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企業レポート  
    国誉寿都亜商貿(上海)有限公司    
  小売業の頼れる助っ人 最適な什器提供し売れる店作り
   
   
企業レポート
片桐博之・董事総経理
三〇年の歴史を持つコクヨの商業施設構築事業。什器(商品棚)の提供から内装デザインまで手がけ、売れるお店作りに貢献する。日系小売業の進出を睨み、中国でも事業スピードを加速させる。
 
    コクヨのもうひとつの屋台骨  
    文房具、事務用品メーカーで、オフィス関連事業も手がけるコクヨ・グループのもうひとつの屋台骨が、商業施設構築事業だ。スチールの什器を提供し、店舗内装デザインまで請け負う事業は、三〇数年の歴史を持つ。コンビニではセブンイレブン、ファミリーマート、カー用品店ではオートバックス、イエローハット、家電量販店はヤマダ電機、ヨドバシカメラ、百貨店ではイトーヨーカ堂と、各業態のトップ企業にサービス提供する。
一昨年、同事業は分社化され、コクヨストアクリエーションが誕生した。商業施設構築事業を柱に、販売促進に役立つ商品を通信販売するストアグッズ事業や、設備メンテナンス、緊急対応、衛生管理などの店舗運営の課題を解決するバックヤードソリューションサービス事業などを展開している。
 
    顧客が求める什器を具現化  
    コクヨストアクリエーションが中国でビジネスをスタートしたのは二○○四年。セブンイレブンが北京に、オートバックスが上海に一号店をオープンさせる際、両店の立ち上げをバックアップした。以来、取引先の中国進出が重なったこと、また中国市場の将来性を睨み、昨年秋、同社は国誉寿都亜商貿(上海)有限公司を立ち上げた。「日本の小売業の中国進出はスタートしたばかり。進出した企業も出店ペースはまだ緩やかだ。我々がお手伝いできる機会は、これからますます増えていく」と片桐博之董事総経理は期待する。
片桐総経理は日本でセブンイレブンの担当者として活躍した。「消費者に商品を買いたいと思わせる什器のデザイン、配置を研究し、顧客が望まれる什器をいかに速く、安価に提供するかに傾注してきた」という。十数年前、セブンイレブンからの要望で、従来品より薄い什器を開発、全国六○○○店に採用された。その後、他のコンビニでも同タイプが採用され、日本のコンビニ業界のスタンダードになった。「お客様が何を求めているのか理解し、具現化するのは一筋縄ではいかない。長年の経験がある我々だからこそ可能」と片桐総経理は自信を見せる。
中国では日本よりも突っ込んだサービスを提供する。例えば顧客が新しい商品を取り扱う際、什器にどう並べるかの提案まで行う。国が違えば、当然、商品の見せ方も違ってくる。日本では雑誌を販売するのに、タイトル部分だけを露出して売るが、中国では表紙をすべて見せる。同社は、すでに中国のセブンイレブン向けに雑誌の什器を三タイプ開発している。
 
    中国系企業からも引き合い  
   
企業レポート
中国のセブンイレブン向け雑誌用什器
これまで日系大手を中心に仕事を請け負ってきたが、これらの成果を知った中国系企業から注文が入りだした。最も大きな案件は家電量販チェーン・国美電器が運営する鵬潤電器。「日本の家電量販店のような新しい業態をやりたい」との国美電器からの要望に、同社は日本での経験を活かし、お店全体のコンセプトから什器の設計、配置までを担当。今年一月、瀋陽に一号店が誕生した。  
現在、日系電機メーカーの需要掘り起こしに力を入れている。中国では、百貨店や家電量販店で、メーカー自ら売り場を運営することが多く、ここに大きなビジネスチャンスを見出す。  
設立からまもなく一年目。「足場が固まった。今後、更に事業スピードを上げ、日本から進出する顧客を積極的に開拓していく」(片桐総経理)。小売業の頼れる助っ人がいよいよ攻勢に出る。
 
    国誉寿都亜商貿(上海)有限公司  
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