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物流シリーズ  
    鎮江新区  
  陸運<Cンフラの急速な整備で脚光  外資誘致に積極攻勢、周辺都市との連携も
   
物流シリーズ
鎮江周辺図
鎮江新区は昨年、日本ピストンリングの誘致に成功したほか、奇美化学やシンガポールのAPPなどの追加投資も引き込むなど外資誘致の構成が目立った。もともと水運≠フメッカであり、大型港湾を備えるなどの恵まれた地勢にあったが、近年の相次ぐ陸運$ョ備でその優位性がさらに増した。今年4月の鉄路ダイヤ改正で上海へのアクセスも一時間半と短縮している。
 
 
    自動車部品産業の集積進む  
    黒酢の里として有名な鎮江。大陸水運の大動脈である京杭大運河が揚子江と合流する「十字黄金航路」に位置するとから もその地勢上のメリットは明白だ。さらに国際一級レベルの港湾、鎮江港大港港区を有し、五〇カ国・地域と航路を結ぶ。 万トン級のバースが一五基、三期工程で は三〜七万級のバースを新設し、すべて が完成すれば貨物取扱量は五〇〇〇万トンに達するといわれる。
鎮江経済開発区(鎮江新区)の投資環境整備にも目を見張るものがある。〇四年には中国で二九番目となる輸出加工区(EPZ)が開設するなど、輸出加工型産業の集積地として、より利便性の高いエリアとして存在感を増すこととなった。 上海のVW、GM、南京のフィアットなど自動車生産基地をそばに控え、とりわけ自動車部品業の進出も目立っている。 昨年は日本ピストンリングの誘致に成功したほか、奇美化学やシンガポールのAPPなどの追加投資を引き込んでいる。
 
    「沿江」都市の優位性  
    同社の海外事業戦略の中でここで注目したいのは中国全体が取り組む環境保護、(投資の)分散化・選別化という観点から見た昨今の投資の潮流である。
奇しくも先月、中国最大の淡水湖である太湖で有毒の藻が大量発生するという事件が起こった。これから先、気温上昇に伴う再増加の恐れもあり湖内の生態系や近隣住民の生活への脅威は依然続いている。
外資の投資が集中した蘇州、無錫は「沿江」都市ではなく、この太湖からの水系と不可分な「湖水」都市である。したがって、環境問題の解決が緊急課題となるなか、 両都市においては今後も化学関連企業の立地探しは不可能だ。化学工業専用バースを三つ備えるなど、排水処理でも有利な鎮江が脚光を浴びるのはこうした理由がある。
 
    陸路・鉄路のインフラ整備進む  
   
恵まれた“水運”インフラではなく、同地の近年の躍進が“陸運”の急速な整備によってもたらされていることも取り上げておきたい。
上海〜南京、距離にして約三〇〇キロ。 「黄金航路」という呼称に対して、この長江沿いを東に貫くルートは「黄金之道」と呼んでも差し支えない。一昨年、昨年にかけて沿線地域一帯の経済発展を期して進められた高速道路が相次いで完成している。長江三角経済圏にかかる第四番目の大橋「潤揚大橋」の開通(〇五年)で、揚州 市、省都南京市との経済一体化を推進する環境が整ったことも大きい。
さらに、特筆に値するのは今年四月の鉄路ダイヤの改正で「はやて」型新幹線車 両が投入されたことだ。滬寧鉄路に沿って上海・蘇州・無錫・鎮江・南京をつな ぐ「子弾頭」 (弾丸)と呼ばれるこの特急 列車は、時速二五〇キロ の高速運転の場合、鎮江〜上海をわずか九二分で結ぶ。 「水・陸・鉄」の物流インフラの強化によって、鎮江は周辺エリアとの連携のなか新たな発展モデルを見出そうとしている。
 
    市政府要人迎え 鎭江新区、大規模説明会  
   
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鎭江新区(江蘇省鎮江市)は5月29日、同市内にある鎮江新区投資サービスセンターにて 「鎮江新区投資環境説明会」を開催、市政府要人、入居企業関係者ら200名が参加。港湾施設や立地条件、人的資源(江蘇大学など7大学)の優位性をアピールした。
鎮江新区は92年に開設された省級開発区で、敷地面積は220平方キロ、自動車部品、光電子、精密機械、化学、製紙など440社が進出している(うち日系企業は25社)。式上の挨拶で鎮江新区管理委員会主任の羅洪明氏は、港湾施設や立地条件、人的資源(江蘇大学など7大学)の優位性をアピールした。また、入居企業を代 表し、KYB機械工業の総経理・西脇正樹氏が祝辞を述べた。
 
    鎭江新区  
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