ビジネス特集
上海で地盤固めたユニクロ 既存店ベースで売上大幅UP
2002年、SPA企業としていち早く上海入りを果たしたファーストリテイリングの「ユニクロ」。2005年から大型店展開を進め、ホワイトカラー層より支持を集めている。上海の地盤がある程度固まった今後、他地域への進出を図っていく。

今年は大型化&リニューアル
9月初めに伝えられた日本の報道によると、ファーストリテイリングの 2007年8月期の連結業績は営業利益が700億円程度と前期比で微減したが、売上高は5300億円前後で同18%増だったとみられる。二期ぶりに減益だったものの、三期連続での2ケタ増収に貢献した要因のひとつが、海外の中国(上海・香港)やニューヨークで展開するユニクロ大型店の好調である。
ファーストリテイリング(中国)商貿有限公司は06年12月、上海浦東の大型ショッピングセンター・正大広場へ、当時アジア最大規模の売り場面積を誇る「ユニクロ上海旗艦店」を出店。その後この1年に渡って、上海市内の既存店の大型化とリニューアルに注力してきた。5月、百聯西郊購物中心店を従来の3倍の800平米へリニューアル。8月には南京東路中聯店を改装オープンした。
現在、中国大陸ではユニクロを上海に9店舗(10月開店の新店含む)、杭州に 1店舗を展開している。「すでに8割が大型化、リニューアルを終えている。残るお店も来年早々に取り組むつもり」と同社の潘寧・董事総経理は話す。
9月初めに伝えられた日本の報道によると、ファーストリテイリングの 2007年8月期の連結業績は営業利益が700億円程度と前期比で微減したが、売上高は5300億円前後で同18%増だったとみられる。二期ぶりに減益だったものの、三期連続での2ケタ増収に貢献した要因のひとつが、海外の中国(上海・香港)やニューヨークで展開するユニクロ大型店の好調である。
ファーストリテイリング(中国)商貿有限公司は06年12月、上海浦東の大型ショッピングセンター・正大広場へ、当時アジア最大規模の売り場面積を誇る「ユニクロ上海旗艦店」を出店。その後この1年に渡って、上海市内の既存店の大型化とリニューアルに注力してきた。5月、百聯西郊購物中心店を従来の3倍の800平米へリニューアル。8月には南京東路中聯店を改装オープンした。
現在、中国大陸ではユニクロを上海に9店舗(10月開店の新店含む)、杭州に 1店舗を展開している。「すでに8割が大型化、リニューアルを終えている。残るお店も来年早々に取り組むつもり」と同社の潘寧・董事総経理は話す。

正大広場の上海旗艦店店内。2200平方メートルは当時アジア最大規模の売り場面積
05年の"軌道修正"が的中
リニューアルと大型化が功を奏し、既存店ベースでの売上高が好調に推移している。「前年比20%から30%増で推移している。特に好調なお店では35%増を上回っている」と潘氏は胸を張る。
中国大陸でのユニクロの展開は決して平坦な道のりではなかった。02年に上海に進出した当時、日本と同様マスマーケットをターゲットに展開。店舗も中・小規模だった。日本の大衆には手ごろな価格も上海の消費者にはインパクトに欠け、店舗面でも地元ブランドとの差別化を打ち出せない…。ユニクロは停滞を余儀なくされた。
2005年、潘氏が中国大陸での陣頭指揮を任されて以降、軌道修正に入る。ターゲットをマスから台頭し始めたホワイトカラー(ニューリッチ層)に絞り、店舗も日本の最新のデザインを採用。1000から2000平方メートルの大型店の出店を開始した。商品の品揃えも見直し、平均単価を上げた。こうした取り組みの下、ユニクロの集客力は次第に高まっていった。
リニューアルと大型化が功を奏し、既存店ベースでの売上高が好調に推移している。「前年比20%から30%増で推移している。特に好調なお店では35%増を上回っている」と潘氏は胸を張る。
中国大陸でのユニクロの展開は決して平坦な道のりではなかった。02年に上海に進出した当時、日本と同様マスマーケットをターゲットに展開。店舗も中・小規模だった。日本の大衆には手ごろな価格も上海の消費者にはインパクトに欠け、店舗面でも地元ブランドとの差別化を打ち出せない…。ユニクロは停滞を余儀なくされた。
2005年、潘氏が中国大陸での陣頭指揮を任されて以降、軌道修正に入る。ターゲットをマスから台頭し始めたホワイトカラー(ニューリッチ層)に絞り、店舗も日本の最新のデザインを採用。1000から2000平方メートルの大型店の出店を開始した。商品の品揃えも見直し、平均単価を上げた。こうした取り組みの下、ユニクロの集客力は次第に高まっていった。
来春、再び北京を攻める
上海である程度の地盤が固まった今、同社は面の拡大を目指していく。12月に無錫、来春には北京への出店を予定している。
北京では05年に2店舗開店したが、 06年に撤退と苦い思いをしている。「北京の敗因は、上海のオペレーションをそのまま持ち込もうとしたため。再進出では同じ徹は踏まない。王府井、西単など 3店舗ほど出店したい」(潘氏)。9月5 日、東京で開かれた記者会見でファーストリテイリングの柳井正・会長兼社長も「(ファーストリテイリングの)成長エンジンであるユニクロ大型店出店は海外進出にも必要だ」とし、パリ、ロンドン、そして北京進出への期待を語っている。
面の拡大とともに、上海で引き続き地盤固めを続ける。潘氏は、「早い段階で上海市場では今の2倍、20店舗には持って行きたい」と強気だ。さらに上海を中心に、華東地区を重点進出地域と見なし、店舗展開を進めていく。12月の無錫への大型店出店はその第一弾に位置づけられる。 上海で成長軌道に乗ったユニクロ。今後の他都市での展開が瞠目される。
上海である程度の地盤が固まった今、同社は面の拡大を目指していく。12月に無錫、来春には北京への出店を予定している。
北京では05年に2店舗開店したが、 06年に撤退と苦い思いをしている。「北京の敗因は、上海のオペレーションをそのまま持ち込もうとしたため。再進出では同じ徹は踏まない。王府井、西単など 3店舗ほど出店したい」(潘氏)。9月5 日、東京で開かれた記者会見でファーストリテイリングの柳井正・会長兼社長も「(ファーストリテイリングの)成長エンジンであるユニクロ大型店出店は海外進出にも必要だ」とし、パリ、ロンドン、そして北京進出への期待を語っている。
面の拡大とともに、上海で引き続き地盤固めを続ける。潘氏は、「早い段階で上海市場では今の2倍、20店舗には持って行きたい」と強気だ。さらに上海を中心に、華東地区を重点進出地域と見なし、店舗展開を進めていく。12月の無錫への大型店出店はその第一弾に位置づけられる。 上海で成長軌道に乗ったユニクロ。今後の他都市での展開が瞠目される。
ビジネス特集 07年10月号一覧
情報提供:
Whenever CHINA 07年10月号
Whenever CHINA 07年10月号2007/10/11 更新









