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繊維・アパレルレポート  
  中国から供給する世界のタジマ&ェ業体制目指し戦略拠点が本格稼動
--上海田島精密縫繊維・アパレルレポート機有限公司
   
   
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6月12日に開催された開業式典
開業式典の参加者を見れば、タジマ刺繍機がいかに世界的ブランドなのかわかる。南匯の新工場は、同社にとって重要な戦略拠点。海外初の輸出向け組み付け工場で、日本と変わらぬ「タジマ品質」の実現に挑む。
 
 
    製品の一〇〇%を海外に輸出  
    「世界中のお客様の期待に応えるべく、 タジマグループの重要な生産拠点として上海工場を設立した。日本の本社工場と同等の品質を供給していく」
上海田島精密縫繊維・アパレルレポート機有限公司の開業式典で、タジマ工業株式会社の田島仁志・代表取締役社長はこう挨拶した。
タジマグループが全額出資する上海田島精密縫繊維・アパレルレポート機有限公司は、〇四年一一月にタジマ電子刺繍機のユニット部品と汎用機の組み付けを目的として南匯に設立。〇五年一二月に工場が竣工し、今年七月末には本機の出荷第一陣を東南アジア向けに輸出する。
タジマグループは広東省に中国内販向けのノックダウン工場を有しているが、新工場は製造品の一〇〇%を海外に輸出。これまで日本で行なってきた組み付け工程を海外に初めて移転した。将来的に中国で汎用機を大量生産し、日本ではオーダーメイドの特殊機・特注機に特化する、という分業体制の確立を目指す。田島・代表取締役社長の挨拶に力が入るのも当然のことだろう。
 
    「中国製」のイメージ払拭へ  
   
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披露された中国製の輸出向け汎用機。世界中から集まった ディーラーも真剣な眼差し
開業式典には中国、日本をはじめ世界十数カ国・地域のディーラーがメインゲストとして招待された。その目的が、中国生産の安心感をアピールすることにある。
上海田島精密縫繊維・アパレルレポート機有限公司の田島英樹・総経理は言う。「メイド・イン・チャイナと聞けば、まだネガティブな捉え方がある。仮に日本でも起こりうる細かい問題が発生しても、『やっぱり中国製だから……』となってしまう」。
新工場は日本と同等かそれ以上のスペックを有する工作機械や品質検査機を導入。日本よりも厳しい品質管理や出荷検査を実施している。
ただ、現在の検査体制はマンパワーによるところが大きい。工場スタッフが図面を見ながら、部品のひとつひとつをチェックしている。今後は人件費のさらなる高騰も予想される中、スタッフに経験を積ませ、いかに作業効率を上げていくのか。同社にとって重要な課題のひとつとなる。刺繍機の基本的な知識を理解し、作業の流れをつかんだ段階で、日本へ研修に送ることも検討する。年内に月ベースの本機出荷台数を五〇台に拡大させるのを目標に、人員は現在の一三〇人強から一六〇人体制に増強する計画だ。
 
    部品の現地調達率を五割に  
   
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「高級路線に変わりはない」と田島英樹・総経理
中長期的な目標であり、課題でもあるのが、部品の現地調達率を高めること。現在、半製品の形で日本に輸出するユニット部品も含めて、日本からの輸入は約七割を占める。これを将来的に五割以下とする目標を掲げる。
ただ、「サンプルから第一ロットまではいいが、それから徐々に不良品の混入率が上がっていく」と田島・総経理が言うように、品質に対する意識の違いという進出企業が一様に直面する問題が横たわる。中国生産へのシフトは、当然ながらリーズナブルな価格を実現するため。かといって品質を落とせば、タジマブランド全体の信用にも影響を及ぼし、自ら首を絞めることになりかねない。
「辛抱強く部品サプライヤーとのやり取りを続けていく。コストだけを追いかけることはしない」(田島・総経理)
この言葉に世界中で販売されている「TAJIMA」ブランドの信頼と品質へのこだわりが凝縮されている。
 
    上海田島精密縫繊維・アパレルレポート機有限公司  
    DATA
上海南匯工業園区宜中路18号
TEL:021-5818-5858 FAX:021-5818-3590