同社の製氷機の氷はなぜおいしいの か? それは、主力製品に自社開発の「横板式」を採用し、水を流動させながら氷結させることで不純物を九九%除去、純度の高い氷でかつ溶けにくい固い氷が製造できるからだ。中国で使われる製氷機は、コストの安い「縦板式」である。「コストの問題をクリアーしなければ、我々の製氷機の普及は難しい」ことから、蘇州に工場を建設中だ。ここで、中国メーカーの製品より高付加価値の普及タイプを開発、製造していく予定である。 製氷機とともに同社が普及に取り組むのが電解水生成装置。レストランなどの厨房で、電解水生成装置で作った強アルカリ性電解水と強酸性電解水を利用し食器や食品、料理器具を洗浄すると、簡単な除菌洗浄ができ、におい移りの心配もない。また、洗剤のコストも浮かすことができる。「こうした衛生管理機器は、中国でもオリンピック、万博を控え、必ずニーズが増えてくる。『衛生』は政府主導で、ここ数年でクローズアップされるはず」と見る。
中国の外食産業は、十四年間二ケタ成長を遂げている。「日本の外食産業と同じように、これからサービス業としての充実が図られ、ますます飛躍を遂げるだろう。ぜひとも『おいしい氷』を普及させ、その発展に貢献したい」。来年はホシザキ電機の六〇周年に当たる。現在製氷機の分野では世界第三位。「ここ中国で事業を大きくし、五年後には世界第一位になるのが目標」としている。