。
現在は全国各大小都市で新規物件を開発しています。万科が開発した物件は何回も「国家建設建築設計一等賞」「中国建築魯班(ルパン)賞」「全国都市物件管理優秀モデルコミュニティー(大廈)」などを受賞しました。物件管理は、同業で初めて国際認証「ISO9002」証書を得ました。
万科にとって最も早期の開発は、深センの「天景花園」「威登別墅」および上海の「西郊花園」などのプロジェクトです。分譲住宅開発初期、万科の物件はかなり人気がありました。九二年から上海、北京、天津、瀋陽、深セン、成都などで規模が大きな住宅団地も徐々に売り出し、「万科城市花園」というブランドを確立しました。
九八年以降「天津万科新城」「深セン四季花城」「瀋陽花園新城」「武漢四季花城」の「万科シティシリーズ」を徐々に売り出しました。
当社は〇四年度第1四半期、総資産は一一七億九〇九三・二七万元となり、総資産収益率は一・九四%、純利益は一億四九三・四五万元に達しました。現在上海で販売しているのは「万科四季花城」「万科城市花園新区三期」「万科假日風景」などで、「万科蘭橋聖菲」「万科藍山」は〇四年上海市「投資潜在力を備え る十大物件」のひとつと認められました。 |
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●現在の中国および上海の不動産市場についてどう思いますか? 万科公司の次の計画はなんでしょうか?
中国不動産業は区域ごとにそれぞれの特色を持っています。一概には言えません。各地域にはそれぞれ優劣があるものの、総括的に言うと、中国の不動産業は健全です。上海不動産市場は確かに過熱ぎみに見えます。値段が急速に上がって、チャンスを狙う投資が多いですが、他地域ではそんなに目立つものではない。ある地方の市況は、上がるどころか下がる一方です。だから、上海はまだいいほうと言えるでしょう。
目下、国の金融引締策とか不動産業の過熱を冷まそうとする措置による衝撃は、確実にあります。個人の考えですが、大手企業の影響は中小企業が受けるものよりもっとひどい。現在多角化に踏み切っている企業はその進行方向を模索、経営方針を調整し、もっと専門化する傾向になっています。各社の提携もあるかもしれません。
幸いに当社は二十年間の改革を経、企業改革を進めてきました。現在将来の方向を決め、次はプロ化に徹することです。各国の発展事情も違いますので、市場の住宅ニーズも違います。万科は住宅産業での発展を決めた以上、進んだ日本の住宅産業に教えをこうつもりです。特に日本の大和ハウス工業やミサワホームですね。次の計画? まあ、まずは一歩一歩進行することですね。万科の将来は、ぜひ、かなりすばらしい業績を取るとは断言できにくいですが、万科の明日は今日よりいい業績を得られたらそれでいいと希望しています。 |
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●忙しい毎日とは思いますが余暇はどうやって。またいま何に興味を持っていますか?
登山が大好きです。登山はアウトドアスポーツの一種で、体の健康にもいいです。登山もスポーツとしてしか見ていません。
以前、あるメディアに登山とビジネスに何かつながりがあるかと聞かれました。実はないです。個人の趣味だけですね。総経理の職を外れ、董事長に専念するようになってから一年中ほとんどの時間は山の中ですごしました。仕事にも影響がありません。
昨年五月チョモランマ(英名エベレスト)に登りました。これまで世界七高峰のうちすでに五つの山に登りました。
登山以外に船旅も好きです。一座の高峰を登りきるプランが終わったら、ゆったりとしたクルージングへ行くのが常です。わたしは、スポーツは人間をリフレッシュさせ、若々しくさせ得るものだと思っています。 |
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