蘇州医療/健康
単身赴任のメンタルヘルスvol.6「メンタル不調の原因は何か?」
発症の3要因
海外駐在員の質的に過重な業務が、メンタル不調の原因になっている。こんなことを私がお話しすると、「中国の仕事は楽だからそんなことはないよ」、「みんな楽しくやっている」などと、否定する方がいます。中国の現場のビジネスマンから聞くのとは、大違いの答えです。
中国でメンタルヘルスケアをしながら、私はいつも駐在員の方々に敬服させられています。日本企業の海外依存度は年々高まり、現在では多くの企業と中国は切り離せない関係になっています。そして中国経済はいまだ激流の中にあり、ビジネスを続けていくのは大変なことです。しかし赴任させる側に、必ずしも現地の苦労は伝わっていません。
メンタル不調の原因としては、文化や言語、習慣などの環境の違い(環境因)がまず挙げられます。しかし、中国に駐在している日本人は、想像以上にタフです。このようなストレスはベースにはあっても、それに悩む駐在員はあまりいません。さすがに選ばれしビジネスマンといわれるだけのことはあります。
駐在員個人の性格(性格因)を、メンタル不調の原因として挙げる人もいますが、これも共通した特徴とは言えません。知的レベルが高く十分に社会的で、国際的でもある駐在員は、個人個人性格は違っても、適応力や柔軟性は非常に高いというべきでしょう。
私が常々、メンタル不調の原因であると考えているのは、個人の持つ疾病に対するぜい弱性(メンタルリスク)です。これは、環境因よりも小さいものだと思いますが、性格因よりも大きくメンタル不調に影響しています。
環境因は変えることができません。どこに赴任するのか、その地域を自分で選ぶことはできず、現地のインフラが整備されていなくても、ビジネスの基盤ができていなくても、その与えられた条件下で業務を遂行していかなくてはなりません。
経験不足は確かに葛藤を強めるでしょう。しかし、海外生活に慣れるまでには最低2年はかかります。初めは誰でも経験不足なのです。特に中国では、大きな激動が続いています。過去に滞在経験のあったビジネスマンだからといって、次が読めるとは言えないでしょう。
一方、メンタルリスクは、ある程度予測することができます。これまでのさまざまな体験とそれに対する反応から、新たなるストレスに対する反応も予測できると考えています。
海外駐在員の質的に過重な業務が、メンタル不調の原因になっている。こんなことを私がお話しすると、「中国の仕事は楽だからそんなことはないよ」、「みんな楽しくやっている」などと、否定する方がいます。中国の現場のビジネスマンから聞くのとは、大違いの答えです。
中国でメンタルヘルスケアをしながら、私はいつも駐在員の方々に敬服させられています。日本企業の海外依存度は年々高まり、現在では多くの企業と中国は切り離せない関係になっています。そして中国経済はいまだ激流の中にあり、ビジネスを続けていくのは大変なことです。しかし赴任させる側に、必ずしも現地の苦労は伝わっていません。
メンタル不調の原因としては、文化や言語、習慣などの環境の違い(環境因)がまず挙げられます。しかし、中国に駐在している日本人は、想像以上にタフです。このようなストレスはベースにはあっても、それに悩む駐在員はあまりいません。さすがに選ばれしビジネスマンといわれるだけのことはあります。
駐在員個人の性格(性格因)を、メンタル不調の原因として挙げる人もいますが、これも共通した特徴とは言えません。知的レベルが高く十分に社会的で、国際的でもある駐在員は、個人個人性格は違っても、適応力や柔軟性は非常に高いというべきでしょう。
私が常々、メンタル不調の原因であると考えているのは、個人の持つ疾病に対するぜい弱性(メンタルリスク)です。これは、環境因よりも小さいものだと思いますが、性格因よりも大きくメンタル不調に影響しています。
環境因は変えることができません。どこに赴任するのか、その地域を自分で選ぶことはできず、現地のインフラが整備されていなくても、ビジネスの基盤ができていなくても、その与えられた条件下で業務を遂行していかなくてはなりません。
経験不足は確かに葛藤を強めるでしょう。しかし、海外生活に慣れるまでには最低2年はかかります。初めは誰でも経験不足なのです。特に中国では、大きな激動が続いています。過去に滞在経験のあったビジネスマンだからといって、次が読めるとは言えないでしょう。
一方、メンタルリスクは、ある程度予測することができます。これまでのさまざまな体験とそれに対する反応から、新たなるストレスに対する反応も予測できると考えています。
佐野 秀典 氏 SANO, hidenori, MD. PhD
精神科医、心療内科医、一般家庭医(Family Physician)
医療法人社団秀明会理事長、株式会社MD.ネット代表取締役社長
早稲田大学理工学術院非常勤講師、OVTA国際アドバイザーなどを務めるGHC(Global HealthCare)上海では、ストレス外来を担当
精神科医、心療内科医、一般家庭医(Family Physician)
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早稲田大学理工学術院非常勤講師、OVTA国際アドバイザーなどを務めるGHC(Global HealthCare)上海では、ストレス外来を担当
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こころを専門にするドクター(メディカルドクター=MD)による、海外に滞在する日本人向けのメンタルケアサポート。ストレス評価、相談、毎月のメールサポート、企業担当者からの相談とアドバイスなどを精神科ドクターが行なう。上海市のGHC グローバルヘルスケアクリニックにて、日本人に対する「ストレス外来」診療も実施している。
株式会社MD. ネット
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2008-11-10掲載
※この情報は上記日程に掲載されたものです。
掲載日時より数ヶ月後の掲載情報の保障はいたしかねます。情報の確認は各々お店または企業へお問い合わせください。
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