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知事インタビュー:奈良県 荒井正吾知事
奈良観光をPR、50人のミッション団が来中

奈良県が1月13日から16日、上海市と江蘇省揚州市で観光プロモーション活動を行った。荒井正吾奈良県知事のほか、県や観光関連団体の関係者ら約50人のミッション団が奈良より参加。2010年に行われる平城京遷都1300周年記念事業に向けて、市関係者や地元メディア、観光会社に県の観光PRを行った。

県の知名度アップが課題
「鑑真や遣隋使などが中国から伝え、育んだ歴史文化と、鹿と共生できる豊かな自然環境が奈良観光の PRポイント。今後、もっと県の知名度を高めていかなければならない」――。奈良県は1月 15 日、上海希爾頓酒店(上海ヒルトンホテル)にて「日本・関西・奈良を語る集い」開催。タウンミーティング形式で意見交換会を行い、中国から奈良へ観光客を誘致するためのアドバイスが相次いだ。
上海世界貿易商城の傅禄永執行副総裁は「ツアーで行くと奈良には長くても半日の滞在になってしまう。観光ビザを個人にも開放することで、歴史文化に興味のある人が多く奈良に訪れるのでは」と指摘。瞭望東方周刊の黄記者は中国の歴史ブームに合わせた PRをとアドバイスした。
集いにはパネリストとして荒井正吾知事のほか、駐上海日本総領事館の隈丸優次総領事、上海世界貿易商城の傅禄永執行副総裁、東京藝術大学の絹谷幸二教授が参加。上海文広新聞伝媒集団のプロデューサー兼アナウンサー、呉四海氏が司会を務めた。
県関係者のほか、申江服務導報などの現地メディア、上海錦江旅游などの旅行会社、市の教育関係者ら約 50 人が出席。県の文化国際課国際交流員、廖瑞平氏が仏教伝来の歴史や奈良の文化などについて紹介するプレゼンテーションを行った。

上海ヒルトンホテルで「日本・関西・奈良を語る集い」を開催
鑑真の縁を大切に交流
――海外でのトップセールスは初めてとか。
今回が初めてとなる海外へのトップセールスで、市政府や現地メディア、旅行会社の関係者らと交流でき、奈良の観光資源を十分にアピールできたと思う。奈良には中国にもう残っていないような経典が保存されている。そうした伝来文化に触れることで、中国の観光客の方々が日本に親近感を持ってもらえればと思う。

――中国向けのツアーの現状は。
中国のパッケージツアーでは奈良滞在が半日程度と、宿泊の伴わないことが多い。今後、旅行社に新たなパッケージツアーを企画してもらい、ホテルを誘致するなど、観光客がゆっくりできる環境を作っていかなければならない。江蘇省揚州市は奈良で没した鑑真の生まれ故郷。鑑真の縁を大切にし、今後も観光と文化を軸に交流を続けていきたい。

――今後の意気込みをお話ください。
2010年は上海で万国博覧会が開催され、奈良で平城京遷都1300周年の記念事業が行われる記念すべき年。未来志向の万博に対し、過去を振り返る意味で奈良をアピールしていきたい。
情報提供: Whenever CHINA 08年2月号
2008/02/26 更新
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