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「これからの貢献を人類に向けて」2期の県政の集大成に向けラストスパート

潮谷義子・熊本県知事は任期満了に伴い今年4月の引退を表明。しかし、「障がい者」支援に注ぐ情熱とエネルギーは、引き続きボランティアや環境保護の活動を通して体現されていくはずだ。知事が使う名刺には印刷とともに点字が組み込まれている。スペシャルオリンピックス熊本の開催(2006年)など多くの実績を踏まえ、「人間」をコンセプトとしたライフワークへの挑戦が今後も続く。

さる1月9日から15日にかけて上海市内の久光百貨店で開幕した「九州食品フェアin上海」(九州貿易振興協議会主催)の模様。九州・沖縄8県に山口県を加えた合計9県から51企業・団体が出展。各県を代表する食品156品目の試食試飲・即売会が行われた
「九州」ブランドの「宣伝大使」
1月9日上海の久光百貨店で開催された「九州食品フェアin上海」の開幕式に臨んだ潮谷義子・熊本県知事は開口一番、「上海と九州は指呼の間、九州から上海へは、東京に行くよりも近いのです」とアピール、隣町感覚として「九州」ブランドを売り込んだ。
このイベント開催の目的には「九州ブランド」食品の認知度向上と販路拡大、九州全体の観光振興がある。九州地方知事会政策連合の主催によって実現に至り、熊本県が今回の幹事県を担当した。「地域間の連携」「行政と民間のパートナーシップ」を県政運営の指針にもしていた潮谷知事はこの日、県境という枠を超え、九州全体の「宣伝大使」の役を演じたといえる。
「水の都」熊本を誇示
もちろん、熊本県自体の「トップセールス」として郷土自慢も忘れていない。
「豊かな自然に恵まれた農産物、阿蘇山のふもとで湧き上がる水が熊本の魅力。またお米を原料にした焼酎も当県ならではのものです」(同)
熊本県民は農作物の生育から日常水にいたるまで「清水」に浸って暮らしているという。その使用率は85%とも。まさしく「水の都」という呼び名がふさわしい。ちなみに高級ミネラルウォーターに「熊本の水」というブランドもある。
「売り込むこととともに、中国への貢献の道も追求していくことも大事。"安心と安全"な九州ブランドを中国のみなさまに知っていただきたい」(同)
1月9日上海の久光百貨店で開催された「九州食品フェアin上海」の開幕式に臨んだ潮谷義子・熊本県知事は開口一番、「上海と九州は指呼の間、九州から上海へは、東京に行くよりも近いのです」とアピール、隣町感覚として「九州」ブランドを売り込んだ。
このイベント開催の目的には「九州ブランド」食品の認知度向上と販路拡大、九州全体の観光振興がある。九州地方知事会政策連合の主催によって実現に至り、熊本県が今回の幹事県を担当した。「地域間の連携」「行政と民間のパートナーシップ」を県政運営の指針にもしていた潮谷知事はこの日、県境という枠を超え、九州全体の「宣伝大使」の役を演じたといえる。
「水の都」熊本を誇示
もちろん、熊本県自体の「トップセールス」として郷土自慢も忘れていない。
「豊かな自然に恵まれた農産物、阿蘇山のふもとで湧き上がる水が熊本の魅力。またお米を原料にした焼酎も当県ならではのものです」(同)
熊本県民は農作物の生育から日常水にいたるまで「清水」に浸って暮らしているという。その使用率は85%とも。まさしく「水の都」という呼び名がふさわしい。ちなみに高級ミネラルウォーターに「熊本の水」というブランドもある。
「売り込むこととともに、中国への貢献の道も追求していくことも大事。"安心と安全"な九州ブランドを中国のみなさまに知っていただきたい」(同)
障がいの有無、差別を超えて
潮谷知事が日ごろの行動理念としているのは「人間と人間」という対等なコミュニケーションの大切さである。「老若男女、障がいの有無、国籍」といった差別を超えた環境づくり――その取り組みは、2005年の全国ボランティアフェスティバルや、その翌年のスペシャルオリンピックス熊本大会の開催といった形でひとつの結実を見た。県自体の対外イメージ向上にも一役買ったといえ、今年8月の北京オリンピックに参加するドイツ水泳ナショナルチームは、熊本市で直前合宿をすることを明らかにしている。
人類への貢献
潮谷知事は北京五輪、上海万博の開催を待たず、任期満了で知事の座を退くことを表明した。これに伴う知事選にはすでに5名が立候補するなど(1月末時点)、激戦が早くも予想される。しかし、潮谷知事が敷いた「人間重視」という県政のレール、コンセプトは今後も引き継がれていくに違いない。「これからの貢献を人類に向けて」――潮谷知事は力強く語る。
潮谷知事が日ごろの行動理念としているのは「人間と人間」という対等なコミュニケーションの大切さである。「老若男女、障がいの有無、国籍」といった差別を超えた環境づくり――その取り組みは、2005年の全国ボランティアフェスティバルや、その翌年のスペシャルオリンピックス熊本大会の開催といった形でひとつの結実を見た。県自体の対外イメージ向上にも一役買ったといえ、今年8月の北京オリンピックに参加するドイツ水泳ナショナルチームは、熊本市で直前合宿をすることを明らかにしている。
人類への貢献
潮谷知事は北京五輪、上海万博の開催を待たず、任期満了で知事の座を退くことを表明した。これに伴う知事選にはすでに5名が立候補するなど(1月末時点)、激戦が早くも予想される。しかし、潮谷知事が敷いた「人間重視」という県政のレール、コンセプトは今後も引き継がれていくに違いない。「これからの貢献を人類に向けて」――潮谷知事は力強く語る。
情報提供: BiZpresso Vol.38 2月5日発行、Whenever CHINA 08年3月号
2008/03/14 更新
潮谷義子(しおたに・よしこ) 熊本県知事
佐賀県出身。日本社会事業大学社会福祉学部卒。佐賀県、大分県での社会福祉主事、熊本県の慈愛園乳児ホームの園長などの職を経て、1999年、福島譲二知事(当時)により副知事に抜擢、民間登用の女性副知事として注目を浴びる。2000年に知事就任、現在2期目。
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