中国業界人記事
谷歌(中国Google:http://www.google.cn/)が(筆者にとって)予想外の動きに出た。日本、アメリカ以外のGoogleを見ていないので、Googleが世界でどのように展開しているのかという事を正確には分からないのだけれども、日米を比較してみる限りでは、ほぼ同じサービス、フィロソフィーを横展開していると思っている。
これまでは中国Googleも米国Googleと同じようなインターフェースサービスでの展開だったのが、ここ数日の間にインターフェースに変化が出た。見た目としては、検索窓の下部にサービスメニューが追加された事が大きな変化となっているが、細かくサービスを見てみると中国独自サービスとなっているものがある。
7つのサービスメニューとなっていて、それぞれ、视频(動画検索)、图片(画像検索)、资讯(ニュース検索)、地图(地図検索)、博客搜索(ブログ検索)、热榜(人気ランキング)、网站导航(ディレクトリ検索)となっている。
日本に有り中国に無いサービスが、视频(動画検索)、热榜(人気ランキング)で、似たようなサービスではあるが若干異なるのが网站导航(ディレクトリ検索)である。これらの出現はちょっとした驚きだと思う。
なぜならば、それぞれのサービスはGoogleが独自に考え出したサービスというよりは、明らかに、百度(Baidu.com)への対抗として開設されたサービスだと思われからだ。独自路線、オリジナリティを追求する(少なくとも筆者はそう思っている)Googleが他社のサービスを意識して事業展開するというのは非常に驚きである。
7つのサービスメニューとなっていて、それぞれ、视频(動画検索)、图片(画像検索)、资讯(ニュース検索)、地图(地図検索)、博客搜索(ブログ検索)、热榜(人気ランキング)、网站导航(ディレクトリ検索)となっている。
日本に有り中国に無いサービスが、视频(動画検索)、热榜(人気ランキング)で、似たようなサービスではあるが若干異なるのが网站导航(ディレクトリ検索)である。これらの出現はちょっとした驚きだと思う。
なぜならば、それぞれのサービスはGoogleが独自に考え出したサービスというよりは、明らかに、百度(Baidu.com)への対抗として開設されたサービスだと思われからだ。独自路線、オリジナリティを追求する(少なくとも筆者はそう思っている)Googleが他社のサービスを意識して事業展開するというのは非常に驚きである。
ここから学べる事は二つ。
(1)中国ビジネスで勝つ為には、強い商品を持っていたとしても、中国に合わせたサービス展開をする事も時には必要だという事
(2)どのような形であれ、中国インターネットマーケットで勝つ事は非常に重要であるという事
当然と言えば、当然なのかも知れないが、中国のインターネットマーケットで勝つという事はGoogleでも容易な事ではないという事なのだろう。また、インターネットに関わるビジネスで中国を外すというのは有り得ない事なのだろう。
ちなみに、もし、筆者が百度(Baidu)のサービスを真似るとすれば、音乐(音楽検索)か视频(動画検索)、掲示板だと思う。但し、音乐(音楽検索)は著作権問題に関して、黒に近いグレーなサービスであるが、動画は白に近いグレーなサービスとしてトラフィックを立てる事が出来るので、動画の方が優先されるべきだろうと思う。次週、メニューの詳細やサービス内容について解説します。
以前のコラム
週刊!中国ネットビジネスコラム 第十三回:無料で読むオンライン小説
(1)中国ビジネスで勝つ為には、強い商品を持っていたとしても、中国に合わせたサービス展開をする事も時には必要だという事
(2)どのような形であれ、中国インターネットマーケットで勝つ事は非常に重要であるという事
当然と言えば、当然なのかも知れないが、中国のインターネットマーケットで勝つという事はGoogleでも容易な事ではないという事なのだろう。また、インターネットに関わるビジネスで中国を外すというのは有り得ない事なのだろう。
ちなみに、もし、筆者が百度(Baidu)のサービスを真似るとすれば、音乐(音楽検索)か视频(動画検索)、掲示板だと思う。但し、音乐(音楽検索)は著作権問題に関して、黒に近いグレーなサービスであるが、動画は白に近いグレーなサービスとしてトラフィックを立てる事が出来るので、動画の方が優先されるべきだろうと思う。次週、メニューの詳細やサービス内容について解説します。
以前のコラム
週刊!中国ネットビジネスコラム 第十三回:無料で読むオンライン小説
情報提供:
網紀信息技術(上海)有限公司

2008/01/04 更新

筆者:汪安迪(Andy Wang)
網紀信息技術(上海)有限公司(日本名:ワンジーテクノロジーズ(上海)有限公司)
[住所] 〒200040 上海市静安区北京西路1701号 静安中華大厦1109-1110室
[電話] +86-21-6288-4132 / [FAX] +86-21-6288-4133
[URL] http://www.natec.cn / [E-mail] info@natec.cn
1976年1月生まれ。東京工業大学卒業。
2000年5月〜2001年6月:モバイル系学生ベンチャー企業社員
2001年7月〜2004年12月:株式社ウェブクルー(マザーズ:8767)社員
2005年1月〜:網紀信息技術(上海)有限公司 総裁
2000年5月〜2001年6月:モバイル系学生ベンチャー企業社員
2001年7月〜2004年12月:株式社ウェブクルー(マザーズ:8767)社員
2005年1月〜:網紀信息技術(上海)有限公司 総裁
網紀信息技術(上海)有限公司(日本名:ワンジーテクノロジーズ(上海)有限公司)
[住所] 〒200040 上海市静安区北京西路1701号 静安中華大厦1109-1110室
[電話] +86-21-6288-4132 / [FAX] +86-21-6288-4133
[URL] http://www.natec.cn / [E-mail] info@natec.cn
中国業界人記事 一覧