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物流シリーズ  
    江蘇常熟経済開発区  
  「陸・海」と生活インフラに抜群の優位性輸出加工区も正式開業、経済実力も誇示
    グローバル企業の集積地、蘇州。通常、「蘇州市」といえば、いわゆる七つの区で構成されるその都市自身を指すことを多いが、政区(地級)市である同市は、管轄下に常熟・張家港・太倉・昆山・呉江という五つの県級市を有し、上海に隣接する巨大な経済圏をつくりだしている。そのなかで昨今脚光を浴びるのが常熟である。先月は輸出加工区が正式オープンした。  
 
    「経済実力ベスト3」に常連  
   
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輸出加工区の正式開業を祝う式典(1月26日)
常熟市は上海の西約八〇キロに位置し、蘇州・無錫に隣接、人口一〇四万人。経済実力は全国県レベル経済競争力百強で常時三傑にランクされ、〇六年の地区生産総値は同期比一八・五%増の八〇九億元、五年連続で市政府の計画を上回る成長を達成している。
その大きな原動力のひとつに順調な外資導入が挙げられる。一九九二年に省クラスの開発区として認可された常熟経済開発区は、〇二年に国家級の開発区に昇格、現在、沿江工業区、国際ハイテクフッ素化学工業園、通港工業園、ハイテク技術園の四つのエリアから構成されている。
精密機械、自動車部品、電子機器、新材料など、いわゆる加工貿易輸出型企業の企業が、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、スイス、ベルギー、韓国、シンガポール、台湾・香港地区など多岐にわたる国・地域から同地に進出、その顔ぶれには世界五〇〇強にランクするグローバル企業も少なくない。
なお、日本勢では、業界で初めて「中国節能産品認証(省エネ認証)」を取得(〇五年)した複写機の生産で注目を集めたシャープや、中国最大級ともいえるラジアルプライタイヤの一大生産基地を構築した住友ゴムなどの例がある。
 
    名だたる優良港と充実した生活インフラ  
   
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陸運・水運ともに常熟の優位性は高い


物流機能における同地の優位性は外資企業にとっては垂涎の的だ。蘇州シンガポール工業園区の主要輸出入航路としての役割も発揮している常熟港は、常熟経済開発区内に位置し、国家一級対外開放港、中国河川港湾の上位一〇傑にランクされる。五万トン級の船舶が停泊でき、三三線の国際航路で海外五○カ国二三二地域を結び、〇六年の貨物取扱量は二五八一万トン、一八・五万TEUに達したという。 
一方、整備が進む常熟市の生活インフラもまた魅力だ。市街地の緑地率は五〇%以上、市中心部への途上にある「濱江ニューシティー」には、外国人向け高級マンション、別荘、星級ホテルが多数ある。外資系のホテルチェーンも進出、昨年夏には五つ星のホテルクラウンプラザ(常熟中江広場皇
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常熟経済開発区の概観
冠假日酒店:CROWNEPLAZACHANGSHU)が開業している。
 
    完成目前の「蘇通長江大橋」  
    全国有数の優良港を有し、一大産業基地をつくりあげた常熟経済開発区に、この度、全国で五七番目となる「常熟出口(輸出)加工区」が正式オープンした。面積は約一平方キロ。輸出入加工区および国家級開発区の特有の優遇政策が適用され、税関、商品検査検疫、銀行、倉庫などが完備していることから、進出企業は同区内ですべての輸出入手続きを完了することができるという。同開発区では製品の七〇%を輸出するメーカー、加工区内のメーカーに専門的サービスを提供する倉庫・運送企業の誘致を今後も進めていくとしている。 
さらに注目に値する大きな動向がある。
黄金之道と呼ばれる沿江高速道路と並ぶ、重要な長三角リアの陸のパイプ、蘇嘉杭高速道路の存在である。この二つの大動脈に対して「虎に翼」を与えるといわれるのが「蘇通長江大橋」。その完成はいよいよ来年に迫っている。
 
    江蘇省常熟経済開発区 招商局  
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