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上海歴史
昔の排泄物処理方法---Old ShangHai
「糞車是咱們的報暁鶏, 天天早晨看它起・・・」(肥取車が時の声、毎朝あれで起きるのよ・・・) これは1920年代の上海で流行った「討厭的早晨」(嫌な朝)の歌詞の一部だ。この歌は働く女性の口ぶりで、上海石庫門の早朝の市井生活を歌っている。1980年まで、「糞車(肥取車)」と「馬桶」は上海のごく普通の生活用品だった。今月はこれらについて紹介したい。
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Old ShangHai
1930年代、上海租界の街を掃除する様子。
会審公堂設立の理由
人間は毎日水を飲み、食物を食べなければならない。入り口から物が入れば、必然出口から出ていく。人が物を食べ、「拉大便」「撒小便」することを合わせて「吃喝拉撒」と言う。正常な人なら毎日欠かさず行うことである。

身体の構造と生理的な違いから、男性の方が女性よりも気軽に排泄ができる。昔、中国の農村では各家屋の外にチガヤで作った棚があった。棚の下に穴を掘って口の広い甕を埋め、穴の上に2枚の細長い板を渡した男性用の簡易便所だ。「上に茅の棚があり、下に坑(穴)がある」ので、このトイレは「茅坑」と呼ばれた。茅鉱で用を足すにはしゃがみこまなければならない。故に中国人はトイレに行くことを「蹲坑」(蹲はしゃがむの意)と言った。

この穴は一人がしゃがみこめるだけの大きさなので、緊急時には空いているトイレが無いと大変なことになる。中国が改革開放政策を始めたばかりの頃、鄧小平は中国の「茅坑を占領して用を足さず」という地方の言い回しを借用し、官職を占めて有益な仕事をしない、余剰人員状態を批評している。

化学肥料が無かった時代、人畜の糞便は大事な肥料であり、糞便は売ることが出来た。中国語では主人もしくはその一家を「東家」という。「在東家吃飯、到西家拉撒」という俗語がある。「食事は中で、排泄は外で」、つまり主人から恩恵を受け、外で人助けをする、という例えである。

一方、女性が用を足すのは男性に比べて少々不便である。昔は家の中に女性用に専用の部屋の中に丸桶を置いて、そこで用を足していた。この丸桶は多くの地方で「馬桶」と呼ばれた。農家では、自分の家で発生した糞便をそのまま畑や田んぼの肥料として使うが、市街地の住民の糞便は農民が買い取っていた。古代中国には「郷下人挑担・・・両頭死(尿)」(上海語を含む多くの方言では、尿と死は同音)ということわざがある。農家では、家族の糞便だけでは肥料が足りずにお金を出して市内で糞便を買うものの、生活に必要な分には足りない、という意味である。

「街道背後 海上地名尋踪」
同済大学出版社 2008年1月出版 38元
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薛理勇 Xue Li Yong
1982年より上海市歴史博物館に所属し、上海史を研究。主な著書に「上海路名地名拾趣」「閑話上海」「上海老城廂史話」「上海掌故辞典」等。
2008-11-05掲載
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