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飲食関連コラム第五回:飲食店成功組と失敗組の差異
これまで飲食店の成功事例を挙げてきましたが、今回は飲食店の失敗事例を取り入れながら、飲食店経営で押さえて欲しい重要なポイントをご紹介します。

一般的には飲食店は顧客に対して1、料理 2、サービス 3、空間を提供する場所であると考えられています。これら3つの基本項目が確立されていることは当然必要であるものの、それらと顧客を結びつける中国市場に合ったマーケティング戦略を構築する必要があります。また、中国市場でビジネスを行う上で、中国独特のリスクを考慮することも重要になってきます。
そこで、ここ中国において日本人経営による飲食店の開業前、そして開業後に陥った落とし穴を通じて、過去の失敗例の共通点を挙げてみます。

マーケティング
(1)市場調査・店舗コンセプト構築
市場調査や分析の欠如
中国人、文化、習慣の理解不足
顧客ターゲットの明確化が出来ていない
消費者ニーズやトレンドを掴みきれていない
商品やサービスの特徴と他社との差別化が弱く、ブランド力が低い
(2)立地選定
ターゲットとする顧客と立地エリアや場所が合っていない
高い家賃に合う売上計画(ポジショニング、価格設定)を立てていない
(3)集客プロモーション
ターゲット顧客に合った販促方法を取っていない
会社内部管理(スタッフの現地化)
幹部を日本人で固め、日本人だけですべての事項を決定しようとする
中国側のスタッフに決定事項に関して権限を与えない
本社への報告と決済を必要とし、決定に時間が掛かり過ぎる

中国リスクの理解
(1)店舗開業前
内装工事のトラブル
不動産物件の選定と契約トラブル
営業許可申請と役所(公安、消防局、衛生局)とのやり取り
(2)店舗開業後
中国での家賃、人件費、食材コストの高騰による利益圧迫
従業員による不正
人材の流出
料理のバラツキ(味・量・盛り付け)
政府の新開発プロジェクトによるテナントの強制立ち退き
役所(公安、消防局、衛生局)からの抜き打ちチェックとその対応
開業前の事業計画の甘さによる運転資金不足
情報提供: Joint B&K
2008/03/07 更新
筆者:樽家邦興(Kunioki Taruya)
1975年2月生まれ。米国ウィスコンシン州立大学(マジソン)電子工学部を卒業後、アメリカ、中国など海外での豊富な業務経験を持つ。飲食店・食品メーカーの経営コンサルティング業、サービス業界に特化した人材紹介業を行う総合サービス企業Joint B&K(上海皆信商務咨詢有限公司) CEO。また、財団法人OVTA 国際アドバイザー(飲食店・食品専門)も務める。

Joint B&K(上海皆信商務咨詢有限公司)
[住所] 〒200040 上海市南京西路1486号東海広場3-315号
[電話] 021-6289-2774
[URL] http://jiexin-hr.com/corp.html / [E-mail] kuni@joint-bk.com
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