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 日系企業が中国人社員に求める素質とは
                  -----語学や資格だけでは有益な人材とは言い切れない
                        (FOUNTAIN 資深人材顧問 GCDF資格を取得 張梅)
 
FOUNTAIN 資深人材顧問 GCDF資格を取得 張梅
(FOUNTAIN 資深人材顧問
GCDF資格を取得 張梅)
日本の企業は独特な企業文化と人脈関係を持っている。しかし、その企業文化に中国人スタッフを適応させられるかどうかは未知数である。とは言え、彼らに語学や専門知識のみを求めていては、企業にとって有益な人材にはならないのだ。
 
  外国人に馴染みにくい日本の企業文化  
  企業文化を考えるとき、ちょっとした服装や仕草を見ることも特徴をつかむ手助けになる。例えば、日系企業で働くサラリーマンは、中国人スタッフでも夏の暑さにもかかわらず、スーツ姿にネクタイを付け、髪型も綺麗に整え、色の濃いビジネスバックを持ち、エレベータで上司と乗り合わせれば、ドアが開き出て行くまで気まずく黙っている。日常の一コマだが、日本の企業の文化と管理上の特徴も表していると言えるだろう。
こうした日本企業の独特な企業文化と人脈関係は、日本の文化と触れ合った事がない外国人にはなかなか馴染みがたい。たとえ日本語学科の新卒大学生を採用しようとしても、彼らは日本人と異なる背景の下で育ってきたため、日本の企業文化に慣れるまでには十分な時間がかかる。しかも、慣れるかどうかは全くの未知数であり、企業側も徒労に終わるかもしれないリスクを負わざるを得ない。
 
  日本の企業が社員に求める素質とは  
  では、日本の企業が社員に求める素質にはどの様なものがあるだろうか。以下に上げるのは、日本人のサラリーマンにとっては当たり前の事だが、中国社員には非常に欠けている事であり、常に争う問題でもある。
(1)時間の厳守。社員教育上でも、最も基本かつ重要な行為であり、遅刻は相手にマイナスの印象を与え、場合によっては解雇される恐れもある事まで教える必要がある。
(2)細心の注意力。責任感を持ち、真面目に仕事をするだけでなく、いかにミスが出ないようにすべきかまで考えさせる。例えば、報告書を提出する際には、表の枠線の本数にまで気を配る必要がある事を理解させる。
(3)礼節。上下間のポジション関係をはっきりさせる社内においては、上司と会う時には必ず挨拶し、お客さんが入って来た時は席を立ち、接待では制服着用を義務付けさせる。
(4)団体精神。特に計画性が高い日本の企業内では、協調性が強く求められる事を教え、時間が経つにつれ、暗黙の了解ができる様になる事を理解させる。
 
  日本語が出来るだけではいけない  
  企業を成長させる人材とは、社員間の意見交換を重視し、他人の立場に立って問題を解決して行く思考力の持ち主である。上述の考え方や礼節を正しく認識せずに、個人的な考え方を強く全面に押し出す社員は、仕事場の雰囲気にもマイナスの影響を与えるのだ。日本語ができるという理由だけで、日本の企業で働ける人材という考え方は改める必要がある。
だが、応募に来る大学生の殆どは、様々な資格は有るが、素質面では不十分であり、企業は採用後の教育に力を入れなくてはならないのが現状である。しかし、自社研修や人材派遣・研修会社の利用を通じ、多くの優秀な中国人の人材に日本の企業文化を理解させ、馴染ませる事ができれば、企業を発展させる大きな動力となるだろう。
 
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